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そうなのだけど、そうじゃない

166日目

そうなのだけど、
そうじゃない。

内容はごもっとも。
それに対して否定的な気持ちはなくても、そうじゃないという気持ちが先行してしまうこと。
所謂、「やきもき」が適切な表現かもしれない。

このやきもきとの対峙が実は非常に難しい。
経験値の差でそれを受け入れることも流すことも出来る。
そもそもやきもきもしないという人はかなり稀なパターンだと思うが、
気にしなければいいというのもごもっともだが、
気にしないように出来るようになるにはそれこそ経験値が必要か、
全く無関心になるという半ば非人道的になるしかない。

前向きな捉え方をすると、やきもきするほうが人間らしい。
やきもきもしないというのは極端な話、
不感症で無関心がそうさせる。
人間らしくやきもきした際の感情のぞわぞわをどうクリアしていくのか。
難しいのはみんなこのぞわぞわは嫌なのだ。極力避けたい。とても理解できる。
ただこのぞわぞわは、色々な向き合い方や解決策があればアプローチを変えることが出来るのだが、現状自分の経験値と知っている限りの感覚で言うと、ぞわぞわを避け、流してしまった瞬間に同じような状態をまたどこかで繰り返す。
そのぞわぞわレベルを乗り越えることは出来ない。受け入れられないままになってしまう。
特効薬もなければ、どうしても時間がかかる状態がぞわぞわ。
そうなのだけど、そうじゃないという気持ち。
そうなのだけど、そうじゃない思いを抱く自分Aと自分Bがどう立ち合い、どう乗り越えていくのか。同じ質のぞわぞわで次立ち止まらないために。
そしてそれは全て自分のためになり、誰かのためになるということも。

そうなのだけど、そうじゃない。
実によくある話だと思う。




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