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酒池肉林

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#私小説

囁き声

醜女に、逃げられ、なす術もなく、夜の街に潰走してきた。さぁて、今日はどの店がいいかな〜(…

竿の上の山脈

ニューハーフヘルス行きつきました。 前回のこともあって、色々考えた挙句、女はやめようとい…

ウルトラジャパンとチンピラ

眼前で、おっぱいがエレクトリックな音楽に合わせて揺れている。鷲掴みにしたい衝動に駆られ、…

煌びやかな憧憬

「おい、今夜の女どうする?」 「どうするも何も、入場できるかが問題だろ。」 「大丈夫だって…

面罵と酒反吐

「今日は俺の奢りだ。好きなだけ飲み食いしろやお前ら!」 社会人になって一回やってみたかっ…

浪費家の虚しい労苦

「わたしゃ、この世界は、50年以上の大ベテランよ。」 「あーそう。水割り作ってくれる?」 産…

不幸中の不幸

「ジャンケンホイ!」 「あいこでしょ!」 「さくらの負けね〜!」 「ヤベエ!二人じゃん!」 「負けたら、座れよ!」 ジャンケンして喜んでいる。一昔前にやっていた。とんねるずのみなさんのおかげでしたの男気ジャンケンみたいだ。小学生の頃、楽しみにしてたコーナーの一つである。そんな入魂のジャンケンを女3人組は俺の前で繰り広げている。しかも、争っているのは俺の隣の席。 「ジャンケンホイ!」 「あいこで!」 「あいこで!」 「やったー!マイコの勝ち〜!」 「ミユ座れよ!」 「なんでだよ

モテ期

俺はある店に向かっていた。それは行きつけのゲイバーだ。 「いらっしゃいませ〜。チンチンマ…