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台湾のコロナ対策から学ぶことは山ほどある。

素早い対応で感染拡大を防いだ結果、台湾では他国で行われたようなロックダウン(都市封鎖)や学校の休校、飲食店の強制休業などを行う必要はありませんでした。ロックダウンは確かに封じ込めに効果を発揮しますが、経済面の代償を払わなくてはなりません。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P15より引用

2021年6月の課題図書は「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」。台湾のコロナ対策動向を勉強する意味も込めて、本書を読み始めました。第2回目のnoteです。


台湾におけるコロナ対策の初動ってめちゃくちゃ早くて、本書にも書かれている通り、ウイルスの正体が明らかになる前から水際での感染拡大防止に力を注いでいました。その結果、昨年10月時点で市中感染者190日連続ゼロという驚異的な記録を打ち出しました。

参考までに、2021年5月25日までの累計感染者数は日本が72万1,912人、台湾が4917人です。まさしく桁が違いますね。死亡者に関しても日本は1万2,398人、台湾は29人と圧倒的に少ない。ちなみに台湾の人口は2,356万人でおよそ5分の1。加味してもその差は歴然。


台湾は日常生活を維持しながら、防疫に成功し、その結果としてコロナの逆境下にあっても、GDPのプラス成長を実現しました。経済、民主主義、人権のどれをとっても、大きな損失を受けていません。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P15より引用

こう言い切れるって凄いですね…。対照的に日本の2020年GDPはマイナス。そして、度重なる緊急事態宣言の発令により、自粛が押し付けられ人権を制限されていると言えるでしょう。まさしく、台湾とは真逆なのが現状。


台湾は国民に対して、丁寧に対策や動向を説明している印象があります。次回のnoteで触れますが、質問時間無制限で疑問点が無くなるまで126日連続で会見をするといったことをしているんですよね。いやー、あっぱれですよ。日本はそもそも説明がたりてない。「なぜ?」が増えるばかりで、まったく丁寧さが感じられない。最初から今までその状態は改善されてません…。残念すぎる。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
国民を大切に思うなら、自然と説明回数は増えると思うんだけど。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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