ユータロ

日々、情報をたくさん目にしていて、色々なことを思ったり考えたりしているはずなのに、気が…

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日々、情報をたくさん目にしていて、色々なことを思ったり考えたりしているはずなのに、気がついたら、あれ何だっけ?と忘れてしまう。もしくは同じようなことを延々と考えてしまう。この流れていく思いたちをどこかにまとめたい!と始めました。

最近の記事

裸はどこまでが文化か

先日行われた東京レインボープライドにて、過度な露出や過激な表現があったと、コミュニティ内で話題になりました。運営もその問題については、認識されており、すでに対処されています。 個人的には公衆浴場やプールなど、裸で利用することが前提である場所以外で、裸(は犯罪か…)や露出度の高い人を目の当たりにするのは苦手です。だから、それを肯定する主旨は全くないのですが、一方で、裸であることは、どこまでが文化なのだろう、という疑問が浮かびました。 祭りで男たちが裸や褌姿になる(女性なら水

    • 「女性活躍」って言わなくなってからが本気

      NHK朝の連ドラ「虎に翼」を見ています。とっても面白いです。このドラマは、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー(NHK HPより)。女性を取り巻く昭和の空気を感じることができます。女性がいかに尊重されない時代だったかを知ると、心苦しくもなります。 はて、今の時代はどうでしょうね。昭和に比べれば、世の中は男女平等という空気は当たり前になったのかもしれませんが、「女性活躍」という言葉にいつももやもやしている自分がいます。 「今活躍

      • ゲイカップルを面白がってるお父さんたちへ

        浅草のとある洋食屋さんで食事をとっていたある日、隣の席に夫婦+子ども2人の家族が座った。 そして、父親とおぼしき男性が私たちを見るなり、「男同士で同じ指輪をしてる」といった内容のことを面白がって妻に話しており、妻からはそんなことを口に出して言うもんじゃないと諭されていた。 東京に住んでいると、同性カップルであることに好奇の目を向けられることは稀だけど、ないわけではない。もちろんいい気持ちはしない。腹の中でどう思うかは勝手だが、相手に聞こえるようわざわざ口に出して言うのはマナ

        • 無意識に性別を当てはめている

          今まで無意識だったけれど、人に出会った瞬間に性別を当てはめているな、と気づいた経験について書いてみたいと思います。 僕はシスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性と、性自認が一致している)の同性愛者で、LGBTQのG(ゲイ)の部分に当たります。 世の中で出会う人の多くはシスジェンダーの異性愛者なので、時々、セクシャルマイノリティの方に出会えると嬉しくなります。勝手に、同じような苦難を乗り越えて来た同志のように感じるのでしょうか。 先日セクシャルマイノリティの団体で出会

        裸はどこまでが文化か

          人から期待されることが苦手

          桜林直子さんの「自分を知る」ワークブックを記入していたら、ふと自分でも意外な言葉が出てきた。それは「苦手なこと」の項目に「人から期待されること」と書いたのだ。 人から期待される身近な例は、仕事の現場にある。 人事評価制度に基づいて、目標を達成していれば良い評価が与えられる。 良い評価が与えられた人物は、会社から当然期待されるようになる。次に任せられる仕事も増えるだろうし、役職がつくかもしれない。 会社員としてはごく当然なシステムである。 しかし、僕はこのシステムが苦手

          人から期待されることが苦手

          会社員の受け取るものって給与だけ?

          6月を持ちまして、現職を退職するのですが、なぜ辞めようと思ったのかを出来るだけ言語化してみます。 まず、現職の給与額は、経理職という職種で考えると、平均より高いものです。給与面だけを考えれば、転職をすべきではないのだと思います。しかし、会社から受け取るものは給与だけではないと思うのです。 会社員として働く場合、自分自身の労働力(時間、労力、精神力など)を投資すると考えれば、会社から受け取れるものは全てリターンであると言えます。リターンとして一番わかりやすいのが給与ですが、

          会社員の受け取るものって給与だけ?

          すべてがお金ベースな生活

          大人になって思うことは、全てがお金につながっているということ。特に都市部に住んでいると、何かを得ようと思えば必ずお金を支払う必要がある。衣食住、時にはひと休みするために、場所代(公園やカフェ)をも支払う必要がある。一方、お金を得るためには働かなければならない。 そうすると、あらゆるものが、(お金が)いくらなのか?という尺度で測られることになる。その方が効率的だし、分かりやすいのだけど、そのシステムの中でしか生きていないと、ときどき虚しくなる。お金に換算できないことは無価値か

          すべてがお金ベースな生活

          好奇心の庭で向上心を育てる

          僕は向上心がないことに長いこと悩んできた。 資本主義である日本社会においては向上心がない者=怠け者だとみなされる傾向にあるから、自然とそう思わされてきただけなのかもしれないが。 しかし、最近気づいたことだけど、向上心を持つ前に、好奇心が必要なのだ。 例えて言うならば、好奇心という栄養のない庭では向上心は育たない。どこかから借りてきた向上心も、自分の庭ではうまく育たない。自分の中から湧き出す好奇心という栄養がある庭でしか、自分由来の向上心は生まれてこない。 まずは自分の好

          好奇心の庭で向上心を育てる

          条件フィルタリング症候群なわたしたち

          AmazonPrimeで放送されているバチェラー、バチェロレッテから、あらゆるテレビやラジオで寄せられる相談まで、他人の婚活に興味津々である。 他人の婚活を見ていると、男性は若くてかわいい女性を、女性は頼りがいがあって条件のいい男性を求めがちで、本能と言われればそれまでだけど、人を条件でフィルタリングして、より良い相手を探そうったって、そうは問屋が卸さない。 人と人には相性があるので、表面的な条件だけでなく、中身と付き合うことが大切である、と他人のことだから偉そうに言える

          条件フィルタリング症候群なわたしたち

          映画「エゴイスト」を見て自分語り

          映画「エゴイスト」を見てきた。 切なくて、優しくて、キレイな映画だったなと思う。 故郷に背を向けて、鎧を身につけて、 都会で成功しなければ!と踏ん張っている主人公の浩輔と、 様々な理不尽を背負って、真っ直ぐに生きている龍太。 僕はゲイという意味では同じだけど、 一般的な家庭で、一般的な愛情と教育を受け、 特に成功するでも転落するでもない人生を送っていて、 登場人物との共通点は多くない。 けれど、なぜかところどころで涙が出るのだった。 映画を見た後に、その涙の理由について

          映画「エゴイスト」を見て自分語り

          多様性って何だ。

          多様性とは、あらゆる性質を持ったグループが存在している状態のことを言うらしい。 人間社会では、グループといっても複雑に絡み合っているのでわかりにくい。 僕自身をグルーピングすると(アジア人)(日本人)(男性)(30代)(無宗教に近い仏教徒)(同性愛)(会社員)などと挙げることは可能だが、自分は自分なのであって、普段は所属グループを意識して生きているわけではない。 ところが、人々が話のネタにまとめるとき、グループを便利使いしているのかもしれない。 突然あるグループを持ち出し

          多様性って何だ。

          家でもTwitterでもつぶやけないことの行き先

          日々流れてくるニュースや、街で出会った出来事。 もっとこうしたらいいのに、もっとこうだったらいいのに、と思うことが多い。 家でブツブツつぶやいてもパートナーにはフワッとスルーされるし、かと言ってTwitterでつぶやくには重いし。 誰しも自分と同じ濃度で世界を見てはいないんだな。 そういう日々の中で流れていってしまう、思ったことや考えたことをここに残したいなと思います。 ユータロ

          家でもTwitterでもつぶやけないことの行き先