秋田ノーザンハピネッツさんから学んだこと

(5763文字/約5分ぐらいで読めます)

1ヶ月ほど前にBリーグに所属している
秋田ノーザンハピネッツさんの試合を
観に行かせていただきました!


バスケの試合を観に行ったのは
小学生の時に東京アパッチさんの試合を
お父さんに連れられて観に行った時ぶりで、
めちゃくちゃ楽しかったです!!
#小学生の作文みたいな感想



そんでもって今回の記事では
ハピネッツさんの試合を観に行って
学んだことをまとめていきたいと思いますが、


もちろんそこは
思考がねじ曲がっている下澤悠太なので、
ただ、シンプルにバスケの試合を
楽しんでいるはずもなく、

「なぜハピネッツは盛り上がっているのか?」
みたいなことを分析して、
少しでもブラウブリッツ秋田の集客に
転用できることはないかな?
と血眼になって理由を探しながら観戦しました!



ということで
具体的に学んだことを
まとめていきます!!


室内という環境の素晴らしさ


・圧迫感か、開放感か。

まずやっぱりいいなと感じたのが
室内で行われていたということ。笑

サッカーのように屋外でやるスポーツだと
気温が寒ければ寒いほど
余計なストレスがかかりますが、

室内であれば暖かいので
余計なストレスがかからず、
よりバスケに集中して観戦できる

と思いました。


また、会場では
常に音楽(応援)が流れていたのですが、

室内だと音が反響しやすくて
ずっと身体に響いている感じがして、
重低音の「ドンッ!ドンッ!」
というリズムに心臓の鼓動がリンクします。

そうすることで
心拍数が上がり交感神経が優位になることで、
ドキドキやワクワクといった感情を
抱きやすい(錯覚しやすい)
のかなと思いました。

(室内の温度が暖かかったり、
体育館という密閉されている空間によって
ドキドキしやすくなるのもある気がする。
サウナや狭い空間にいると
知らぬ間に呼吸が浅くなって
ドキドキするみたいな。)

ではブラウブリッツ秋田の本拠地である
ソユースタジアムで考えてみると、
圧迫感というよりは
開放感のある(音の逃げ道が多い)スタジアム
だと思っていて、

室内よりも音が反響しづらい分
音によるドキドキやワクワクといった
感情を作りにくいのかなと思いました。

ただ、それはあくまでも
お客さんが入っていない時の話であって、
開放感のあるスタジアムで
観客が満員になった時の迫力(圧迫感)は
すごいですよね!音も響きますし!
#数の暴力


ちなみに
圧迫感のあるスタジアムといえば
先日遠征でいった、長野Uスタジアムや
パナソニック吹田スタジアムの印象が残ってて、

観客席とピッチの距離が近かったり
太鼓の音が反響しやすい(逃げにくい)作りで、
ハピネッツの試合を観た時のように
ドキドキする感覚を覚えました!


つまり
何が言いたいかというと、

音という観点で見た時に
開放感のあるスタジアムの場合は
観客がたくさんいないと音が活きにくく、
圧迫感のあるスタジアムでは
たとえ人数が少なくても
音が反響しづらいので音が活きやすい

ということになります。


そう考えるとやっぱり
お客さんはたくさん入った方がいいし、
室内の新スタジアムが欲しいな。
という話でした。笑


演出の巧さ


誰でも参加しやすい応援

ハピネッツさんは
試合前に応援練習をされていました。
(ブラウブリッツ秋田でも行われている。)

そして、
それは声出しの練習ではなく
手拍子の練習であったことから、
初めてきた人でも参加しやすいと思いました。
(声出し練習がなかったのはコロナの影響?)

初めて観戦しに来た人目線で考えても
いきなり声を出して応援に参加するのは
ハードルが高いと思うので、
手拍子だけなら気軽に参加しやすそう
ですよね!

ちなみにハピネッツさんは
叩くメガホンを販売しているそうなのですが、
メガホンを持っていると
なんか叩きたくなりませんか?笑
(大学時代の応援している時ずっと叩いてた)

この心理はよく分からないのですが、
応援の音量を大きくするための
取り組みとしていいなと感じました!



・攻守で流れる音楽が違う

試合中に流れていた曲は
攻撃の時と守備の時の2種類。

攻撃の時はテンポが早くリズミカル。
守備の時は少しテンポが落ちゆったりした感じ。

先ほども書いたように、
音(重低音)と自分の鼓動はリンクしやすく
聴く音によって抱く感情が変わりやすいと思うので、

試合の中で1番盛り上がる時は
間違いない『得点が入る時』なので、
攻撃の時にテンポが速い音を流せば
よりドキドキワクワクしやすくなり
満足度も高まりやすくなりそう
ですよね!

(サッカーでもゴールに近づくにつれて
太鼓や手拍子が早くなったりしますが
それも一緒ですよね!)


なんかここまで
当たり前のことしか書いていないな。笑


選手との距離が近く感情移入しやすい?

バスケは競技特性的に?
ピッチのめちゃくちゃ近くで
観戦できる席があったりと思いますが、
(そもそも会場が狭いこともある)

それだけ近いと選手の会話や息遣い、
表情などがクリアに観れて
試合の緊張感を肌で感じやすいと思います。


その結果、
ピッチが近いほど五感が刺激されやすく
感情移入がしやすい(応援したいと思いやすい)
のかなと思いました。
#なんとなく言いたいこと伝わっていますか


例えば
僕が高校時代に所属していた
柏レイソルの本拠地である
三協フロンティアスタジアムは、
サッカー専用スタジアムで
めちゃくちゃ客席とピッチが近いのですが、

近ければ近いほど
選手の熱量などを肌で感じやすく、
そこで選手が頑張って闘っている姿
(表情や声なども)を見ると、
「俺たちが応援で後押しするぞ!!」
と思いやすい
みたいな感じです。
#これで伝わってくれ


ということを考えると
やっぱりサッカー専用スタジアムの方が
観る側の満足度も高くなりそうだし、

仮にサッカー専用スタジアムではなくても、
電光掲示板で選手の表情を多く映すみたいな
感情移入しやすい取り組みができたら
いいなぁ〜と思いました。



タイムアウト中も楽しませ、熱を下げない

ハーフタイムやタイムアウトの時には
常にダンサーの方々が出てきて
会場を盛り上げていました!

(踊ったり、スポンサーさんの紹介をしたり、
抽選会の当選発表をしたり)


そうすることで
試合が行われていない時間でも
別のコンテンツを楽しめて
満足度も高まる
と思います。

それに個人的に
お客さんの熱を下げないことも
担っている
のかなとも感じていて、

仮にハーフタイム中に何も取り組みをせず
スタジアム(体育館)が静かな状態だとすると、
それはそれで一旦気持ちをリラックスできて
後半の試合に集中できるかもしれませんが、

『会場の雰囲気・盛り上がり』
という視点で考えてみると、

一度気持ちをリセットしてしまった中で
そこから前半の盛り上がっていた時ぐらいまで
熱量に戻すのって結構大変
だと思っています。

1人静かな部屋で落ち着いている時に、
一気に熱量のギアを上げて
大きな声を張り上げて歌うことに
抵抗感を感じるみたいなことです。

その気持ちの浮き沈みを
できる限りなくすためにも、
休憩中の盛り上げ方が重要
なのかな〜
と思いました。

それはダンサーが出てくるといった
何かイベント的なことを行うのも1つですが、
単純に音楽を流しておくだけでもいいと思います。

それこそよく演出で行われることとして、
試合前に会場で流す音楽のボリュームを
試合開始に合わせてどんどん上げていく

こととかは有名だと思います。

そうすることで
お客さんが会話する時の声の音量も
試合開始に合わせて次第に大きくなり、
いざ試合が始まった時には
大声で話すことに抵抗がなくなっているので、
最初からマックスの声で
応援してもらうことができる

という感じですね。

ちなみにバスケの場合は
そもそも競技特性的にリラックスできる
(気持ちをリセットする)時間が結構ある
と思っているので、

なおさら、
お客さんにリラックスしてもらう時間を
わざわざ自分たちで作らずに、
常に会場のボルテージを上げることに
集中しやすいのかなと思っています。

(その辺は後で書きたいと思います。)


・交代もスムーズで時間が短いため、
熱量をずっと高い状態でいれる

これは上記の話と繋がりますが、
バスケの場合は選手交代の時間が
トータル数十秒で終わるので、
観客の熱量を維持しやすいと思います。

一方、サッカーでは
グランドが広いこともあってか
選手交代に30秒〜1分ぐらいかかるため
その瞬間に少し一息ついてしまうというか、

特に応援しているチームが良い流れの時は
せっかく熱量が高まっている時なので、
「うわぁ... 今いい流れなのに..」
と不満を感じやすいかもしれません。
(それを逆に作戦で利用する時もありますが)

ということを考えると
選手交代(笛が止まっている)の時ほど
応援や拍手のボリュームを上げてみる

という取り組みが些細なことではありますが
大事なのかもしれません。


応援の一体感

サッカーの観戦の仕方は様々で、
飛び跳ねて応援するサポーターの方がいたり、
座ったまま手拍子だけで
応援に参加してくれている人もいたり、
はたまた応援には参加せずに、
ひたすら選手のプレーに注目して
学ぼうとする人がいると思います。

つまり会場全体で考えると
観戦している目的は人それぞれバラバラで、
ある意味で一体感がない
気がしました。

(まぁこれはしょうがないんですけど。笑)


一方、バスケの場合は
声を出して応援するにしても、
手拍子だけで応援に参加するにしても、
はたまた選手のプレーを学ぼうするにしても、
基本的には全員が同じフォームで
椅子に座わって観戦している
と思います。

つまりある意味で
「全員が参加している」
「全員でこの試合を作っている」
みたいな雰囲気ができやすく
会場に一体感がある
ように感じました。

まぁサッカーの会場で
このような空間を作ることは
そんなに簡単ではないかもしれませんが、

それこそブラウブリッツ秋田のサッカーは
ひたむきさや献身的な姿勢を前面に出した
サッカーだと思うので、
その姿勢を後押しするためにも
会場の雰囲気(「応援するぞ!」という一体感)は
相性が良さそうな気がしています。
#秋田一体
#現役の選手が言うことではない

じゃあ具体的にどうするかを考えると、

・スタジアムは小さい方が良い
・初めて来られた方でも参加しやすい応援にする
・その応援を会場全体にしっかり共有する

みたいなことはたぶん誰でも思いつくし
すでにやられているチームが多いと思うので、
また別の機会でちゃんと考えてみます!

何か思いついたら教えてください!

・小さい会場だからこそ起こる安心感

ここからは上記の話と少し繋がりますが、
体育館みたいな小さな会場だと
反対側の観客席の距離が近いですよね?

なので試合に集中して観ていたとしても
特に意識しなくても反対側にいる
お客さんの反応が分かりやすい
と思います。

日本人っていうのは特に
周りの目を気にする人種だと思っていて、

仮に自分の中では声を出してでも
喜びたいプレーを見たとしても、
周りのお客さんが全く喜んでいなかったら
たぶん多くの人が喜ぶことに
少し躊躇すると思います。

だからこそ
会場が狭いほど反対側の観客の様子が
無意識でも視界に入ってくるので、
いちいち周りを確認せずに
「自分も喜んでいいんだ!」と思って
気持ちよく喜びやすい
のかなと思いました。


一方、サッカーでは
反対側の観客席との距離が遠いと思います。

だからこそ
個人的にとても良いプレーだと思って
喜ぼうと思ったとしても、
周りの目を気にしてしまう人ほど
真横の人の反応を確認する必要があるので、
反射的に心の底から100%で
喜びにくそう
だなと思いました。
#言いたいこと伝わってますか

(とはいえ情報は目だけでなく耳もあるので、
周りの目など気にせずに
反射的に喜んでしまう人も多いと思いますが笑)


・マッチデープログラムがもらえる

ハピネッツさんの試合を観に行った際に
無料でマッチデープログラムをもらいました。
(ブラウブリッツではコロナの影響もあって
ホームページで掲載しているとのこと)


掲載されている内容としては、

ここ最近のチームの状況や
表紙に載っている選手の紹介であったり、


ハピネッツ選手や
相手チームの選手を紹介する記事、


あとは
チームとしての理念を紹介していたり、
ここまでの順位表、フロアガイド、
試合の日程、オフィシャルパートナーなどの紹介
『クラブハピネッツ』(会員のご案内)
などでした!


特に初めての観戦の人ほど
まだ選手の名前やクラブの詳しいことを
知らないと思うので、
このような情報を知るきっかけになる媒体を
もらえることは助かるのかなと思います。



そして、その中でも
特にステキだなぁと思ったのが
クーポン券がもらえることです。



もちろん僕がステキだと思う理由は
「やった!お金が安くなる!!」
という理由ではなくて、

ハピネッツさんの
お客さんへの配慮というか
少しでも満足してもらうための姿勢が
ステキだなと思いました。
#お前は一体誰なんだ


それこそこのクーポン券を配ることで
イオン東北株式会社さんの宣伝にもなりますよね。


このクーポン券を配ることで
どれくらいお客さんの満足度や集客に
影響があるのかは分かりませんが、

少なからずお客さんを
満足させようとするだけでなく、
サポートして頂いている
企業のプラスになるためにも、

これだけ細部にこだわっている
クラブであるならば、
「それは応援されるよね」と思えるのは
至極当たり前のような気がしました。


それこそ上記で書いたような
会場の演出などの全てが、

「どうすればお客さんは喜んでくれるか?」

と常に考えているからこそ
形になっているものなのかなと思いました。


それにこれって
たぶん組織だけの話ではなくて、
僕個人にも当てはまることで、

やっぱり自分の利益だけしか考えてない人って
たぶん応援されなさそうですよね?

もしワンピースのルフィが
自分の私利私欲のことしか考えずに
誰も助けようとしない人間だったら、
全然魅力を感じないし
応援したいとも思えないと思います。

「海賊王になるだってぇ..?
1人で勝手になっとけ!!」です。



ということで
僕自身もハピネッツさんのように
「応援してくれる人たちが
何をしたら喜んでくれるのか」を考えて
行動に移せるような人間になりたいと思います!


本来の話の趣旨とは違いますが
なんか良い感じにまとまったので
今回はこれで終わりたいと思います!


現場からは以上でーす。

ちなみに
サッカーには転用しにくそうだけど
バスケならではの面白さだなと
感じた内容もまとめてみました!!

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