2023年の抱負。

新年明けまして、おめでとうございます。2022年は、コロナワクチンの浸透や経済活動の再開など、ポジティブなニュースもありましたが、一方で、利上げによる金融市場の大きな調整や、先進国の労働者不足とウクライナ問題を発端としたサプライチェーン問題に伴う急激なインフレなど、ここ10数年では類を見ない厳しい一年でもありました。

そのような状況の中、世界的に炭素を脱排する動きGXが進んでおり、コロナ禍後のインフレ局面においても自動車のEV化は着々と進んでいます。日本においてはまだ意識されるレベルではないかもしれませんが、全世界で見るとすでに新車販売台数の10%を占めるレベルに変化しており、自動車産業においても2000年初頭のIT革命と同様の流れが今後急速に進むでしょう。

また、ITを支えるテクノロジーにAI技術がありますが、2022年後半に大きな変革があったことを皆さんご存知でしょうか?皆さん良くご存じのDeepLによる翻訳や、最近OpenAIによってリリースされたWhisperによる音声の書き起こしなどで、単純作業に近いものはほぼ99%の精度に近づいており、まだ実現が難しいであろうと考えられていたマーケットリサーチや文章の要約なども、70%~80%の精度で実現されつつあります。

欧米企業は、これらのAI技術とGX分野での先行事例を圧倒的な競争優位性として、DX/GX分野で、世界で躍進を強めるでしょう。日本の大企業、特に過去には経済成長を牽引してきていたグローバル企業は、世界の現状を理解し、これらの技術をいかに自社の強みと結び付けてサービス開発競争で勝ち抜いていくのかを考え続けなければいけません。また、大企業の正社員雇用者は、AIによる自動化の脅威により早期に晒されることが懸念されていますが、新しいビジネスモデルやサービスを生み出すことで、自分たちの能力を発揮することができるでしょう。結果として、より付加価値の高い仕事をアウトプットすることで、企業の業績を向上させ、日本国のGDPを押し上げることが期待されます。

自分自身の知識を深めるために、日々の情報収集や個人の気付き・考察などをこの場でアウトプットできればと思っています。お気軽にコメント&スキをお願い致します。


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