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20代で人生を投げ出しそうになっていた頃の僕へ

「あれ?もしかして、ゆうとさん?!久しぶり〜〜〜!!!」

と声をかけてくれたのは、20代の頃よくライブハウスで一緒に対バンしていた音楽仲間でした。

昨日は、地元の夏祭り。家族と一緒にでかけてみたら、懐かしい顔や、はじめましての顔にたくさん出会いました。

中でも、音楽仲間の彼との再会は、なんだか感慨深いものがあって。

だって、その音楽仲間は、僕のパパ友の同級生で、幼稚園の頃からの幼馴染だったんですよ。すごい繋がり。もうびっくりです。


20代の頃。僕は、この人生をなんとかしてやりたくて、ライブハウスでがむしゃらに活動していました。

多い時は、会社員として働きながらも、月に10本以上ライブをしていたから、休日はほぼライブハウスに入り浸っていたことになるのかな。

いや、まてよ。平日の夜もライブハウスに通っていたから、下手すれば月の半分くらいは「音楽」に浸かったような毎日を過ごしていたのかもしれません。

まあ、それくらい「本気」だったんですよね。

でも、その結果は散々なもので。たくさんのエネルギーを注いだ音楽活動で、食べていくことはできませんでした。

「食べていくことはできなかった」なんて言ってみたけれど、フリーランスになった今なら、「食べていくことをしなかった」だけだと、わかるけれど。(実際に、今は音楽からも収入があるし)

まあ、当時の情弱な僕には、そんなことが理解できるはずもありませんでした。

だから、「人生」に対して卑屈になっていたし、投げ出しそうになるほど、「人生」が嫌いになっていました。

だって上手くいかないことばっかりなんですもん。

給料は安いわ、仕事はつまんないわ、夢は叶わないわ。

「なんなのこれ??」の連続。

でも、気がつくと同い年の人がテレビで活躍するようになっていたりして。

「あれ?おれは、どこで人生の歩み方を間違えたんだろう?」

って、急に悲しくなったり、不安になったりしていたことを覚えています。

そんなモードに入ると、「上手くいかない」がさらにどんどん加速して行くんですよね。

僕が一番悩んだのは、対人関係でした。

職場でも、音楽活動の場でも、なかなか人と仲良くなれなくて。

まるで、人間と仲良くしたいのに、上手く共存できないモンスターのような状態だった気がします。

「オレ、人ノ心ワカラナイ」みたいな。

だから、30代になった今。20代の頃に出会った人と再会したりすると、「わわわ。この人は、僕にどんな印象を抱いているんだろう?」と不安になるんですよね。

で、昨夜はまさにそれが起きたわけです。

20代の頃にライブハウスで対バンしていた音楽仲間と、地元の夏祭りでバッタリと再会してしまった。

しかも、パパ友の幼馴染であることが発覚。

もう、内心はドッキドキですよ。

記憶の中にいる「20代の僕」は、かなりとんがったナイフのような生き方をしていたから、彼のことも傷つけていたりしたら、どうしようって。

もう、何か言われたら、すぐさま土下座して「あのときはごめん!!!」と言いたいほど、「身に覚えはない罪悪感」みたいなものを抱え、ソワソワしていました。

でもね。実際は全然違くて。


「あれ?もしかして、ゆうとさん?!久しぶり〜〜〜!!!」


という一声から始まった「ドッキドキの会話」は、その後数時間続き。

一緒にお酒を飲んで、楽しく語り明かした「ワックワクの会話」になりました。

ぶっちゃけね。自分のことすらちゃんと覚えてないんだから、他人のことなんてもっと覚えていないんですよ。

「久しぶり」が久しぶりすぎると、もはや「はじめまして」ですから。笑

たしかに、「あの頃」を一緒に過ごしたんだけれど、「この瞬間」再び「出会い直し」をしたわけです。

だから、「あの頃」がどうだったか?ということよりも、「あの頃」はただの「共通点」でしかなくて、「この瞬間」が嬉しい!という今が訪れました。

たぶん、この感覚は共通の趣味がある者同士が、はじめましてでも盛り上がれるような、そんな感覚に近いのかもしれませんね。

だからね。もしも、20代の頃の僕に今、メッセージを送れるとしたら、



「30代って、けっこう楽しいよ。」


って伝えたい。

きっと「あの頃」という「点」が、ようやく「線」になりはじめるのが、30代だからなんでしょうね。

「どんな伏線やねん!?」と、東北人のくせに、思わず関西弁でツッコミを入れたくなるほど、「人生」がくれるギフトはサプライズだらけです。めっちゃ面白い。

ちなみに、36歳になった僕は今、「40代」がとっても楽しみです。

「答え」を今すぐ出したくなるんだけど。今すぐ出ないのには、ちゃんと理由があるみたいですよ。

だから、どうせ「わからない」なら、変に「わかろう」としなくても良いのかなって。僕は、そんなポジティブな「諦め」みたいな感覚を身につけました。

「変に」と感じている時点で、「変」なんですからね。

「変に頑張る」
「変に笑う」
「変に素直」

なんでもそうだけど、「変」なことは「しなくて良いこと」なんでしょうね。きっと。

けっきょく、僕らは「今を生きる」しか、できないですしね。

腐っててもはじまらないから。「今が一番幸せ!」って、感じながら今日も明日も生きていきましょうよ。

「どんな伏線やねん!?」と感じる未来が来ることを、ちょっぴり楽しみにしながら。


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