第10章 3.同僚と友人の化学反応(2021/4~6 Blackboard Story)
クルミとテルの職場の同僚である夏目聖子と
3人でランチをすることになった。
テル、クルミ、夏目、飲食店にて
クルミ「あ、そういえば私、就職先決まりましたよ!」
テル 「お、そうなんだ!どこに行くの?」
クルミ「学校にデジタル採点を売る営業です!」
夏目 「そうなんですね!」
テル 「へぇ~、確かにデジタル採点、
普及するとラクそうだよね」
クルミ「そうなんですよ!
ホントに結構楽になるみたいですよ!
私もまだ就職したわけじゃないんで、
どんなものかよくわかってないんですけど」
夏目 「あたしも話には聞いているんで、
使ってみたいものですね」
テル 「まあ、夏目先生は、初担任で大変だもんね!
順調?」
夏目 「そうですね、クラスの生徒が凄く良い子で、
周りを引っ張ってくれる子も
何人かいるので、とても助かってます!」
クルミ「いいね!良いクラスじゃん!」
夏目 「そうなんですよ!
まあ、今は授業の準備が
追いつかなくて大変なんですけどね~。
あ、田中先生は何年くらいで、
準備が楽になりました?」
テル 「そうね、まあ、担任になった4年目は、
今まで作成した授業の財産があったから、
結構、授業準備は楽できたかな?
確かに1年目はめっちゃ
授業準備してたわ~」
クルミ「あ、その気持ち、分かります!」
テル 「まあ、俺が前に渡したデータ、使いなよ!
自由に加工して使って良いからね!」
夏目 「ホントあれ助かってるんですよね~、
ありがとうございます!」
クルミ「テル先生、ホントいろんな子の
手助けをしてるんですね~」
テル 「ま、頑張っている子の
味方でいたいからね」
夏目 「ホント感謝です!」
クルミ「なんか、こういう風に、
教員同士で縁が深まるの、
すごくいいですね!」
テル 「確かにね!
俺、働いてたところで、近い歳の子、
残念ながらいなかったんだよね~。
だから、こういうふうに、
若い人たちとお話ができるの貴重かも」
クルミ「そうなんですか?
田中先生の周りにも、
ヒデ先生とかいるじゃないですか!」
テル 「ヒデね~。
まあ、彼と仕事の話をすること、
あまりなかったりするんだよね~。
彼は今、既婚者でもあるわけだしさ。
あ、夏目先生に一応説明すると、
俺の高校時代の友人のヒデって子が、
クルミちゃんと同じ学校で
働いてたんだよね」
夏目 「え?何ですか、その偶然!
すごいですね!」
テル 「ホントそうだよね!
あ、ヒデで思い出したけど、
そういや、数学の先生で、
よく一緒につるんでた子も、
先生だったりするんだよね」
クルミ「そうなんですね!」
テル 「教科一緒だし、
今度、夏目先生にも紹介するよ!」
夏目 「いいんですか~!是非~!!」
テル 「まあ、教員って話だけじゃなくて、
普通にどんなことしてるのかとか、
共有できたらいいんじゃない?
あ、そういえば、夏目先生はさ、
休みの日って、何してるの?」
クルミ「あ、それ、私も気になります~」
夏目 「そうですね~。
教員のリモート会とかは、
よく参加しますね」
クルミ「そうなんだね!
休日も先生として
頑張っているわけなんだね!」
テル 「まあ、夏目先生、
結構楽しそうに働いてるもんね」
夏目 「そうですね!
ただ、2人とも、
色々な人と交流あるようで、
羨ましいな~、とも思います。
やっぱり、色んな人と関わった方が
良いんですかね?」
クルミ「そうね、私も、色んな人と触れ合って、
学べた部分もあるしね」
テル 「だよね~。
俺、最初の職場を辞めるまでは、
同じところでずっと働いた方が、
エライって固定概念に囚われてたもん。
周りから話を聞くことで、
今の働き方になってるわけだし、
ホント動いて良かった、って思ってる!
視野はホント広がるよ~」
夏目 「なるほど、そうなんですね!」
テル 「ここ2年くらいの出来事が貴重すぎて
教員辞めてから、今の働き方になるまでの
経緯を台本にして書き留めてたり
するんだよね」
夏目 「え?何ですか?それ?
めっちゃすごいじゃないですか!」
クルミ「そうなんですか!?
私も初耳なんですけど!」
テル 「まあ、ほとんどの人にこの話、
してないしね」
クルミ「それって、世に出さないんですか?」
テル 「まあ、そろそろ出してもいいかな~、
とは思ってるんだけどね」
クルミ「読みたいです!」
テル 「あら、そう?
じゃあ、思い切って公開しちゃおうかな!」
クルミ「楽しみです~」
テル 「確かに、これを機に、
noteに自伝を公開してみようかな。
こういった教員の子たちの
一つの生き方の参考になるだろうし。
さて、投稿、っと!」
※補足:この出会いのあと、実際にBlackboard Storyの第1章を投稿しました
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