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なぜ多様な経験が大事なのか腹落ちした

「多様な経験は大事だと思いますか?」

そう聞かれたら、多くの人が「イエス」と答えるかと思います。私自身も多様な経験は大事だと思って生きてきました。ただ、改めて「なぜ多様な経験が大事なのか?」と問われると、どのように答えるか考えてしまいます。

今回は自分なりになぜ多様な経験が大事なのか腹落ちしたのでそのことについて記していきます。

私たちは常に推論している

私が多様な経験が大事だと腹落ちしたのは、私たちは常に推論をしながら日々を生きているということを認識したからです。推論とは、ある事実をもとにして、未知の事柄をおしはかっているということです。例えば、初対面の人に会ったとき、相手のビジュアルや話している様子から、自分の中にある経験データベースから「あの人に似てる」と私たちは感じたりします。これがまさに推論をしている状態です。もっと身近な例で言えば、ペットボトルのフタを押したり引いたりせずに、回して開けることができるのも、推論が働いているからです。つまり、多様な経験がある人ほど、推論の精度も高まっていくのです。なので、人生において多様な経験が大事なんだと腹落ちしました。

歳を重ねるごとに多様な経験はしづらくなる

多様な経験が大事なのがわかったところで忘れてはいけないポイントがあります。それは、年齢を重ねるごとに推論の精度が上がっていってしまうということです。年齢を重ねると必然として、経験することも増えていきます。
経験が増えるということは、もちろん推論の精度も上がり、喜ばしいことのように思えます。しかし、推論の精度が上がると、自分にブレーキをかけることにもなりかねないのです。「今から起業はリスクがあるからやめておこう」「前回、ミスしたから今回の提案は無理せずいこう」といった具合に。推論が良い意味でも悪い意味でもブレーキの役割を担うことになるのです。なので、若気の至りとはよく言ったもので怖いもの知らず(経験不足)だから推論が働かずに挑戦できてしまうこともあるのです。私自身、振り返ってみると、23歳のとき、裸一貫で起業しましたが、若気の至り以外の何者でもありませんw

最近は、すぐに、やる意味ばかりを求めてしまいがちな自分は、多様な経験を増やすということに重心を置いてもいいのではと思った今日この頃です。



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