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国会の中から:解散風の正体

この10日くらい永田町で「解散風」が吹き荒れまくった。
渦中にいると、まるで「凄まじい暴風雨」のようで、対応に追われて、通常の仕事のことが軒並み後回しになった。
そして、総理が解散しないと明言すると、何事もなかったかのようだが、モヤモヤだけは残る。

で、結局なんだったのか。

日テレが解散風をふかしはじめる

思い出すと、この日テレの報道あたりから、だんだん風が強くなってきた。
6月2日(金)日テレ

その後、いろんな人からいろいろと連絡をもらった。

一部の自民党議員が6月16日解散、7月9日投票と言っている           

永田町関係者

麻生さんは後ろ向き、茂木さんがやりたがっている

メディア関係者

自民党議員が選挙体制に入ったらしいですよ

永田町関係者

選挙風を吹かす人、そっとささやいていく人、質問していく人、いろんな人が出てくるのが興味深かった。

フジテレビが『独自』であおる

そして、6月14日(水)フジテレビで「独自」ニュースとして、「即時解散」検討というニュースがでる。

すると、

いよいよ、解散のようですね

与党関係者

という謎の挨拶から会話が始まる。

そしてこの頃から、立憲民主党の内閣不信任案提出を岸田総理が解散の大義にする、という論調の風が吹いてきて、それがどんどん直接に向かってくることが増えてきた。

立憲さんが不信任出すと、解散になるよ

と、知り合いの議員やメディアの人から言われる機会が増えた。

好意もあっての御注進だとは思う。
ひょっとすると底意もあっての流言だったかもしれない。
でも、いずれにせよ、

この人たちは間違えた

ここは結構大切なことだ。
ニュースソース不明で、いかにもな話が多い業界で、僕は新参だけれど、いままでいろんな仕事をやってきた経験からは「事態は繰り返される」

それが答え合わせから得られた教訓だ。

『解散は無い』と言い切っていた人もいた

でも、その一方では、終始一貫して

解散は無いよ

と言い切る与野党の先輩や関係者もいた。
少数だが、確実に。

この人たちは正しかった。

ちゃんと記憶しておこう。

結局、解散風の正体は人だった。

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