ミニマリストのお金の使い方のベストってある?〜暗号資産への投資は必要なのか?〜
暗号資産のETFが承認され、アメリカでは立派な投資先として確立され始めたわけで、投資家もポートフォリオの一部として組み込む方も多く、暗号資産を組み合わせた投資信託も既に登場していることから、
暗号資産への投資は必要ですかね??
とまよったりする方も多い印象です。
今回は暗号資産に関しての投資についてざっくりと書いていこうと思います
(投資を推奨したいわけではないので、読み物として考えていただけると)
・投稿者の立ち位置
自分の立場や考えとかを前提として書いておきます。
自分は暗号資産のテクノロジーに関する専門性はありません。
ブロックチェーンの仕組みとかはざっくり理解したりNFTについて調べたりしていた程度です。
が、2015年?くらいから1,2年くらい投資していた時期があり、そのときにはほぼ毎日暗号資産について調べたり、ブログを書いたりしていました。
なので、新参者でもない、という感じです。
・暗号資産について投資すべき?
投資すべきかを断言することは個人的に良くないと思っているので、
自己判断です。
が見解になりますが、それでは面白くないので、
資産の1%くらいが上限で投資してもいいかなと思っている
ただし、銘柄はその1%のなかで多様性をいれること
というのが今の個人的見解です。
個人的な見解を書き散らします。
・資産の1%くらいが上限
投資の鉄則として分散投資があります。
自分の資産を全てS&P500とか、NASDAQに突っ込むのではなく、現金・株式・債券・コモディティとかにまず分割し、
その分割した中でさらに様々な銘柄に投資することで、リスクマネジメントができ、投資パフォーマンスも大きくなるためです。
(どこにどの割合で投資するかが腕の見せ所でありますが、今回の本題ではありませんので、割愛)
さて、その分散の中で暗号資産は自分の資産の1%を上限とするのが目安だと思っています。
100万円を投資資金とするなら1万円
1,000万円なら10万円
を上限にし、さらに、大きく値上がりしても利確をしない前提でホールドすることがおすすめ。
順に説明します。
- なぜ1%?
この1%という数値は個人的な設定であるため、推奨しているものではありません。
リスク許容度と暗号資産の将来性の確信度合いによって依存します。
自分は、1%くらいなら暗号資産が仮に価値を失って0%になっても、傷が少ないレベルであること、将来的にBTC・ETH、その他のわずかな銘柄は現在も生き残っているという展望があることから設定しております。
(ただし、現在は以前に購入したほんのわずかの暗号資産のみで買い増しなどは行っていません。)
- なぜ利確しない前提?
端的に言えば「税金」です。
日本政府はまだ暗号資産の売却益を株式や不動産と同等に扱っておらず、雑所得として扱い、一定金額以上は55%くらいが税金になります。
仮に10万円投資し、数年後100万円になったとき、資産の1%に調整するため、50万円利確すると、25万円は税金になってしまいます。
これはかなり「脆い投資」だと思っていて、利確するメリットがありません。
・銘柄はその1%のなかで多様性をいれること
株式投資と同じで、BTC一本とか、ETHに全ベットだ!みたいなのは危険です笑
暗号資産の個人的に良いところは1円でも購入することができることだと思っています。
通常の株式は1株数百円、日本なら単元株で数万円は必要になります。
分散したくても思ったように資産を配分できないことが多々あります。
暗号資産は分散しやすいので、1%分の金額の内訳として少なくとも数種類は保有することがベストです
・現在の暗号資産の個人的展望
展望は実はやや懐疑的です。
懐疑的になっている理由を羅列していきます。
・金利上昇やリセッション、インフレに暗号資産は弱い
投資の神様ウォーレンバフェットは、暗号資産が登場してから一貫して完全否定していますが、一つの理由に「(厳密にはそう言ってませんが・・)インカムゲインがないこと」を挙げています。
自分もこれには賛成で、UniswapやPancakes?のような暗号資産が毎月収入として得られるようなシステムが一時期盛り上がっていましたが、
まだ我々が生きているのは「法定通貨ベース」です。
インフレのように「ドルが多く必要」な状況において、真っ先に暗号資産は「売りたくなる」銘柄の一つだと思っています。
株式投資は配当があり法定通貨が得られる金のなる木ですから、できる限り長く持ちたいわけです。
しかし、暗号資産はその目的は非常に曖昧で、はっきりとその銘柄が掲げている展望や将来性に投資している投資家はごくわずかです。
そのため、「よくわからんけど買ってしまった電子ゴミ」は相場のボラティリティが高い時はさっさと利確したり、できる限り早いロスカットが投資家心理だと推測しています。
・時価総額ランキングの入れ替わりが激しく投資対象として選ぶ銘柄の選定が困難
BTCが登場してから約10年以上は経過しましたが、本当に資金の流れが激しいのが今の暗号資産の相場です。
例えば、2015年の暗号資産の時価総額ランキングを調べてみました。
1~10位は
では、2022年9月の1~10位は・・
2023年9月は
2022~2023年はややおとなしい動きで、およそ順位の変動も落ち着いている印象ですが、
これをもとに推測できるのは、
次の5年で時価総額TOP10に残っている銘柄は本当にあるのだろうか?
というところです。
逆にTOP100くらいを見ると、これからTOP10に上昇する見込みのある銘柄もある可能性はあります。
自分が何に投資し、何に期待するのか?によって資産の配分や銘柄選定は大きく変わってくることが浮かび上がってきます。
暗号資産に値上がりを期待しますが、法定通貨の代替として例えばメタバースなどでETHやPolygon(MATIC)が利用される流動性をそこまで期待してはいません
(おそらくETHとかはメタバース上の通貨になる可能性はあるかと思っています。
ですが、それを今のうちから自分の資産を投じて期待するほど資産は余っていません笑)
・流動性がない
自分が投資していた2015年くらいは法整備も追いついてなく、投機として暗号資産が買われては売られてという状態でした。
しかし、最近の暗号資産に投資している投資家のほとんどはガチホ組だと思っています。
短期トレードとして暗号資産を通じて利益を上げようとしている投資家は少ない印象でして、眠っている暗号資産があまりにも多く、「値上がりしそうだから」というかなり幻想的な虚構に投資している投資家が多い印象です・・
そのため、暴落を受けて狼狽売りが重なると、いままで塩漬けしていた投資家は長年保有していた資産の一部を売り始める可能性もあります。
そうなると、その下落はほんとに止まることを知らない状況だと見込んでおり、実は自分は今の暗号資産の暴落はもっと下がれると思っています
・話題のNFTやメタバースで暗号資産が使われてるんじゃ?
ランキングにsolanaがTOP10にあるように、暗号資産とメタバースやNFTは親和性が高く、将来的にメタバース関連の暗号資産は値上がりが期待できるような噂がちらほら流れています。
自分はNFTに純粋な興味関心がないので、保有するつもりはありませんが、NFTの利用は実は地域活性化や伝統工芸の保存としての役割もあります。
この技術を活用し、伝統工芸のような超アナログをデジタル化して地域活性や世界的な認知に役立てるのはとても応援したいというのが本音です。
しかし、NFTを投資目的として利用したり、メタバースに期待する上で暗号資産に投資するのは結構危ない橋を渡るのではないかと・・
Twitter創設者のジャックドーシーがTwitter上で一番初めにtweetした投稿のNFTが再度売り出された時には100分の1以下しか値がつかなかったということが話題になりました。
話題を集めたNFTも再販時にはその価値を失う危険性があり、NFTに対する価値を我々購入者はほとんど雰囲気で決めてしまっていることが露見したのではないかと思っています。
しかし、メタバースは若干話が変わります。
すでにグローバルのハイブランドがsandboxのLANDに土地を購入したり、その土地の購入競争は始まっています。
メタバース上で利用される通貨はETHなどが中心で、クレジットカード利用もあったりしますが、
基本的には「法定通貨を利用しない世界観」をベースに作られていますから、人類の居住空間がシフトし出すとそこで利用されている通貨の値上がりは期待できます。
しかし、こちらも今はそこに資金を投じたいと思ってません笑
・終わり
非常に長文になってしまいました・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
結論を振り返ると
資産の1%を上限として多様性を含ませる
でした。
個人的には
めちゃくちゃ調べた上で、個人が納得できるまでは投資しない
ということがベターだと思っています。
ここでは具体的な銘柄をお薦めしたり、暗号資産がこれから値上がりします!みたいな雰囲気は出さず、むしろ「危なっかしい」という論調で進めました。
それくらい水物な状況ですし、今の暴落相場でも自分は割安と思っていません。
投資は自己責任かつ余剰資金でするものですのが、
気になった方はぜひ調べてみて、その世界観に触れるのは全然アリだと思います。
では、また次回!
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