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深夜の定食屋は1人同士が空間を味わっている

最寄駅から徒歩1分の場所に、やよい軒がある。
白米はおかわり自由という最強の定食屋さん。学生時代にお世話になった運動部も多いだろう。

僕が大阪市内のこの街に越してきて、最寄駅の近くのやよい軒、牛丼屋さん、そしてこのnoteを綴っているマクドナルドにはとてもとても思い入れがある。

このマック(関西ではマクドナルドのことを「マクド」と呼ぶ。朝マックはそのまま「朝マック」なのに不思議なものだーー)に入る前に、やよい軒で晩ご飯を食べた。

今日は土曜日。夕方に昼寝をしてしまって、変な時間に起きた。起きたらお腹が空いており、23時を過ぎた頃に散歩も兼ねてやよい軒へ足を運んだのだ。

平日の夜はサラリーマンや学生らしき人などで賑わう市内のやよい軒だけれど、22時を過ぎたあたりから人の層が変わり、属性不明のような人たちがひっそりとご飯を食べるために足を運ぶ場所になる。

僕はこの夜の定食屋さんが好きで、ご飯を食べている人たちが基本的に無言になって1人の時間と共に味わっているような気がするから。

ビールを飲みながら物思いにふけるおじさんがいたり、僕のように1人で動画を見ながらご飯を食べている若者がいたり。

ご飯を食べ終わった後に、すぐに席を立つ人が少ないというのも、なんかいい。
みな、暖かい場所を求めていて、1人の時間を味わっている。
誰かと会話をするわけではないのだけれど、その空間が心地よい。


冬になると、どこかセンチメンタルな気分になるのだろうか。

去年の12月に書いた記事も、深夜のファミレスでこんなブログを綴っていたのだ。
都会はいい。隠れ家がたくさんある。大阪市内では深夜のファミレスやカフェというのは、人間模様が浮き彫りになって面白い。

そして「え、こんな美人が1人でどうして?」と思わされるような憂いを帯びた美人が1人でふらりとコーヒーを飲んでいたりするのも不思議なものだ。

冬の都会の街並みは、1人ぼっちの人に色々なことを感じさせてくれる。

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