センスを言語化してみる



えとみほさんが僕のnoteの感想を
わざわざ書いてくださいました!


とても恐縮ですが、
僕のことをマーケティングセンスの持ち主だと
感じてくれたそうです。


理由としては

「売り物について深い知識と愛着を持っているにもかかわらず、まったくその売り物に興味がない人の立場に完全に立てているというところだった。これは意図してできるものかというと、ちょっと違うと思っていて、まさに「センス」としか表現できない。」

と書かれていまして、

個人的にあまり意識はしていなかったのですが、
意外とこの『フラットに見る能力?』
を持っているのは良いっぽいです。笑


ただ!やっぱりそれを『センス』として
片付けてしまうと再現性が持ちづらくて、
多くの方の学びとして転用しにくいと思ったので、

理屈で説明されていないことに出会うと
クロスワードパズルのように解きたくなる僕が、

ちっちゃい脳みそで
「なんでこういう考えを持てたんだろう?」
を考えてみた!というのが今回の内容です。笑


で、考えてみた結果
たぶん理由はいくつかあったので、
今回はその中の一つを紹介させて頂きます。
#なんか偉そうですみません笑




そもそも「センス」と聞いた時に、
とある自分の好きな言葉を思い出しました。



それは
『センスは情報量に比例する』
という言葉です。
#もはやこれが結論

「人間が想像できることは、
人間が必ず実現できる」

という言葉を、SFの父とも呼ばれる
ジュール・ヴェルヌさんが残しておられますが、

逆を言えば
「想像できないことは、実現できない」
ということだと思います。


つまりサッカーに限らずですが、
頭の中にある情報を使わないで
0→1で新しいものを生み出すって
かなり難しいと思うんですけど、

それはたぶんサッカーセンス溢れる
ロナウジーニョさんやネイマール選手も同じで、

彼らの独創的なプレーは
その瞬間瞬間に0→1で考えているというよりは、

たぶん情報として
過去に自分が行ったプレーや
他の選手のプレーを
頭の中に貯蓄していて、

それをそのまま真似したり
組み合わせて新しい技を
作っているんじゃないかな〜と思っています。

(だから僕はサッカーセンスを磨くために
情報収集としてサッカー観戦が好きなんです)


つまり過去に貯めていた情報量の多さが
サッカー選手としてのセンスを
生んでいるんじゃないか?
という話でございます。
#たぶん言語化の能力も大事です


で、えとみほさんが
センスとおっしゃってくれた
自分の『フラットに見れる能力』も、
たぶん情報量(経験値)が影響しているのかも!
と考えてみました!

例えば僕はよく監督目線で

「監督目線で考えると
どういう選手が試合に使いやすいかな?」

「監督目線で自分を見た時に
今は何が足りないのか?」

みたいなことを考えたり、

試合の時には

「この展開なら〇〇を意識したほうがいいから、
たぶん△△選手を投入しそうだな!」

みたいな感じで
なんか偉そうに監督の采配を考えていたりします。笑
#なんかごめんなさい


その他にも
自分は相談をされることが意外と多いことで、

普段から『相談相手』と
『相談相手が揉めている第三者』に憑依して、
それぞれの視点で考えるようにしています。


で、
この『別の人に憑依して考えること』の
経験値(情報量)が多かったことで、
結果的に物事をフラットで観る力が
養われてきた
のかなと思いました。


まぁその他にも、

自分から積極的にサッカーに限らず、
色々な情報を学びに行って、

そこで学んだことを
「これを自分の立場って考えるとどうだろう?」
というように、

『他の学びを自分に転用する作業』を
普段からいっぱいやっていたことも
影響があるのかもしれません!


だだ!

たぶん『他の人に憑依する』こと自体は
多くの人がやってることだと思うんです。笑


本当の問題はそこじゃなくて、

「自分の得意分野で
すでに成功体験があったり、
愛着がある状態で、
なぜ残酷なまでに冷静に見れるのか?」

という話だと思います。笑


やっぱりサッカーが大好きであればあるほど
良いところばかり目について、

サッカーにそこまで関心がない人に対して

「なんでサッカーに興味がないの?
どう考えたって面白いじゃん!!」

と、サッカーに興味がないことが理解できない
みたいなことってあると思います。



ただ、下澤の場合は
なんかバカなのかよく分からないですけど、
意外と冷静に物事を判断できることが
多いんですよね。


「それってなんでかなぁ〜」
と考えてみたら、

『感情に流されない環境で育ったこと』や
『感情に流されない性格』

が影響している気がしました!


例えば僕はボランチという
チームの心臓とも言われるポジションを
主戦場としているのですが、
このポジションの選手の良し悪しが
チームの良し悪しに繋がると言われていたりします。

だからこそ常に冷静に
最善の選択肢を選べるように、
たとえ相手からラフプレーがあったとしても
怒りを感じて感情を乱さないように、
どんな時にも冷静沈着でいられることを
意識していたりします。


その他には、
僕は情報収集する時に
誰がどんなことを言っていても、
(たとえ天皇さんでも!)

冷静に判断できるように
「それは本当に正しいの?」
と一度疑ってみて、
しっかり咀嚼してから吸収する癖があったり、


「このトレーニング方法いいみたいだよ!」
とオススメされた時でも

「そうなんだ!やってみる!」ではなく、

「何がどう効果があるの!?」という
理屈の部分が気になっちゃう性格が
影響している気がしました。笑


あとは以前noteにも書いたんですけど、
『反事実』という
"今起きている事実とは別の可能性を考える"ことを
癖づけているのも影響があるのかもしれません。




つまりたまたま運が良く
育った環境や出会った情報に恵まれて、
冷静に考えられる人間になれた!
という話でした。笑


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自分が実際に
当事者だった時を思い出してみる


で、最後に
『自分が興味がある分野であればあるほど、
全く興味がない人の視点を考えづらくなる』
という話で思うことがあって、


例えば
「サッカーに興味がない人に
どう会場に足を運んでもらうか?」
みたいなことを考える時に、

たぶんそのまま
「自分がサッカーに興味がない人だったら
どうなのかなぁ〜?」
と考えてしまうと、

あくまでもその状態だと
自分の愛着や経験でできている眼鏡をかけて
考えていると思うので、
本当のサッカーに興味がない人の視点には
立ちづらい
と思います。

「ん〜 でもどう考えたって
野球の方が試合時間が長いし、
90分なら全然楽しめそうだけどなぁ〜」
みたいに。


個人的に大事だと思っているのが
自分が実際に当事者だった時で考えてみることで、

例えば
「そういえば、この前全く知らない人から
僕らのドッチボールの試合
めちゃくちゃ面白いから観に来て!
と勧誘をされたけど、
やっぱり行く気にはなれなかったなぁ〜。
あっ!ということは
サッカーに興味がない人からすると
そういう気持ちなのかも!」

みたいな感じだったら
正確に相手の気持ちを
考えやすそうだなと思いました!


まぁそんなこんなで、
結局こんな変な考え方が
選手としてもっと成長することに
繋がっていたりするので、
変な人間になって良かったなぁ〜
という話でした!

現場からは以上でーす!

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