【ご報告・執筆までのエピソード0】
以前、お知らせいたしました本の出版ですが、
予定ですと今夏、まさに今頃でしたが、
少し延期させていただくことに致しました。
楽しみに待っていただいていた方には、
大変申し訳ありません。
理由は、書き進めるうちに、
過去の自分の原稿に納得できなくなってしまい、
もう一度すべて書き直したいと思ったためです。
春頃に書き始めたときには「本当に自分に本なんて書けるのか・・?」と
半信半疑の面もありながら進めていました。
進めるうちに、
いろいろと盛り込みたいことや表現したいこと、
せっかく人に届けるにはこんな内容もよいのではないか、
自分が今書くべき、伝えるべきものとは?
など、さまざまなアイデアや想いが浮かんでは消えていきました。
しかし、考えすぎてしまったのか、
曲がりなりにも4分の3ほど書き終わったころには、
執筆自体がつらくなっていて、
また出来上がった文章も実力不足から、
読み返しても面白さを感じられなくなっていました。
自分の星への思いは、こんなものだったのか?
自分の旅は思い出は、こんなものだったのか?
そう自問自答する中、
中学の頃に書いた作文に関して、担任の先生からもらった一言をふと思い出しました。
「家族で大笑いさせてもらいながら、読ませてもらいました。」
そのときの作文を思い出してみたのですが、
遠足の作文にしては、400字詰め原稿に20枚弱、提出期限も大幅に遅れた上に、余計なディテールや自分だけが笑えるポイントばかり強調した、おそらく趣旨からは大きく外れた”無駄な文章”ばかりの作文だったはずです。
それでも先生は、その言葉をくれました。
そして確かにその文章は自分が体験した遠足の出来事、
そのものであり、なにより自分が納得し面白いと思えたものでした。
ここ何年も
『自分は文章を書くのが苦手』
と思っていましたが、そんなことはないんじゃないか?
さらに時同じくして、
本を書き始めたころに出会った
「読みたいことを、書けばいい」という著書を読了したこと、
尊敬する先輩からの「佐々木君は思ったことを喋る様にかけばいいんじゃない?」というアドバイス、
読んでもらった友人からの感想の内容が、
自分の書きたい文章、伝えたいメッセージを指し示してくれた気がしました。
そして、それこそが ”自分の書くべきこと”に思えました。
そして、
そこから一本書き上げたものは、本当に面白くてドラマチックで大好きなストーリーになりました。
おそらく本にも収録されるかと思います。
このことによって、
やはり妥協したくないという思いが勝ち、延期を決めました。
初めての自分の本、
そして何より楽しみに待ってくれてる人がいるからこそ、
最高の本をお届けしたいと思っております!
ということで、
僕の執筆ストーリーはこれがエピソード0。
ここから完成まで時折のぼやきも含めて、
#星旅本 ぜひお付き合いいただければと思います!
ササキユウタ