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3年連続だと #24

よくよく考えていれば、今年度で中学1年の担任は3年連続で担当させていただいている。

1年目は前任校での固定担任制、2,3年目は現勤務校での学年担任制。システムは大きく違えど、やはり子どもたちと出会う顔ぶれが変わっては新しくコミュニケーションをとる機会は、そう何度行えることではないが、結果として、働き方や行動に余白が生まれ、今年度はいつにも増して自分に余裕をもって行動できていなぁ。

このことについて考えてみます。

傾向と心の寛容さ

関わる人間は違えど、12歳~13歳での発達段階における子供のようすを伺うと、それなりの傾向が見えてきます。

人のモノをうばって走り回る生徒。緊張して従順な生徒(ほとんど)。思ったことを口にすぐに出して喧嘩しやすい生徒。少し疲れて、欠席し始める生徒。過度に子供に心配して連絡を入れる保護者。

もっと虫の目を使って具体的にみると、その1つ1つの背景は正確には異なりますが、大概は、新しい環境に対する「適応」による精神的不安定さから生じているものと察しします。

そうなると、こちら(教員)側は、そのことを想像して寄り添い理解しつつ、後方から支援してあげる体制をサポートし続けられるかが、腕の見せ所となります。そう、教員こそ心に寛容さ(なにかトラブルや失敗が起きても問題ない、次につなげて改善したらよいのだ)という度量が重要です。

教員も頑張りすぎない

人間は環境に依存する生き物で、社会的な動物です。

周囲にいる人たちとどのように関わるかで、人間性が大きく変容してきます。そのために、教員は日々鍛錬を怠ってはいけないと思っています。

はじまりの機会、自己紹介からはじまりますが、ここで笑いをとってユーモアをだしたり、辛かった経験や、大切な価値観、自分とはこういう人間だ、と相手に伝えますが、
とても重要だと考えています。

中学1年生は特に、教師に敏感です。私の場合、己を磨き続け、相手に喜んでもらえるように探究した人生をおくることが何よりも生きがいなので、少年系の漫画の主人公に例えて話すことが多いですが、大概男子には受けがよい性格なようである。

生徒と遊ぶことを心がける

この中学1年生とは、どれだけ信頼関係を築けるかがこの4月での過ごし方を決める。
積極的に声をかけながらも、気負わず等身大で、フランクに。

私の場合は、好奇心や楽しみ、笑いが根底にあるので、気さくな接し方を心がけているところではある。

授業も最初は熱く語ることも多いが、
それでも、少しずつ手離していけばよい。これから、彼らがいきる社会に対応できる人生を、自らの手でも授業を通して伝えていく。もちろん、身近にいる大切な同僚と一緒に高め合って。

今年の中1担任はかつてないほどの、充実さがある。
その余白を自分だけでなく、周りの人たちにも伝達し、時には失敗を繰り返しながら、さらに自分を飛躍させられる時間にしていきたい。

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