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画コンテ無しで映画を作る狙いとは?

皆が手にしていたのは、庵野が8年がかりで書き上げた脚本
-「プロフェッショナル」番組内より引用


プロフェッショナル「庵野秀明スペシャル」感想note第3回目です。

前回書いた通り、庵野監督はシン・エヴァンゲリオンは「画コンテを極力作らない方針」でいくとしました。じゃあどうやって作っていくか?という解が冒頭の引用。脚本をベースにクリエイターそれぞれにアイデアを絞ってもらって提示してもらいます。

ただし、ものすごく時間がかかる上に、正解がわからない作業となるため、クリエイターの負担が半端じゃない。「熱海合宿」と称し、旅館で缶詰になり、泊まり込み作業で、構想を練ります。

しかし、スタッフが示したアイデアを、庵野はろくに見ようとすらしない。
-「プロフェッショナル」番組内より引用
いまは分からないよ
-「プロフェッショナル」番組内より引用

きちぃー!笑。もし制作進行が仮にいたとして、現場を見たら泡吹くんじゃないですか。ドキュメンタリーだからなおのこと、現場感が伝わってくるのが良いですね。


プロフェッショナル「庵野秀明スペシャル」はNHKオンデマンドに加入すれば見れます。

アマゾンプライム会員じゃないとNHKオンデマンドに入れないっぽいので、まだの人は下記リンクから無料体験どうぞ。


見て話をすると、「これじゃないってことが分かった」って言われるんだけど。逆にどうしてこれじゃないって。
-「プロフェッショナル」番組内より引用

つまり、庵野監督は画コンテを作らないことで、自分が思いも寄らないモノが出来上がってくるのを待ってるのかもしれません。「これじゃないってことが分かった」には、まだまだ想定を超えてないという意味と、そういう方向性ではないという意味が込められているのか。大変なんてもんじゃないよ、これは。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
この領域まで行くと、どんな景色が見えてるんだろう。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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