期待するから裏切られる話

いつからかあまり怒らなくなったり、落ち込まなくなりました。

決してポジティブな話ではなく。熱が無くなったともいえます。

ある時ふと思ったんです。
結局、期待するとハードルが上がるので、それがそうならなかった時の落ち幅が大きいので辛い思いをするんじゃないかと。

だったら、「期待しなければいいのでは?」とか思ってしまったのです。

上司や同僚が全然仕事しなくてイライラする気持ちも、「一生懸命働いて当然」とか思ってしまっているからだと思うんです。

そもそも「この人たちは働かない人」とか「動きの悪い馬鹿なやつ」くらいに思って
おく方が期待もないので、むしろ「やってくれてありがとう」くらいな気持ちになります。
だって、「そもそもできない」んですから。

これは自分にも言えて、「自分に期待しない」。
そうすればできなくても落ち込まないし、できた時は「あれ、俺って意外とできるやつ?」とか思えるので、気分が良いです。

そんな私ですが、ちょっとせっかちなところがあって、乗りたい電車に乗れないと、すごくイライラします。

そんな私を見た後輩からこんなことを言われました。

「乗りたい電車に乗ろうとがんばるより、その一本遅い電車にそもそも乗るくらいの気持ちでいて、乗れたらラッキー、今日は得した、くらいに思っている方が気分いいですよ」と言わ
れました。

なるほど、意外とこの思考、みんなやってるんですかね。

そう思いながら今日も私は速足で駅へ向かいます。

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