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”行動する”のその先へ

昨年の12月9日、ゆとり会という会を開いた。私の人生にとっては大きなポイントになり、その前後のいろんな出来事も含めると私がやっぱりやりたいことは子ども向けのワークショップだな、と思った。これは、2023年4月の第3回幻冬舎大学を聞いたあとにも思ったことだし、2022年8月に受けた自問自答ファッション講座であきやさんがつけてくれたコンセプトだし、ちょっと形は変われど15歳のときから就活前までずっと追いつづけていた夢である。つまり私は人生の半分以上をワークショップの先生がしたいな~と思いながら過ごしていたようだ。(書きながら他人事のようにすごい!と思った。笑)大学のときやいまの職場で依頼されることもあり、やったことがないけどやりたいという状況ではなかった。ただ、人から依頼されたものにはいろんな縛りがもちろんあって、ごりごりに自分を出したワークショップは、卒論を書くために開かせてもらった1度きりだと思う。(ちなみにこのワークショップを開いたこと自体コンセプトをつけてもらったときは忘れていて、そのあと思い出すというゆるさです)

そんな私は"2024年にやりたい10のこと"のひとつに、子ども向けのワークショップを開く を掲げた。そして日時も決めて、募集もした。次の日になかまちさんが参加したいですと言ってくれた。比喩じゃなくて本当にうれしくて涙がでた。そのあとユキノコさんとつきさんからも参加したい!とご連絡をいただいた。何人にも言ってもらえるなんて夢のようだ・・・と思った。

なのに、私はなかなかやる気がでなかった。言い訳をすれば、1月2月で私の営業日は42日あって、そのうち25日は出張に出ていて、飛行機2往復新幹線3往復する日々だった。しかし、忙しいなんて言い訳だよ!土日に遊んでたよ!と言われればそのとおりである。1月も2月も(3月も!)ほとんどの土日を遊んで過ごしていた。遊ばない土日は走っていた。出張が終われば・・・とずるずる引っ張り、出張が終わると、マラソンが終われば・・・とずるずる引っ張っていた。ゆとり会のときは自分のやる気の出なさや力で捻じ伏せた計画を笑う余裕があったけど、今回はなかった。ゆとり会はあきやさんが開けと言ったので開いた(意訳)からやる気がでなくても仕方がないと心の中で思っていたけど、ワークショップは自分のやりたいことで開こうとしているはずなのにやる気がでない自分が怖かった。なにも進めてないのにのんきにつぶやいてたら誰かに非難されそうでだんだんXもnoteも書けなくなった。(この”誰か”はいつも心の中にいる私なのもいい加減わかっているのにそれでも際限なく非難してきた。さぼってるんだから仕方ない)

そして、もうひとつ、恐怖があった。それは、今回ワークショップを開いて「やっぱちがうかも・・・」と思ったら、私はどこへ向かえばいいのだろう?私のやりたいことっていつ見つかるのだろう?という恐怖である。これだけ準備したくないんだから、やりたいことなわけがない。ということは、また0から探さないといけない。魂が知らない世界で輝き出してるって自分でnoteに書いたけど、私の魂どこ行ってるのー!!!!!とパニックだった。私は一生こうやって自分探しをしているのか?私がやりたいことなんてあるのか?やっぱり本当は一生昼寝してたい人生なんじゃ?とか延々と頭の中の声が鳴りやまなかった。

めそめそしながら、いつもの如くぎりぎりに準備をはじめ、本当にぎりぎりまで準備をしていた。(これは理想が高すぎて自分に厳しいとかではなく、開催日当日の今日は5時起きで、午前中いっぱい準備をしていた)自分の成長のなさにがっかりした。準備は無事終えられたけど、このワークショップが終わったら、また0からやらなくちゃ、とある意味覚悟を持って、子どもたちが来るのを待った。

3人の子どもたちは、皆かわいくて素直でとても楽しんでくれた。3人と一緒に撮ってもらった写真は一生の宝物にする。ワークショップの時間はあっという間で、一瞬で過ぎ去り、3家族を見送った。

脳みそがものすごく疲れた。この疲れはゆとり会以来だ。たぶん仕事では良くも悪くも慣れていてもうこういう疲労は感じられないだろうと思った。そして、自分の心を見つめた。始まる前の自分が思い描いていた感情とはちがった。

楽しかったな、またやりたいなあ
と思った。それは、準備不足だ!後悔してる!リベンジさせてくれ!というネガティブなものではなく、めーっちゃ楽しかった!最高!これが私のコンセプト!というドーパミンだばだばな高揚感でもなく、なんていうかじんわり暖かく思った。それは、3人が「楽しかった」とか「またやりたい!」とか言ってくれたことももちろんあるんだけど、そういう他者から良い評価をもらえたからやりたい!という欲求ではなくて、私のやりたいことなんだね と俯瞰して自分にハグしたくなる気持ちだった。(ちなみにゆとり会のときは達成感がすごかったけど、またやりたいとは思わなかった)

こういう気持ちになったのは生まれて初めてだった。いつも何事も、悔しさや怒りか、承認欲求からくる一時的なモチベーションの高まりしか動機にならなかった私には感じたことのない気持ちだった。

私は、今度こそ、この気持ちを大切にしていきたい。

このワークショップを開くまでの葛藤で、いくつかすでに気づいたこともある。もう”ただ行動する”だけでは、私の天井は見えてきてしまっている。”ただ行動する”だけなら、大したハードルもなく出来てしまうのだ。(それはそれで恐ろしい話だ。半年前の私はゆとり会を開くことにびびっていたのだから)息を吸うようにできることをやっていくことは素晴らしいことわかったけど、私はもう一歩先に進んでみたい。別の世界を見てみたいそう思うようになった。

じゃあ、もう一歩先はどっちなんだろう?と考えると、やっぱり計画することだと思う。それは、計画できる人が"上"だと思っているわけではなくて、もっと早くからもっとじっくり取り組んでいたら、もっと精神状態良く、もっといいものができると心の底から理解したからである。別にワークショップを開くときだけじゃなくて、制服づくりも旅行も私にはもっとよくできると思う。もうこれは確信に近い。その計画のために私に必要なこと。それは、まず妄想をすること。想像することが苦手だと言いつづけているけど、いくつか私なりの方法は思いついている。

まずは妄想する材料を集めるために行動すること。実は今回のもうひとりのスペシャルサンクスがささめさんで、ささめさんからあるお誘いを受けて先週ワークショップのヒントになるイベントを見学させてもらった。それまでどう足掻いても思い浮かばなかったアイデアが、イベントを見学しているあいだに次から次へと湧いた。妄想するためには行動することが有効であることを知った。
そして計画を立てたときに楽しみに思った気持ちを維持するために妄想をする。そのためにはぼーっと妄想をする時間が大切で、妄想をして楽しみに思った気持ちを定期的に発信することでその気持ちを維持できるのではないかな?と思っている。(たぶんこれがあきやさんはめちゃくちゃ上手なのだと思う。さすが妄想のひと!)
あとはやりたくないと思っても、自分に対して怒ったり圧力をかけて無理に行動させようとしないで、どうしてやりたくないのか優しい気持ちで接してあげられる自分を出せるようになりたい。このあたりは最近コーピングの本を読んで勉強している。(たぶん、これは私にとってはかなり有効的な気がする。コーピングについては別途まとめたい。自問自答もコーピングの一環なんだと思う)

心の中が怒涛の3か月でした。3か月なにも出来てない気がしていたけど、たくさん仕事をして(想定以上の成果もでた!)フルマラソン走って毎週楽しく遊んで、念願の子ども向けのワークショップを開いて、あなたの3か月はすばらしいものだったよ、と伝えてあげたい。さあ、次の3か月もすばらしいものにしよう。


では、最後に自問自答ガールズらしくファッションについて書く。

ワンピース:yee
靴:ニューバランス(FreshFoamX1080)
バレッタ:NOBUKOFU
ピアス:pattarie
ネックレス:Cartier
リング:CHANEL/mmm jewelry
yeeのワンピースを展示会で着させてもらったときに、これはワークショップしてるひと!!!となり、その時点でこの服を着ることを決めていた(いつも制服だけはしっかり計画的に決められるひと)靴をこの日までに探すのもいいかな?と思っていたんだけど見つけられず、あとただいま絶賛かかと負傷中のためふかふかスニーカーでした。ワークショップをイメージすると指はそんなに盛りたくないので、ココクラッシュとダイヤのD ringとフェアリーサークルリングのみ。爪もなにも塗らず短め。これは私の主義なのかも。

自問自答ファッションの観点から考えると、私のコンセプトはワークショップの先生じゃないなと思う。なぜなら、今日のファッションが私のすべてになっていいのか?というとちょっと違う。こういう日もありだけど、そうじゃない日もほしい。大コンセプト(感覚ではだいぶ分かってるけど言語化できてない)があって、小コンセプトごとに制服①②③があって、そのうちのひとつが今日着た制服というイメージ。だから、ワークショップはやりたいなと思うけど、大コンセプトではないなと思うので、大コンセプトの言語化をしていきたい。ワークショップ以外にもやりたいこともいろいろあるのでうまく形にしていきたいなと思う。



小学1年生のとき、1年生のお世話をしてくれる6年生にコユキちゃんという子がいた。コユキちゃんは、かわいくておしゃれでにこにこで話しかけてくれた。(しかも名前までかわいい!)私の生まれて初めての”なりたい”はコユキちゃんだったんだと思う。私は今日あの子たちのコユキちゃんになれただろうか。最高の制服を身に付けた私は、たぶんコユキちゃんになれたに違いない。そう確信して、今夜は眠りにつこうと思う。

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