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7月の4作品の舞台を綴る

こんにちは。
1ヶ月に1回は文章を書こうと頑張っている私です。
なので、今回は別の趣味、
舞台に関して綴っていこうと思います。

7月の出来事。
1ヶ月の観劇回数が4回と
自分の中でギネス記録を迎えましたので、
それを記念に、それぞれの舞台に対しての感想を
綴っていきたいと思います。



1『花を蟲りて掠めさせず』


王道の男女恋愛ものと思いきや、
それぞれの「守りたいもの」の
ぶつかり合いで争いが起こるもの。
なかなか考えさせられる内容でした。
あと全体的にテンポが良くて見やすい。

最初のOPに心が躍りましたね。
ヒロインのレナちゃん、
真っ直ぐな感じが好印象です。

最初一人ぼっちだった主人公に対し、
だんだんと仲間が増えていくのが
RPGっぽくていいですね。

そんなピリピリした中でも、
レナ、ミツバ、ポポの
ほんわか女子3人組のやり取りに
いい感じに癒されました。

敵側のボスも、
なかなか抱えているものがあって、
それもどこか新鮮でしたね。

途中、大切な人に向けての手紙。
ここでも、それぞれの愛を
感じさせる内容でほんわかしました。

そして、緊迫する戦闘シーンもあり、
キャラのかっこよさも際立ちました。
クチナシさんが特にかっこいい。
敵側の女子、銃を使うのはずるい。

人質?になっている
アンズの仲間を思う気持ちも
とても素敵でした。

レナも中盤でまさかの退場。
ただ、レナという存在が、
ずっと主人公の動力に
なっているのも良かったですね。

最終的には、
丸く?収まったのかと思いきや、
最後にまさかの展開が。

あれ?あの子どうなったんだろうの、
回答にもなっていて、

最後の場面の
終わり方も綺麗でした。

個人的にはミツバ推し。
彼女は喜怒哀楽を全部演じており、
演じてて楽しそうだろうな、
と思いながら見ていました。


2『inthewomb2023〜赤ちゃんといたい〜』


脳死した妊婦に対し、延命をすることで、
赤ちゃんを産ませることをテーマとした作品です。
命について考えさせられる、
そんな内容となっております。

大学生の女の子の日常である「未来」
メインとなる夫婦が事故に遭ってからの「現代」
その夫婦の大学時代の出来事を表す「過去」
(分かりやすくこう呼ばせていただきます)
これらが交差しながらストーリーを展開していく、
見ていて飽きない構成でした。

未来では結婚観を語る看護学生の話。
この子達、すごく大学生っぽかった。

過去の何気ない会話、
お互いが好き同士なのにもどかしい気持ち、
すごくキュンキュンしましたね。
ただ、その後の結果が分かっているだけに、
少し悲しい気持ちにもなりました。

現代が終始暗い感じで流れてしまうので、
そこで過去とか未来の話が混ざることで、
少しだけ気持ちが晴れるんですよね。
ただその分、なんで死んじゃったのという
気持ちになって余計心に響きます。

嫁の家族もすごくいいですね。
三人姉妹という構成。
和気あいあいとしていて
羨ましい限りですね。
そりゃ男性を家に連れてったら、
誰だって彼氏?って聞きたくなるでしょ笑
(この時はまだ付き合っていません)
高校生?の妹が、
とてもJKっぽくて、
いい演技してるなと感じました。

だからこそ、姉の延命に反対する気持ちが、
とても響きました。
それに対し、延命をすべきかと悩む夫に対し、
手紙を通して妻の本心を知る。
大学の女友達もいい味出してるなと。

この決意してから、
みんなも、病院の人たちも
協力体制に入る感じが熱かったですね。
女医の人がかっこいい。
同性にチョコめっちゃもらってそう。

そして最後、そろそろ生まれるという
状態になった時の、
大学のチャラ男友人の言葉。
「お疲れ様って言ってやれよ」
という一言で涙腺が崩壊しました。
言葉は届かないのかもしてないけど、
身体はずっと頑張ってたんだもんな。

そんな中で、無事出産し、延命処置の終了へ。

好きな人との別れを
2回も経験しなければならない。
確かにそれはとても酷ですよね。
このシーンでも泣きました。

生まれたこの娘は、未来の看護学生の1人。
この娘が父(現代の夫)に、
何泣いてるの?って笑いながら
問いかけるシーンにも心打たれました。

久しぶりに泣きました。

自分が主人公なら、好きな子との子どもは
やっぱり欲しいなとは思いますが、
周りの気持ちも考えたりと、
この葛藤がなかなか心打たれる部分がありますね。

こちらの舞台はとても泣けて、
考えさせられる部分もある舞台でした。

3『RoooooM!!』

GReeeeNを連想させるタイトルですね笑
私が3作品も出演させていただいた団体、
「赤枠工場」の作品です。
もはや出演者の半数以上が顔見知りとなりました。

「赤枠工場」の作品には絶対的信頼を
おいていることもあり、
観劇経験の少ない人にも分かりやすい作品ばかりです。
そのため、初めて観劇したいという人にも
おすすめの団体だと感じます。

最初の日常の作りが丁寧なんですよね。
こういう社会人っているよな、
って思いながら観てました。

そして異世界転生、謎の現地人たちの登場。
ペヤングのカップ焼きそばを与えることで、
現地人と仲良くする。そんなエピソードです。
いや絶対3分経ってなくて食べてるから、君たち。

現地人の言葉が分からずとも、
なんとなく表情で意味がわかる。
そういう意味でも、
役者たちの表現力が光っていました。
台本にはどう書かれてるんだろ、
ってめっちゃ気になりますね。

ゲームの上達が早い現地人も面白かったですね。
マリオワールドは幼稚園の頃、
友人の家でやっていたので親近感。
BGMとかも堪能できました。
このゲームを楽しんでた現地人2人と、
それを教えて子どものようにはしゃぐ女子。
この3人は今回の舞台の推しでしたね。

そんな終始明るい中でも、
ややしんみりする場面も印象に残りました。
「いつでも帰ってきていいんだよ」の手紙に関して、
「帰りたくても帰れないんだよ」って返答も、
すごく気持ちが分かって身に染みました。

私はもう転職を2回してますので、
仕事を辞めることに躊躇はないのですが、
最初の職場を離れる時は、
2ヶ月くらい本気で悩みました。
なので、「仕事を辞めてもいいんじゃない?」への
「辞めたくても辞めれないんだよ」という気持ちは
すごく分かります。
辞めてみると案外こんなもんか、
とはなるんですけどね。

ただ、今回、恋愛要素に関して、
やや薄めだった印象。
まあ2時間の枠で埋めるには
しょうがない部分もあるなと。

最後の別れのシーンも、
確かにこういう毛色でも、
お互いにもう会うことはできないんだよなという
寂しさを感じさせ、
それぞれの子の掛け合いにグッときました。

終始笑わせるコメディ作品でありながらも、
ところどころで現実を感じ身に染みる、
そんなハートフルな作品でした。


4『死刑島2023』

死刑囚8人が1つの島に閉じ込められて、
そこでの出来事を表したもの。

最初、それぞれのニュースを聞き、
「死刑になってもしょうがない人達なんだな」と
感じてしまいましたが、
それぞれに背景があり、全員に同情してしまいました。
1人1人、殺人に至ってしまった経緯が描かれます。

後は謎解き要素、好きです。
5円玉って確か麦が描かれてたよな、
って部分だけは覚えてましたが、
他は分かりませんでしたね。

それぞれの過去に関しても、
あるときの警察官が
他のエピソードで主要キャラとなるなど、
ちょっとずつ繋がってるのも
なんかいいなとは思いました。

また、個人的に、キリコの過去に出ていた弁護士と、
エルの過去に出ていた弁護士の話で、
「順番逆じゃね?」となりましたが、
あれが伏線になっているとは・・・。
気づけたじゃん!と思ってしまったので、
それが少し悔しかった。

そんなな中で印象に残った言葉を2つほど。
(間違えて覚えているかもですね)

『悪人でも家族がいる』
今回集まった人たちが、
みんな色々と事情があったわけですもんね。
嫌いな人を陥れようとするときに、
この人を傷つけたら悲しむ人も
いるんだろうなって。
そういう思いで踏みとどまる人も
多いんですよね。

『人間は生まれながらで不平等だ』
ホントそれですよね。
金銭面で大学はおろか、
高校にも入れない子っていますもんね。
あと、親が裕福だと、
子どもにもお金をかけることができるから
有利なのも間違いないんですよね。
「私が手をつないだ人達はみんな不幸になってしまう」
の台詞にはうるっときてしまいました。
この人ホントに何も悪くないのにね。

ということで、他のメンバーの紹介も。

のびた、
引きこもり。
仕草や喋り方など、
いじめっ子がターゲットにしそうな、
役作りが素晴らしかったです。
この役の方、先程話した警官の役もやってて、
ちょっと頼りないが良い人、
くらいに昇格しており、
この演じ分けもよかったですね。

女優、
舞台出演してから、その付き合いが増えたので、
彼女たちもこういうこと思っているのかなと
感じました。
主宰の人、動きが女慣れしすぎ(笑)

ゴスロリ、
彼女の「間違えたことを間違えたと言える関係が親友」
という意見に大賛成です。
最後のすれ違いは切なかったけど、
その親友も周りに本心を言えなかったのが、
何ともいえない悲しさでした。

ギャンブラー、
こいつは背景もないクズかな、
と思った、序盤の私を殴りたい笑
妹思いのいい奴。
単純に騙しはしたものの、
8倍の賭けに勝ってるのって普通にすごくね?
ってなりました。

全体を通して、自分の生き方に関して
考えさせられる内容。
いつか「死」を迎えたとしても、
後悔をしないように、
やりたいことを常にやる、
そんな生活を続けていきたいですね。

アーカイブの紹介

以上、私の語りにお付き合いいただき
ありがとうございます。

今回の舞台はどれも面白く、
語りたい欲がヤバかったです。

最後にこの語りを見て作品を観たいと
思った人達に対して、
アーカイブの案内紹介を載っけておくので、
興味がある方は是非見ていただければと思います。
ただ、最初の2作品は期間が終わってしまった
ようなので、後半2作品のアーカイブを
ご紹介いたします。

『RoooooM!!』アーカイブ

『死刑島2023』アーカイブ

演劇ってやっぱりいいですよね〜。
8月はどんな舞台にであえるのやら、
それを楽しみに8月も過ごして行きたいですね。

最後までご覧いただき、
ありがとうございました!

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