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胸糞の悪い話

 鹿児島県知事の記者会見で、最初はフリーランスの参加が認められず、次は、参加が認められても、質問が認められないという「差別」が公然と行われてきた歴史については、鹿児島市出身のフリーランス、有村眞由美さんの記事〈フリーランスを差別する鹿児島県知事の記者会見〉を読んでいただければ、胸糞が悪くなるぐらい、よくわかります。

 実は、筆者自身も、2013年8月1日、鹿児島県庁を訪問し、フリーランス差別について、瀬平秀人広報課長を取材しています。そのときのやりとりは以下のとおりです(敬称略)。

―――そもそも、知事の記者会見は、誰が主催しているのか。

瀬平 青潮会(記者クラブ)の主催で、そこに知事が呼ばれるという形。

―――では、フリーランスの質問を禁止しているのは青潮会なのか。

瀬平 記者会見は、青潮会が主催しているので、青潮会が参加や質問に関する規定をつくった。「フリーランスは質問できない」という規定に関して、県は関与していない。

―――それならば、青潮会がフリーランスの質問を許可すれば、県としては従うのか。

瀬平 いや、県がフリーランスの質問を許可しない場合もある。そのとき(青潮会がフリーランスの質問を許可したとき)、判断する。そういう記者会見には、知事は(呼ばれても)行かないということだ。

 どうでしょう? さらに胸糞が悪くなったと思います。

 2020年7月下旬に予定されている、塩田康一新知事の就任記者会見。たとえ、参加や質問が許可されなくても、筆者は鹿児島県庁まで行くつもりです。

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