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新品川区長の記者会見でフリーランスは質問できるのか(7)

 品川区広報広聴課で取材し、森沢きょうこ品川区長の記者会見からフリーランスを排除しようとしている「犯人」が森沢区長本人であることがわかった。

 フリーランスの羽田ゆきまさ氏と畠山理仁氏、私の3人は広報広聴課を離れ、講堂へ向かった。2022年12月6日10時から行われる森沢区長の職員向けの就任挨拶を取材するためだ。

 定刻より少し早く森沢区長が登壇。森沢区長は「区長室はいつでもオープンです。品川区をよりよい街にする提案やアイディアを、ぜひ聞かせてください」などと挨拶した。私はすっかりシラけた気分で聞いていた。

 就任挨拶の取材が終わり、講堂の外へ出ると、畠山氏が「区長室へ行きましょう。『いつでもオープンです』と言っていましたから」と提案した。羽田氏と私も賛成し、3人で区長室へ向かった。

 区長室の入り口で、畠山氏は若い男性職員に対し、「広報広聴課で『記者会見からフリーランスを排除するのは森沢区長の意向』と聞いた。これが本当か、森沢区長本人に確認したい」などと説明した。

 すると、横から中年男性職員が割り込んできて、「時間ないから」とぶっきらぼうに言った。しかも、私が「ジャーナリストの寺澤有」と名乗ったうえで、中年男性職員の役職や氏名を尋ねたが、同職員は「失礼な人だな」などと逆ギレするばかりだった。そして、最後まで役職や氏名を明かさなかった。

 結局、畠山氏が中年男性職員へ名刺を渡し、同職員が森沢区長の意向を確認し、畠山氏へ連絡することとなった。

 なお、後刻の取材で、中年男性職員は総務課長の古巻祐介氏と判明した。

※以下の動画『ゆきゆきて、畠山』で本記事の詳細が確認できます。

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