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ビカクシダの葉が邪魔で水やりができないとき

観葉植物が好きで、家にいくつか置いているのだけど、その中のビカクシダという植物が成長して、取り扱いに困っている。ビカクシダの根元にある葉が、鉢に張り付きながら大きく広がり、水をやる隙間がなくなっているのだ。

貯水葉が鉢に張り付いているビカクシダ

いろいろな方がネットに記事を上げてくださっているので、それらを参考にビカクシダの育て方を今さらながら学んだので、そのことについて書く。


ビカクシダ(コウモリラン)の名前の由来

ビカクシダの「ビ」は「麋」と書き、「大鹿」という意味らしい。鹿の角のような葉を伸ばすシダ植物なので、ビカクシダと呼ばれる。

コウモリランという名前の植物もお店で見たことがあって、ビカクシダに似ているなと思っていたが、どうやら同じものらしい。葉の形状は、どちらかというとコウモリより鹿の角に近いし、そもそも「ラン」ではないらしいので、これまで通り僕はビカクシダと呼ぼうと思う。

鉢に張り付いてるのは異常なのか

ビカクシダの葉が鉢に張り付いて水やりが困難になっている。買ったときはもっと小さく、こんな状態ではなかったから、これが通常の状態なのかどうかもわからない。

家にあるビカクシダ

結論から書くと、ビカクシダは鉢植えするとこうなるらしく、特に異常というわけでもないらしい。ビカクシダの葉には、貯水葉(外套葉)と胞子葉の2種類がある。貯水葉というのが根元に張り付くように広がる丸い葉で、胞子葉は大鹿の角のように横に伸びる葉を指す。今回邪魔になっているのは貯水葉のほう。

貯水葉が邪魔なときの水やり

ビカクシダは壁つけで育てているイメージがあったので、「そもそも鉢で育てたのが間違いだったのか?」と不安になったけれど、鉢植えも普通に行われるらしい。そして、鉢植えをすると、そのうち貯水葉が張り付いて水を与える隙間がなくなってしまう。

こういう場合、どうするのかというと、バケツや深めの受け皿に水を貯めて、その中に鉢を浸すようにして水をやるらしい。それしかないだろう、と思っていたが、他の方が書いてらっしゃるのを読んで確信が持てた。

秋冬は土が乾いてから2~3日後に水をやればいいらしい。この状態では土が乾いているのかどうかも判断できないが、これまで特に問題なく成長しているので、水やりも今のペースで大丈夫だろう。

茶色い葉は枯れているのか

ついでに、鉢に張り付いている葉が茶色に変色している件も確認した。枯れているなら、取り除いたほうが良いのだろうか、と思ったからだ。

この貯水葉が茶色になるのも、ビカクシダには普通のことらしい。秋から冬にかけて貯水葉の色が変わり、その後、胞子葉が伸びるというサイクル、とあった。

ただし、角状の胞子葉の一部が茶色になっている箇所もあり、こちらは葉焼けなので、切り取ったほうが良い。葉焼けした部分は再生しないので、カットして新しい葉が出るのを待つ。

植え替えしたほうが良いのか

葉が邪魔で水やりが困難になったので、そろそろ大きな鉢に移すか、と考えていたが、ビカクシダはよほど大きくならない限り植え替えの必要はないらしい。とはいえ、このままだと水やりが面倒なので、複雑な気持ちになる。

植え替えをしようにも、葉が鉢に張り付いているので、早めに手を打たないと鉢から取り出せなくなるのでは、と心配していたが、そういうときは、なんと鉢を割って植物を取り出すらしい。

鉢は割りたくないし、これ以上大きくなると倒れそうなので、板づけに挑戦してみようか、と考えている。木の板に固定して壁に掛けているのをお店でよく見るが、それが最もオーソドックスな育て方だと認識していた。

まとめ

うちにあるビカクシダが異常な状態でないことがわかって安心した。しかし、水やりが面倒なことには変わりはないので、近いうちに板づけの方法を学んで試してみたい。鉢を割らなくても植物を取り出せるうちになんとかしたい。



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