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映画「エイリアン2」をディズニープラスで見ました。明確な主人公がいると見やすいね。


映画「エイリアン2」を1に続き、視聴しました。今回はリプリーが明確な主人公ですね。全然退屈せず楽しんで視聴しました。

リプリーが再び前作でエイリアンがいた惑星にいくわけですが、この導入に行くまでの展開が自然でいいですね。エイリアンに自分が寄生された夢を見ていて、そのトラウマを回復させるために行く。これがこの作品のテーマかと最初は思ったが、別に最後に回復したことを示唆して終わってはいなかったけけれど。
海兵の人たちとリプリーはエイリアンがいた惑星に行く。海兵たちはリプリーと確執を少し見せる。特にそれがドラマになることはなかったけれど、「何かあるかな」という期待感を持ってしまう。あと、乗務員にロボットもいて、過去からリプリーはロボットを嫌っている。
「リプリーがどうなるのかな?」ということを中心に見ているので、リプリーと他との対立がわかりやすくて、とても見やすい。海兵たちの描写はそれほど掘り下げているわけではないが、一部の人の人間性が立っている。脇役のキャラクター作りの勉強になるのではないでしょうか?

宇宙船からシャトルで惑星に降りて探索。前作と違って、具体的な困難さが自明なので、期待感や緊張感を持てる。惑星降下からラストまでずっと期待感がある。
演出というか、見せ方も恐怖を煽る形だ。突然エイリアンが出てくるのでなく、出てくる予感をさせながら出てくる。エイリアンが潜んでいる場所は、核施設? らしく銃器が使えない(禁止されているのに使おうとする海兵はいる)。エイリアンだけでなく、そ以外にも危機を作り多重的な構造になっている。その脚本の作り方も素晴らしい。そして、前作より具体的にエイリアンの姿が見えるのも良い、前回は一匹だったけど今回は多数だ。物量の迫力という点でも良いね。やっぱり、そんなにエイリアンは動いてなかった気がするけれど、前作よりは動いている(最後の場面ではめちゃくちゃ動いているけれど)。

探索施設からの脱出。いったん惑星から脱出し、宇宙船から核でエイリアンがいた施設を爆破しようとするも、エイリアンに襲われてシャトルが爆破される。
建物に立て篭って救出を待とうとするが、近くの施設で核爆発が行われることが発覚。いったん外に出て、通信設備があるところに行って宇宙船からもう一度台のシャトルを呼ぶことに(ロボットがいく)。
ここからはリプリーたちを襲うエイリアンたちの構図。物語途中で惑星の唯一の生き残りの少女を助けたのだが、この少女がエイリアンからの逃走を困難にさせているので物語上のアクセントになっていてより緊張感が高まって良い。
エイリアンへの恐怖でおかしくなりそうな海兵たち、リプリーと海兵のリーダーとのちょっとした交流、どうしてもエイリアンを持ち帰りたいこの惑星探索を計画した会社の人など、エイリアンとの闘争以外にも、人間側の確執や交流、恐怖の過程などが描かれていて、人間性もより際立ち、リプリー以外の人間にもより興味が湧く。海兵たちエイリアンとの逃走で散っていくのだが、きちんと人間を描いていたのでその場面がドラマとして成立している。会社の人もエイリアンに殺されて、少し「ざまみろ」と思ってしまう。見ていて、興奮する要素をうまく物語に取り入れていて素晴らしい。


困難を超えて、どうにか脱出したリプリーと海兵隊のリーダー。リプリーは逃走中に離れてしまった少女を助けに戻る。そこで、エイリアンの卵を産む女王蜂的存在と戦って、倒して物語締めとしても良い。そこの見せ方も直ぐ戦いに行かず、エイリアンの卵を見せていくので、不安が高まり演出も良いですね。前作で台詞で説明される卵の並びが視覚的に見られるのも良いですね。
エイリアンの女王倒して、シャトルで宇宙船に脱出。最初、リプリーがシャトルがあるところに戻った時にはシャトルがなく、前作と同じようにロボット(シャトルの運転手)に裏切られたと思ったが、きちんと戻ってきて助ける。前作のリプリーとロボットの確執も解かれて良いね。
宇宙へ逃走した時、核の爆破が起こりエイリアンがいた施設も壊れる。物語は終わりと思いきや、宇宙船に一匹エイリアンついてきて、本当の最後の戦い。戦いは、リプリーが人型重機に乗って、エイリアンと戦う。がっつりエイリアンがよく動いていて良い。リプリーが重機に乗って出てくる場面は燃える。素晴らしい。

本当、面白かった。前回の映画の知識が前提ではあるので、最初から説明が必要だった前作と比べられないけれど、娯楽作品として考えると前作より面白いです。
テーマは何でしょうね。やっぱり「リプリーの過去からの脱却でしょうか」。うーん、でもそれを強調する場面もないしな。少女を助けたことによって、トラウマより今を生きることへと心が変わったのかな。テーマがあるとしたら、リプリーと少女の関係性にあると思うけど、私には見つからなかった。
リプリーがエイリアンを最後に倒した時、カタルシスがあったから、過去の因縁からの脱却ということでいいか。
戦う女性というのは、この時代当時だと新しかったのかもしれない。


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