国境でビザを切り替えた話
こんにちは、トロント在住の有悠です。
※この記事は2022年4月のお話です。
現在ワーキングホリデービザで滞在しています。
カナダに入国したのは2022年の12月で、観光ビザで入国しました。
観光ビザは6ヶ月の滞在が許されており、4ヶ月語学学校に通った後、ワーホリに切り替えて1年滞在を伸ばそう、という計画でカナダにやって参りました。
今日は国境でのビザ切替の経験を書きたいと思います。別称フラッグポール。一度カナダ国外に出て、再度入国する際にビザを切り替えることを言います。国外旅行の帰りについでに行う方もいらっしゃいますが、国外に行く予定もなかったので、トロントから手っ取り早くアメリカに入れるナイアガラで行うことにしました。
ワーホリを申し込んだのは同年の12月末。ビザを取得したのが、翌年の4月中頃。
抽選という形でもらえるビザなので、もらえなかったら日本に帰らなきゃいけない、仕事も辞めているし、簡単に帰れないという不安の4ヶ月を過ごした末、無事取得できました。
トロントからナイアガラまでは約140km。車で約2時間ほどの距離です。様々な行き方があるのですが、私は激安バスで知られる"Mega bus"で向かいました。事前にネットでチケットを購入し、メールで送られてくるQRコードをバス乗り場で提示します。値段は時期や時間によって変動するようです。
出発場所はUnion Stationの近くのバス乗り場。ビルの中に乗り場があり、これがとってもわかりにくい場所にあります。事前にGoogle Mapで予習をしても、彷徨ってしまいました。
このような時刻表が送られてくるのですが、本当に時間通りに発着しました。
ただMega busを利用すると、ナイアガラの滝から少し離れたところが発着地点になるので、そこから現地のバスを利用することになります。バスの乗車にはコインまたは現地の交通カードでの支払いになるのですが、どちらも持っていなかった私…運転手さんが超笑顔で今回は大丈夫だよー!帰りは払ってねー!となんとも優しい…
この橋を渡ってアメリカに渡ります。
橋を渡り終えたところで、国境です。カナダ側でパスポートの提示と、なぜアメリカに渡るのかの質問をされます。フラッグポールの旨を伝えると、それ専用の用紙を渡され、アメリカ入国の際に再度提示しました。
アメリカ入国の際にはESTAというビザの申請も必要になります。インターネットから簡単に取得できますが、場合によっては数日かかるみたいなので、余裕を持っての申請をお勧めします。
せっかくアメリカに来たのだからと少し散策。圧倒的にカナダ側の方が栄えています。
アメリカ側での出国審査を経て、カナダに入国します。ここからが本番ですね。
カナダ側での入国時に、再度切替の旨を伝えると、それならあの小さな建物に行ってこの紙を渡してね〜とイケメンオフィサーが案内してくれました。アメリカ側はみんな厳格で固い雰囲気だったので、とっても安心…
小さい建物の中は、病院の待合室をより広く厳かな雰囲気にした感じ。事情を説明し、待つこと数十分。私の名前が呼ばれました。
オフィサーのいるカウンターに向かうと、"How are you!?!?!?"とまた超元気なおじさまで、一気に緊張がほぐれました。
ここで提示を求められたのは、パスポート、POE(ワーホリ許可中証)、保険加入を証明した用紙の3点です。少しお話した後、おじさまから衝撃的な発言が…!
『期間は1年か2年、どっちがいい?』
???ワーキングホリデーだから期間は1年では?
おじ『このコンピューターがどっちでもいいって言ってるから選べるよ!わかんないけど!AHAHAHHA』
いやいやそんなわけ笑笑私、保険1年しか入ってないよ?
おじ『そんなのまた1年後に入れば関係ないよ!!AHAHHA』
2年ください!!!
おじ『Enjoy CANADA! Have a good day!HAHAHHA😉』
こうして私のワーホリ生活は始まりました。
ワーホリ原本をもらったら必ずミスがないか確認してくださいね。
ミスで半年しかもらえなかった子や、逆に3年もらえた人もいるとか…
これからワーホリ取得を考えている皆様へ、少し小話です。
友達の友達のお話です。その方は、日本のエージェントを通してワーホリを申請。日本の海外保険は高いから半年だけ加入して、あとは現地保険に加入すればいいよというエージェントの言葉に従いカナダへ渡航。入国時、保険に入っていない期間はビザ出せないよ、と言われ半年のみのビザを取得。エージェントに相談してもこちらでは何もできません、の一点張り…
私のように保険期間外でももらえる場合もあります。が、2年もらえたように、全てがお手本通りに行く訳ではありません。入念に準備しても悪いように話が進む場ありもあります。
あのおじさまがいなければ、今の私はありません、本当にありがとうおじさま。感謝するばかりですが、一つだけ落とし穴がありました。
また次回お記事でお話しできればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
Have a wonderful day!
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