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【3月議会】一般質問と議案&予算審議

3月議会では、私にとって4回目となる一般質問と各種審議がありました。

特に来年度予算の審議は初めてとなります。
今回は一般会計が約336億円であり、特別会計・企業会計との総額で約523億2,249万円の予算となりました。

これらの審議内容などを、まとめたいと思います。


一般質問に関して

今回は今年度に質問をしたことに対する、進捗・成果の確認と、また新なるご提案をしました。その概要を抜粋して、お伝えします。

フリースクールへの補助

最初の議会から「要保護・準用保護の世帯のフリースクール通所に関する補助」の提案をしていました。その後の進捗を伺い、来年度に実施する方向であることが確認できました。大きな一歩を考えます。

生活保護の世帯においては、本補助が収入加算されないことや、実際の運用に関しても様々な想定・配慮をしていることが確認ができ、安心できました。

6月議会の内容はこちらから確認いただけます。

多胎児の保育園入園の利用調整基準

こちらも6月議会に質問した件であり、双子など多胎児の保育園入園が大変である事例があることに対してのお願いでした。

実際に来年度の入園に向けて、秋から対応が変更していただいていました。議場でも改めて確認でき、また今後もより良い形を模索・検討いただくようお願いを申し上げました。

いじめSOS

日進市の小中学生が1人1台持っているタブレットでは、いじめSOSというアプリがあり、そこからSOSを通報できます。昨年度の途中に実装されたものですが、今年度の実情を確認しました。
しっかりと使用されていることが分かり、多様な相談機会の確保の重要性を認識しました。また、家庭でのDV・ネグレクトなどもタブレットなどを通じて相談できるようお願いをしました。(家庭のことを、家庭から電話で相談するのは難しいためです)

認知症の方を対象とした見守りサービス

こちらは私の政策の中で「認知症・高齢者の方の見守りキーホルダー」を取り上げていたため、それに関する質問です。私が想定していたものとは別で、日進市では取り組んでいるものがあります。

例えば、GPSを活用した「日進市認知症高齢者等位置情報提供サービス」であったり、行方不明になった際に地域の有志の方にメール配信する「認知症やさしい手ネット」などがあります。
また、今年に入ってから「みまもりシールにっしん」という認知症の方の持ち物にシールを貼ることで、行方不明時に警察・消防・病院などでの身元特定を早くする取り組みも始まりました。

様々な取り組みがあることから、私の政策は既に別の形で実現済みであったと確認できました。

金融機関への振込手数料

今まで公金の振込手数料は0円でしたが、2024年10月より発生することになります。それに向けた対策や工夫をお伺いしました。
課を超えて振込をまとめて回数を減らすことや、そのための仕組み導入など複数の対策があることを確認できました。

下水道と震災

能登半島地震では下水道復旧が大きな課題の1つです。日進市における耐震性の確認や、液状化への対策を伺いました。
また、未来を見据えた安心安全な下水道施設の維持管理のため、料金適正化をお願いしました。

スタートアップ連携のための「STATION Ai」

名古屋でスタートアップの支援をする日本最大規模の施設が開業するにあたり、日進市も積極的に関わることで、社会課題を解決する事業をいち早く取り入れたり、企業誘致などにつながると考えています。
これに関して12月議会でお伺いしたのですが、来年度に施設内にデスクを確保することになったと答弁がありました。

「新株予約権」の発行

実証実験の多い日進市ですが、それは市の負担を最小限に新事業を導入できることや、早くに市民の皆さんに便利なサービスを体験いただけること、また日本社会に事例を作れることで、大きな意味を持ちます。

しかし、その企業がより成長していく中で、日進市はその成長の恩恵を受けるのは難しいと考えます。よって、実証実験の際に新株予約権の発行を受けることなどもできれば、より積極的な実験に取り組め、またそこでの利益が市民の皆さんに還元されるのではないかと考え、提案しました。

ネーミングライツの導入

香久山の歩道橋

周辺市町でも実施されている、歩道橋などに企業名をつけるというネーミングライツ。その代わりに企業からの収入が市に入ります。
日進市もぜひとも取り組み、税外収入を増やしていただきたいとお願いを申し上げました。

議案審議に関して

約30議案ありましたが、中心は「令和6年度予算」です。

歳入は昨年度から比較をし、増減の理由を確認します。
たばこ税は増加で喫煙者が減っていないことや、軽自動車税は減少で諸問題で出荷が減っていることが理由です。まさに社会情勢の影響を直に受けます。

歳出も用途や増減の理由を確認して進めます。私の質問には納得のいく回答をいただき、当然のことではありますが、理由や裏付けがあっての予算編成と確認できました。
ここ数年は市債の発行が少なく、県内でも低いです。その分を今期に起こすので、予算も過去最大規模となっています。

他にも「日進市職員の週休3日制」を可能とする条例改正があり、こちらはメディアでも注目され、TV放映されるなどしました。反対の議員もいましたが、私は賛成しました。

まとめ

当庁した際に押す「議員の出退表」

私が市議会議員になってから、これで通年の議会を一通り経験させていただきました。その中で市職員の皆様のご尽力もあり、実現に繋がった事例も複数あり、大きなやり甲斐を感じています。

また、私の政策ではあったものの、別の形で既に取り組まれていることもあると分かり、私の出番なく政策達成であるものもあります。(この点は、立候補前からより勉強しておくべきだったと反省もしています)

市民の皆様のお声を聞きながら、より良い日進市・社会になるように引き続き、頑張っていきます。
引き続き、見守っていただけますと幸いです。

※本記事の画像は吉野撮影または著作権フリーの画像を利用しています。