自分の命の価値を振り返るきっかけとなる『三日間の幸福』
本日は、読んで心動かされた名作、
『三日間の幸福』について語ります。
この物語は、自分の人生をお金に変えた主人公が、
残り少ない人生を、
人生の監視員の女の子と共に過ごす物語です。
※以下少しネタバレ有。
この物語で印象に残ったこと、
それは、主人公と初恋相手との再会シーンです。
お互い、好きだった。
ただ、ボタンの掛け違いで、
相手は自分のことを憎むようになっていた。
その人といい思い出を積み重ねても、
たった一つのすれ違いで、
全部がダメになってしまう。
本当に人間関係って難しいなと、
思わせる場面でした。
相手のSOSが気づきにくいものではあったものの、
それに応えず、
自分が助けが必要な時にのうのうと会いに行く。
確かに相手からすればたまったもんじゃないですよね。
と、客観視したものの、
私自身も無意識にそうしていることも
あるかもしれませんので、
振る舞い等は本当に気を付けなければ
ならないんだなぁと感じた場面でした。
それと、印象的なものは、
彼の『自分は特別な人間だ』と思っていた姿勢。
そう思いたい気持ちってありますよね。
私もそう思った時期もありました。
ただ、自分の代わりなんてたくさんいるんですよね。
それに気づいてからは、
生きるのがかなりラクになりました。
仕事に関しても、代わりならいくらでもいる。
もちろん社会人として与えられたことには
しっかりと取り組んでいますが、
「自分しかできない」という先入観は捨てて、
できないところは無理をしないようになりました。
だからこそ、私は、
自分しかできないと思い込んでいるものに関しては、
やりたいものをやるように心がけています。
私の人生の価値はどのくらいなのか。
良い価値がつくように、自分に後悔なく、
精一杯生きていきたいですね。
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