新緑の爽やかさを表現する 撮影・レタッチ法を紹介
こんにちは、Yutoです。
堂々と有名スポットや人が集まる場所に行ける日が戻ってきてほしいなと感じる今日この頃です。
家にいる時間も長くなってきましたが、過去に撮った写真で手付かずの写真を見返すのにはちょうど良い機会になっていますね。
というわけですね、今回は新緑をテーマにした撮影とレタッチのことを記事にしていきます。
新緑といえば桜が散った後の桜の木や、もみじで楽しむことができます。新緑スポットといえばすなわち桜スポットのことであり、紅葉スポットであります。
新緑の魅力はなんといっても世界が緑一色になるということです。
特定の植物に花がつくとか、葉の色が変わるとかではなく、木も草もおおよそ葉っぱであるものはほとんどが緑になります。
今回はこの写真をどうやって撮影したか、どのようにレタッチしたかを紹介します。
このことをキーワードにして本題に入っていきます。
写真のBefore After
最初にBefore Afterを載せておきます。
元写真は結構暗いです。
早朝に手持ちで林の中に来てしまったのでそうなってしまったのですが、理想は三脚や一脚などを使って、もう少し明るめの元データでしておくと良いでしょう。
【ブレないシャッタースピード】
SS(シャッタースピード)は1/焦点距離(この場合であれば1/60秒ぐらい)以上の速さであれば一般的には手持ちでもブレないといわれるものですが、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRは手ぶれ補正がやや弱いので、1/焦点距離×1.5ぐらい欲しいなぁと感じます。
この写真で見せたかったところ
全体としては新緑の爽やかさ、綺麗さを出したかったのですが、細かくわけると以下の通り!
この写真で見せたいところの細かい部分はこの3つ。主題が新緑の綺麗さなので、それをサポートするような感じですね。
撮影の手順
撮影した時の条件
この日の天気はこのようにどん曇りです。曇りの日は晴れの日より光と影の出方が柔らかくでます。葉っぱは太陽光を反射しやすいので、森の中などで緑色をはっきり出したい場合は晴れより曇りの日が適しています。
撮影データ
撮影データ
撮影時間: 2018/5/13 AM5:53
カメラ: Nikon D750
レンズ: AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
SS: 1/100 F: 4.0 ISO感度: 400 焦点距離: 58mm相当
使用したレタッチソフト: Adobe Lightroom Classic
先述しましたが、撮影した時の状況はとても暗い環境下でした。そのためISO感度も少し上げています。絞りを開放しているのは上半分に写っている葉のみにピントを合わせたかったからです。
理想としては最初からもっと明るい写真にしておきたかったですね 笑
【ブレないシャッタースピード】
SS(シャッタースピード)は1/焦点距離(この場合であれば1/60秒ぐらい)以上の速さであれば一般的には手持ちでもブレないといわれるものですが、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRは手ぶれ補正がやや弱いので、1/焦点距離×1.5ぐらい欲しいなぁと感じます。
構図で注意したこと
構図の組み立てのポイントは2つ。
1, 三分割構図で組み立てる
2, 空は入れない
1つ目の三分割構図は構図を組み立てる時の1つのパターンです。
画面を三分割して分割線の場所に被写体を置いたり、エリアを区切って構図を作ると画面がまとまるという方法です。三分割構図は地平線や水平線をどこに配置するかという時などに使えます。
三分割構図以外にも構図のパターンはいくつかあってその一部は
5分でわかる写真の構図10パターン 基礎と実践 - Nippon Photo Net -
僕が運営する別サイトの記事にて紹介しています。
2つ目の空は入れないですが、主に曇りの日など天気が悪い日に使います。曇り空というのは基本的に空が白く、地味な色であるためあまり綺麗な写真になることは少ないです。
例えば新緑と青空は相性が良いですが、新緑と曇り空が一緒に写っている写真はあまり相性は良くないです。被写体同士の相性はその被写体が持つイメージや色によって決められます。
はい、それではここから新緑の緑はどうやってレタッチすれば、見映えよくなるのか。
光や影はどうやってレタッチしているのかなどということを具体的に解説していきます。
レタッチの手順
Adobe Lightroom Classicのみ使う
それでは、実際にこの写真をレタッチしていきます。今回レタッチで使うソフトはAdobe Lightroom Classicです。
Lightroomで写真を読み込み、何もしていない状態の写真がこちらです。
ここから先は
¥ 400
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?