映画「デッドプール」をディズニープラスで見ました。メタ視点で笑いを。


映画「デッドプール」を見ました。面白かったです。デッドプールのキャラクターが良いですね。メタ視点が多い映画でした。

デッドプールがタクシーに乗っている場面から始まるのだが、そこでもうデッドプールの行動がおかしくて、興味を持ってしまう。この後派手なアクション。
この映画は時系列順で見せるのでなく、最初にデッドプールを登場させ、その後にデッドプールがなぜデッドプールになったのかの描写をする。時系列順にした方がわかりやすいとは思うが、これでも分かりにくいってことはなかった。むしろ、最初からアクションが見られるので、興味を持って見れたのかもしれない。当たり前のように、X-MENのメンバーが2人出てくる。まあ、それはそれで私は受け入れちゃいました。でも、X-MEN知らなかったら、何の布石もなく出てくるので受け入れられないかも。最初のアクションで、デッドプールが捕まえようとしている人物を捕まえるんだけれど、X-MENたちがやってきてデッドプール、暴れすぎているデッドプールを捕まえたので、逃げられてしまう。

この後に、デッドプールになるまでの話。デッドプールになる男ウェイドは元特殊部隊員で、現在はニューヨークでトラブルシューターをしながら日銭を稼ぎ生活している傭兵。そこで暴力的だけれど、悪い人間ではないことがわかる。もし、悪い人間だったら、ウェイド応援できないし面白くなくなるかも。
恋人と出会い、癌になる、癌の回復のために怪しい誘いに乗る。その研究所での治療(というか実験体)で、超回復能力を得る。しかし、顔が崩れてしまう。
ギャグだろうけれど、けっこう顔のことめちゃくちゃ言われんだよね。面白くはなくはないんだけれど、同じように顔が傷ついている人いるだろし映画にクレーム来ないかななんて思ってしまった。この映画は2016年の映画、今現在(2022年当時)は同じように作れるのかな? 
顔を隠すためにマスクを被り、デッドプールとなったウェイド。顔を治すために、研究所の所長を探す。その中で、人を殺しまくる。悪い奴らなんだろうけれど、やりすぎ感を感じてしまう。動きはあるし、見ていて飽きないけれど。あまり、気持ち良くないかも。悪い奴らが、殺されて当然という形で描写されていたら、違うかもしれないけれど。
何事も過剰で露悪的だ。かと言って、こういう映画がなくなるのも嫌だな。
顔が崩れてしまったので、恋人に会えないウェイド。「勇気を出して会ってしまえ」と思うけれど、まあ会えない気持ちもわかる。

時間軸は現在に戻り、ウェイドの恋人は研修所の所長に連れ去られる。それを、自分を仲間に引き入れようとしている X-MEN 二人と救いに行こうとする、デッドプール。3人各々に見せ場もみせ、無事救う。
恋人と出会ったのは、ウェイドが恋人から姿を消してから2年経っていた。恋人が誰とも付き合ってないのは、ご都合主義的とも思うが、まあ付き合っていたらハッピーエンドにならないので、よし。

キャラクターが強い作品は、それだけで面白いですね。物語の展開は時系列こそ崩していますが、オーソドックス。何か深いテーマがある感じではない。ウェイドの悩みや葛藤が解決されるわけでもない(恋人と寄りを戻して、顔が崩れたことへの悩みは解決されるので、一応悩みは解決しているか)。ここら辺は物語として終わらせるための、悩みであってテーマというわけではなさそうだ。
テーマというか、この映画でやりたかったのはヒーロー映画のメタ化なんだろうね。キャラクターの強さで見ていたけれど、彼がどういうメタ視点で語るのがも楽しみに感じました。
まあ、爆笑する映画かなと期待していましたが、爆笑というよりは「クスッ」って感じの笑いでしたね。

ウェイドの親友? のバーのマスターや、ウェイドがデッドプールになった後同居しているおばあちゃん。研究所の所長と、その部下の女性もまた改造? されていので強い。X-MENの2人(1人は見習い)、タクシーの運転手、ウェイドと恋人、みなそれぞれキャラクターがっていたと思う。110分と長くない映画なのにすごいね。

キャラクターの強さと、メタ視点での語り、あと過剰なまで暴力(それも軽い感じの)て楽しませる映画でした。

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