日本より愛をこめて~ウクライナへ~

先月、ロシアがウクライナに侵攻してから10日以上が過ぎた。
世界は第二次大戦で地獄を味わって以降も、朝鮮、ベトナム、ルワンダ、ユーゴ、アフガン、イラク、シリア、グルジア(現・ジョージア)、アゼルバイジャンなど数々の戦争・紛争から何も学ばず、多くの血が、涙がまたも流されるという惨禍を繰り返すことになった。
人間は地球上で最も賢い生物ではないのか??殺し合いをする種族に未来はあるのか??

それでも、いま私は確信している。
この戦争に、ウクライナが屈することはない。ウクライナ国民が、ロシアの凶悪な企みの前に膝を折ることはない。そして、プーチン大統領をはじめ、この惨劇と破壊と恐怖を引き起こしたことに責任を負うべき全ての当事者は、必ず報いを受ける。

現地からの映像には、戦時下にあってもユーモアを忘れない、強靭で勇敢な人たちの姿が捉えられていた。彼の地の人たちは不屈の精神で必ずこの戦争を戦い抜くだろう。そう思わせてくれる映像だった。
キエフで、市民がコンクリートブロックなどで造ったバリケードには、キリル文字で「地獄へようこそ!」。ロシア兵よ、お前たちは我々の頑強な抵抗の前に地獄を見るぞ、と云うわけだ。或いは、ここがお前らの墓場だ、というもっと直接的なメッセージか。一方、領土防衛隊という民間人で組織する部隊では、兵士たちが結婚式を挙げていた。「こんな時に何やってんだ?」と批判的に思うだろうか。否、新婦の女性兵士曰く、「明日をもわからないこんな時だからこそ、希望をもって生きなくてはいけないわ」。ロシアはミサイル1発、戦車100台、銃1万丁をもってしても、この2人の愛を砕くことはできないだろう。愛は、どす黒く、鈍く光る鉛玉にも勝る。

戦火に逃げ惑い、或いは勇ましく戦い、そして無惨にも敵弾に斃れているのはこうした人々なのだ。プーチンよ、わかるか。ロシア兵よ、わかるか。
国際社会はいつまで嘘にまみれた傍若無人な行動を止められずに居るのか。日本にいる私たちは何ができるのか?国家レベルの争いに、なかなか行動はできないかもしれない。でも、関心を持ち続けることは誰にでもできる。そして、小さな瞳から流れる涙に、やり場のない怒りを持ち続けることはあなたにもできる。

オフィスO'rakaと私の心は、常にウクライナと共にあることを表明したい。
そして、多くの善なる日本国民の心も、勇敢で愛国的なウクライナの人々と共にあることを強く信ずる。
強大で深く、おぞましい悪の力に負けないで。
ウクライナに栄光と勝利を!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?