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ミニマリストのお金の使い方のベストってある?〜FIREとWISH LIST〜

FIREの定義や細かいそもそもの定義とかの解説は省いたり簡単に説明したりして、「FIREしたい」というのは正義かどうか?を軸として話を進めていきます。

ここ最近のNZ生活で出会ったたくさんの人たちとの観点なども踏まえたアップデート版です

では、早速いきましょう!


・前提とする自分のスタンス

個人的見解としてまずはFIREに対する向き合い方を書くと、
目指すことは悪いことではない
と考えています。

自分の友達にもFIREを目指している!人もいますし、一時期はYouTubeでもFIREやらセミリタイアなどのワードを聞くようになりました。

そしてこれから目指したい!って人も全然それを反対したい理由もありません。

・FIREを闇雲に目指すのは危ない

賛成ならそれでええやん!ってなるかもですが、手放しにFIREを目指していいとは思っていないためこの記事を書いています

理由はいくつかあります

・理由1: FIREを目指す過程に気を付ける

20代新卒でいきなり年収500万円以上もらえる人の割合は非常にわずかです。(新卒の平均年収は大体240万円くらい)

いきなりFIRE達成をするために数千万円の資産を築くには20年は見積もった方が良く、その20年間大きなイベントが発生しても目減りしなレベルの資産を築き続ける必要があります。

あくせく積み立てることは最強の投資手法に他なりませんが、
FIREを目指すために積み立てを全力でしてしまうと
「時間・その年代でしかできない楽しみ」を失いかねないことになります

FIREを目指す上でやはり「人生の楽しみはちゃんと享受する」というスタンスを捨ててしまうと、振り返った時に無味無臭な人生だったな、となることが予想されます。

もちろん事業を形成するとかフルコミッションで爆裂に稼いで大金を最速で稼ぐことを目指すのも構わないですが、どの程度そこに意欲があるかどうかがネックになります。

今の特にFIREを目指している人の大半は「仕事が嫌」・「楽して生きていきたい」にフォーカスされすぎて、その過程を楽しむという発想がほとんど議論されずに広まっている印象が強いです。

メディアはHARM(Health, Ambitious, Relationship, Money)を中心に主張するので、どうしてもFIREのために投資ガンガンしよう!支出切り詰めよう!という論調が強く、「楽しんで仕事をしている」会社員が絶滅危惧種のような存在であるかのように振る舞っています

・理由2: FIREには時間がかかる

本業と副業でガンガン稼いで20代でリタイアするみたいな理想を除いて、普通に貯金してFIREしたいなら10年以上で20年くらいはかかります。

その10年以上を淡々と生きて貯蓄を続けるのではなく、いろいろな方法を探して人生を豊かにする方向も考えれないでしょうか?

今の仕事がつまらないなら転職、自分のように知見を広めたいなら海外留学やらワーホリやら外資系に就職やら、仕事がどうしても嫌なら一旦セミリタイア的に田舎に移住して細々と生きてみるなど、今の時代には多様な選択肢があり、しかも情報が共有されています。


一つ落とし穴として存在するのは「検索のきっかけがない」ということだと思います。

いろんな生き方があるというのはだれしも理解しつつ、「どんな生き方があるのか?」を知るにはどういうワードで検索すべきかなどの感覚や周辺の友人関係やそのライフスタイルに依存します。

多少はメディアによって知ることはありますが、あくまで情報になりやすいものしか共有されないため、コアな生活の多様性などは見つけにくいかなと。


10年先の(自身の頭で勝手に予想した)未来に向けて耐えるのか、楽しみながら働き生きていきながら積み立てていくのかを選択するのは自分自身ですが、いろいろ模索することがさきでもいいと思うんです。

・それでもなぜ目指すことはいいと思っているのか?

理由をこじつけて書いてるにも関わらず、目指すことに関して肯定的なのかといえば
経済的不安は早くになくした方がいいからです。

働くのが嫌でも働かないといけないのはどうしても経済的理由があるからで、それをクリアすればなんでもできるわけです。

純粋に100万円、200万円、1000万円があると精神的な安心にも繋がります

つまり、

目指すスタンスは否定しないですが、
楽しみながらでも達成できる方法を見つける
ということが最初のスタンスではないかと思います

働くのが嫌ということを理解してどこが嫌なのか?他に方法はないのか?を考えていき、つみたてNISAで構築していくのが良いのかなと思っております。

・FIREしなくても楽しめると感じることがいい

NZで現在は語学学校に通っているわけですが、語学学校だけあってほんとにたくさんの国から生徒が集まっており、年齢もほんとにバラバラです。

特に私より年齢が上の人は人生の楽しみ方が上手だなと感じることがあります。

行動力がすごくて多少はお金やいろんな心配事があるとは思うんですが、いろんなアクティビティに参加したり、いろんな国に旅をしてまた母国に帰って仕事を見つけるとか、いい意味での楽観さや活力が私や日本の20代よりはるかにあると感じます。

すくなくともFIREをするために仕事をしてきた人たちはいなくて、「なにかに挑戦する」という前向きな姿勢の人たちが多いなと。

・終わり

何をするにもお金がかかりますし、私のように仕事以外で海外で生活しようとするとそれなりにお金が必要だったりします。

しかし、無目的にお金を貯めるために何年も耐えながら生活し続けることもかなりの「浪費」なんじゃないかと思っています。

全くもって本人の自由ですが、やみくもにFIREを目指す前に一度立ち止まって考えてみるのもいいかなと思っているので、今回書いてみました。

では、また次回!

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