採用サイトは持ち家か?賃貸か?100個の項目で検討してみる
持ち家か?賃貸か?
昔から議論されているテーマである。(個人的には賃貸派だ)
採用サイトにも『"持ち家"or”賃貸”論争』があるんじゃないか?と感じたので、その話を記事にする。
採用サイトの"持ち家"と"賃貸"とは?
オウンドメディアリクルーティングという言葉が広く普及して、 今や多くの企業が自社の採用サイトを持っている。
そう。採用サイトを自社で"所有する"のが持ち家である。
では、採用サイトの賃貸とは何か?
毎月の家賃(利用料)を払って採用ページがつくれるATS(Applicant Tracking System)ツールは、まさに採用の賃貸マンションと言える。(言い切る)
それでは、採用サイトは持ち家と賃貸どちらが良いのか?
WEB 制作会社、システム会社、広告代理店、コンサル等の採用パートナーからは様々な提案やアドバイスをされると思う。
結局、どちらが良いかは自社の方針によるよね?
って話なんだけど、なんらかの基準がないと判断できなかったり、採用サイトが完成した後に足りないものが判明したり、困ったことになりかねない。
そこで、これから採用サイトをつくろう、あるいは見直そう、とお考えの方に、①機能・設計②募集要項③コンテンツ④応募フォーム⑤効果検証⑥SEO の6つの観点から押さえておきたいチェック項目を100 個にまとめてみた。
まあまあマニアックな内容も入っているので、1つの考え方として参考になる部分があれば幸いです。
なお、チェック項目を決めるにあたり、OWNED MEDIA RECRUITING にてBaigeの枌谷さんが発表されていたスライドとチェックシートを参考にさせていただきました。
▼間違った採用サイトの特徴と改善方法
採用サイトに付いて検討されているなら、絶対このスライドも目を通されることをオススメします!
また、採用サイトの活用についてはこちらの記事でも色々書いているので、ぜひご参照いただければと思います。
採用サイトの100のチェック項目:機能・設計編
採用サイトが設計段階で考えられていないと、求職者が使いづらいものになってしまうし、必要な機能がないと公開後の運用で大変な思いをすることになる。
設計や機能は一番上流の工程だから、ここで必要なものを過不足なく実装しておかないと、後から変更できなかったりしますからね。
「スマホ対応してない」「全く更新されていない」というサイトを今でもたまにお見受けするので、"採用するためのサイト"という本来の目的を達成するために何が必要か改めて見直すことをオススメする。
採用サイト100のチェック項目:募集要項編
採用サイトで一番重要なのは、募集要項だ。(間違いなく)
募集要項に書かれている内容が、そのまま入社後の勤務条件になるわけだから、当然求職者は目を通す。勤務地は?給料は?仕事内容は?シフトは?などなど、最低限確認したい情報がわかりやすく記載されているかが重要。いわゆる"ジョブディスクリプション"と言われる内容も募集要項に含まれる。
ATSや求人ページの作成ツールは、この集客面をウリとしているものが多い。(当社のHRハッカーもそうですが…)
採用サイト100のチェック項目:コンテンツ編その1
採用サイトをつくろう、リニューアルしよう、と考えた時に一番悩むのが中身となるコンテンツではないだろうか?
少しでも他社と差別化したいし、だけど情報が多すぎてもごちゃごちゃするし、新卒・中途・アルバイトでも伝えたい内容が微妙に違うし、何を載せたら興味を持ってもらえるんだろう?と悩む。
正解があるわけではないので、自社らしさが表現されていれば良いと個人的には思うけど、迷われる方はチェックリストと合わせてこちらのWACULさんの記事が参考になるはず。
採用サイトの100のチェック項目:コンテンツ編その2
色々な情報を調べても、コンテンツについてのお悩みは尽きない。
コンテンツと言っても、文章もあれば写真やイラスト、動画やSNSなど様々な方法がある。
採用広報は自社そのものをコンテンツとしたコンテンツマーケティング。
中身はもちろん、表現方法も含めてどうすれば自社らしさが伝わるか考える必要がある。そこで、コンテンツの方向性を考える時に便利だなと思って考えたのがこちらの、採用コンテンツの4Eフレームワークだ。
元ネタはSmart insigtさんなので、気になる方はこちらをどうぞ
採用サイト100のチェック項目:応募フォーム編
コンテンツも決まったら、忘れちゃいけないのが応募フォーム。
応募者のうち半分近くがフォームで離脱してしまうといわれているので、フォームの改善で大きく応募数を増やすことができる可能性がある。
応募項目が不必要に多かったり、入力しづらかったりしないか?実際に自分でエントリーしてみて、応募者の立場で気になるところと改善してみよう。
採用サイト100のチェック項目:効果検証編
採用サイトの効果検証、できてますか??
「良いサイトができた~!」と自分たちだけで満足するのではなく、アクセス解析のデータを元に客観的に振り返ったり、実際の応募者など第3者からのフィードバックを受けることでより良いものにしていく必要がある。
最終的には、自社に合った方からの応募があり、採用につながる必要があるので、そのためにどこに改善点があるのか?検証をしていくことが大切。
採用サイト100のチェック項目:SEO編
最後に、SEOだ。
Search Engine Optimization=検索エンジン最適化がなぜ大切か?というと、採用サイトを見てもらうために必要だからである。
せっかく自社の採用サイトをつくったのに、採用サイトへアクセスを増やすために高額の広告費が掛かってしまうようでは本末転倒だ。
検索した時に採用ページが上位に表示されやすくなっているか?募集要項が求人検索エンジンとの連携されているか?など、自社の採用サイトのSEO対策という観点も意識しておきたいところ。
で、結局"持ち家"と"賃貸"どっちが良いの?
「項目をチェックしたけど決めきれない…」
という方は、自社の採用ニーズ、すでに持っているサイトやツールとの組み合わせから考えると良いかもしれない。
それほど多くの人数は必要なく、アルバイトの採用がメインの店舗さんなどは”ワンルーム”のAirworkで十分でしょう。
複数の拠点があり、職種も多岐にわたる会社であれば管理しやすいツールとそれなりに情報提供できる”賃貸マンション”のATSの活用が向いてるかもしれない。
自社の世界観をしっかり伝えるブランディングを重視した採用サイトをつくるなら”注文住宅”と同じように、wordpressなどでイチから作った方がイメージ通りに仕上がるでしょう。
メンテナンスさえしっかりできていれば、必ずしも豪華な採用サイトはなくても良い方は採用できます。御社にピッタリの物件をつくっていきましょう
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