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見るだけのオリンピックから参加するオリンピックへ。

このとき僕が考えていたのは、言ってみればオリンピックをテレビの中の他人の物語を「見る」だけのものではなく、インターネットの時代に相応しく自分の物語として「参加する」ものにすることだった。
-「遅いインターネット」本文より引用

2020年9月の課題図書は「遅いインターネット」。第3回目のnoteです。

ぼく個人としてはあまりオリンピックそのものに興味はなくて、東京オリンピックが開催されようがされまいがどっちでもいいです。日本経済のことを考えると、開催された方がいいのでしょうが、しっかりとコロナ対策できなければ、日本の評判を下げてしまうだけでしょう。そうなるとむしろ開催しない方が良かった、なんてことも可能性としてはあります。

ただ、著者の宇野さんが提案されている参加するオリンピックには興味があります。やっぱり見てるだけだとなんかつまんないんですよね笑。よりインタラクティブにするのは技術的には不可能じゃないはず。詳細については別書「オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト」に書かれているのかな?


否定の言葉だけが人間と人間をつなぐことができる。それがこの社会の身も蓋もない現実だった。そして、あれから5年、平成が終わり、令和という時代がはじまった。しかし、この国の本質は何も変わっていない。問題は何も解決していないのだ。
-「遅いインターネット」本文より引用

批判を欲しがり、対案を望んでいない。Twitterを覗くと繰り広げられている阿鼻叫喚の世界。もちろん全体の一部だということは理解していますが、インターネットの使い方としては昔から「まるで成長していない…」人も結構いるんですよね。

ストレス発散に使うのもたまにはいいと思います。でも、ずっとそればかりに使うのは本当もったいないですし、結局前に進まない。

そしてなし崩し的に「平成」と呼ばれた時代が終わり、「令和」という新しい時代が幕を開けた。しかし、この国の実体は何も変わっていない。新国立競技場のデザインを変えても、青写真を持たない東京オリンピックの実体が何も変わらないように。
-「遅いインターネット」本文より引用

令和で大きく変われるか。それが日本における大きなポイントです。平成はGAFAに大きく差を開けられた時代でもあり、令和は彼らが君臨する世界を日本が生きていく術を模索していかねばなりません。そのためにインターネットの使い方をもう一度「再考」する。そのヒントがきっと本書にはあるはずです。

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今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
東京オリンピックのために費やされたコストをどう回収する?


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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