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「千里の棋譜」は将棋を知らない人にも安心して心からおすすめできる将棋ミステリーゲーム。

千里の棋譜、1部・2部クリアしました。
めちゃくちゃおもしろかったです。

Switch、PS4、steamで遊ぶことができます。
気軽に遊べる点も素晴らしい。


感想がたくさんあるので、まずはこのゲームが気になっている人に向けて、簡単にひとこと。ネタバレはありません。

テリングはC級だけど、プロットはA級。

これからプレイを考えてる人は安心して遊んでください。
文句なしにおもしろいです。


ぼくの嗜好も多分に含まれていますが、
現実に繋がらない」プロットってあんま好きじゃありません。
ファンタジー設定を活かしつつ、現実世界を生きるぼくたちに何か影響を与えてくれたり、視点を広げてくれたり、そういうプロットが好き。

ここから、ネタバレありとなります。
ご注意ください。


現実世界では未だ実現していないAI(飛電) vs 名人戦が体感できるのは痺れました。将棋については知識が浅いぼく(3月のライオン等の将棋漫画を読んだことがあるレベル)でもしっかりと楽しむことができましたし、きちんとゲーム内で将棋の知識を深めていけるよう設計されています。

将棋界を見てると、これからの「人間とAIの付き合い方」の参考になりますね。
もはや、あらゆる分野でAIとの共存が避けられない未来が待っているでしょう。
そこにきちんと向き合う勇気をくれる作品です。

将棋を通して、AIと人間の違いは何なのか?という本質に迫ったプロットは圧巻。
棋士というプロの凄みもきちんと織り交ぜ、ミステリーとしても成立させています。


フルボイスでなかったり、演出がショボかったりと、改善点が無いわけではありあません。ですが、キャラの魅力を充分に引き出した上で、きちんと物語を綺麗に締めくくるプロットに敬意しかありません。

スマートフォン用に作られた時から逆算すると、完成までかなりの年月がかかっているはず。実を言うとずっと待ってました!長かったよ…。その甲斐あって、本当におもしろいゲーム。買ってよかった!

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
ファミ通読者にはおなじみの、香川愛生女流三段も登場されています。可愛い。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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