最後の晩餐は一度食べたことがあるものがいい

今日は124年ぶりの2月2日の節分。特に節分に思い入れがあるわけではないのだが、夕食として1200円のうにを購入した。うには回転寿司くらいでしか食べたことがなく、大量のうにを一度に食べるのは初めての経験だった。うに100gの相場がいくらかはわからないが小市民にとって一品1000円越えはかなりの奮発だ。回転寿司の100円のうにがあれだけ美味しいのだから1000円のうにはどれだけ美味しいのかと期待して食べてみた。・・・思ったほど美味しくなかった。塩味が強すぎるのか、しょっぱすぎてそれほど美味しくない。うにとしては1200円程度は安すぎたからなのか、もっと高いうにはちゃんと美味しいと思えるのかもしれない。

値段と味の相関って必ずしも比例するわけではなくて、一貫1000円の寿司が一貫100円の10倍美味しいかと言うとそんなことはありえない。美味しさという曖昧なものを正確に定量化することはできないが、せいぜい2〜3倍程度の美味しさしかない。

そもそも食事の値段の違いは食材の値段の違いとイコールではない。自販機で買った160円のコーラはスーパーで買った80円のコーラの2倍美味しいかというと違う。全く同じ味のはずだ。食べ物の値段には食材の原価の他に人件費やら何やら様々な費用が重なってくる。だから値段と美味しさが必ずしも比例するわけではないのだ。

タイトル回収になるのだが、美味しそうなものは実際に食べてみないと本当に美味しいかどうかわからない。今日のうにのように食べてみたらそんなに美味しくないということもままある。最後の晩餐として今まで食べたことのない高いものを食べてみたら思ったより美味しくなくて後悔する、なんてことになるかもしれない。

最後の晩餐には食べ慣れたものを選ぶのが後悔がなくていいかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?