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…としても、俺の心は折れない

人は心が原動力だから、俺はもっと強くなれる

絶望感とともに、怪我人生活がスタートした。

こんなに長くサッカーから離れたのは、まともにサッカーをし出して初めてだった。
こんな経験なかなかないと思って、楽しもうと思うようにした。

そうやって、最初は今がチャンスだと前を向いた。だが、日が経つにつれて、やはりむずむずしてくる。チームのLINEで次の日のスケジュールが送られてくるたびに、このままじゃ...とマイナスな思考が湧いてくる。

でも出来ないんだから、仕方ないやろ!と頭では思っていても、心が、体が、求めてしまう。そして、それが焦りにつながり、苦しくなってくる。

それは、空腹で飢えている状態で体を拘束され、その横でみんなが僕の大好物を美味しそうに食べているのを横目で見るしかない、そんな感覚だった。すごいストレスだった。

スポーツには怪我はつきものと言われ、それを理解した上でプレーしている。でも、やはり怪我をして思ったのは、怪我の覚悟なんて全然できていないと。怪我をしたやつはやっぱり無力だし、何もできない。すごくストレスを感じた。

しかし、「このままではいけない」と思い、一度頭を整理した。そして、気が付いた。そんなに拘束されていないなと。これは思い込みなんだと。

それから、時間も経ち、さすがに腹も減ってきたので仕方なく、大好物を諦め、身近にある好きそうなものを食べ始めた。
すると、案外美味しいことに気がついた。

いつもだったら時間がなくて取り組めないことにも取り組めるし、一度サッカーから離れることで頭も身体も整理でき、自分のことを客観的に捉えれることができる。「チャンスじゃん。」そう思えた。

よく前を向くために、怪我はチャンスとか言われるが、本当にチャンス。実際は捉えようの問題だが、捉えようで怪我は確実にチャンスになる。

僕たちは過去に起こった出来事が、自分に対してどんなに嫌な事だとしても、そのイメージを自分でコントロールすることができる。

怪我をして、それをマイナスにとらえて投げ出すこともできる。逆に、それをプラスにとらえチャンスにすることもできる。

過去に対してのイメージは全て自分でコントロールできる。そして、その自分の向いた先によって未来が180度変わってくる。

それによって、怪我をしてしまった過去が、 「怪我をしちゃった⤵︎」じゃなくて、「怪我できた⤴︎」に変わる。

これまで生きてきた全ての要素が自分を作り、自分の一部になっている。そう考えると、あの嫌な出来事も、今じゃ「あれがあったから」と思える。ってことは、この怪我もいずれは「あの怪我があっから今がある」そう思える日が必ずくる。

そう信じて、地道に、復帰に向けて今日も1日を過ごします。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

少しでも良いなぁと、思ったらスキお願いします。
スキしてくれたら、草場勇斗の怪我の復帰が少し早くなります。


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