第10章 4.広がる教員の輪(2021/4~6 Blackboard Story)
教員同士のランチ会が楽しかったため、
教員の輪を広げたいと思ったところ、
同じ数学の先生をやっている同級生の雪見泰斗と
話をしてみようと考えたテルは、
彼に連絡をし、リモートで話をすることになった。
テル 「お疲れ~」
雪見 「テル、久しぶりだな!
急にどうしたんだ?」
テル 「いやさ、最近、
教員の子とランチいってさ、
ふと、雪見がどうしてるか、
気になって連絡してみたよ!
なんか変化はあったかな?」
雪見 「あ、俺さ、そういえば教員試験受かったよ!
今年から正社員として働いてるよ!」
テル 「お!マジか!おめでと~」
雪見 「ホント、テルに面接とか
してもらったおかげだよ!」
テル 「いえいえ~!」
雪見 「テルは、今どうしてるの?」
テル 「ああ、そういえば、
辞めたって話はしたよね?」
雪見 「そうだね」
テル 「今は非常勤として2校掛け持ちしてる」
雪見 「お、マジか!戻ったんだね!」
テル 「まあ、実は、去年もう戻ってるんだけどね。
今年で非常勤2年目だよ」
雪見 「いや~。ホント、
テルが教員に戻ってくれてよかったよ!
絶対向いてると思ったからさ!」
テル 「ああ、それ相沢からも言われたよ!」
雪見 「絶対みんなそう思ってたわ!
正直、俺は、テルが先生辞めたって
言ったときはショックだったもん。
てか、相沢と会ったんだね」
テル 「ああ、そうね。
彼女とは年1くらいで
飲みに行ってるよ」
雪見 「へぇ~。そうなんだ。
まあ、うちらと相沢、
3年間同じクラスだったもんね。
てか、普通に女子と飯行ってるんだね、
羨ましいわ」
テル 「ああ、なんなら、
前に一緒にご飯行ったっていう、
教員の子たちも、2人とも女子だよ」
雪見 「マジか!」
テル 「まあ、1人は元教員になるのかな?
今は電子採点を売る仕事してるんだって」
雪見 「え?電子採点?それめっちゃ便利だよ!」
テル 「え?使ったことあるの?」
雪見 「前の学校で使ってたんだよ。
200人の採点が15分で終わった」
テル 「え、何それ?凄いんだけど」
雪見 「採点終わりました~、って言ったら、
職員室中がざわついたよね」
テル 「マジか、それなら使ってみたいわ!」
雪見 「今は公立だから、うちは厳しいんだけどね~」
テル 「ああ、公立はそうだよね~。
あ、じゃあ、うちは私立だから行けるかも!」
雪見 「確かに、私立の方が融通利くよね」
テル 「凄い参考になったわ!
早速、職場に提案してみるわ!」
雪見 「どういたしまして!
てか、やっぱテルってすごいよな」
テル 「え?どうした?」
雪見 「行動力が凄いよね」
テル 「まあ、前の学校で、
行動しないで後悔したことは、
何度もあったからさ。
ここ1年も、いろんな人と交流して、
ホント良かったと思ってるしね。
そのメンバーを集めて、
みんなで遊んだりしてね~。
めっちゃ楽しいよ!」
雪見 「へえ~、そんなこともしてるんだね」
テル 「あ、よかったら、今度、
いろんな人集めて、
謎解きするけど参加してみる?」
雪見 「謎解きか~、面白そうだね!
そうだね!参加してみようかな!」
テル 「了解!絶対楽しめると思うよ~!
よろしくね!」
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