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【保存版】タイ人との結婚手続き。婚姻届をタイ国へ申請する流れ。

タイ人と籍を入れる手続き(手順)、つまり【婚姻届】の申請についてまとめておこうと思う。

これを書こうと思ったきっかけは、お友だちの日本人がタイ人女性と結婚することから、手続きについて少しアドバイスさせてもらったからだ。

(僕も5年くらい前に、婚姻届の申請 → 正式受理された経験あり)

5年前と変わらないところもあるし、少し変わったところもあるので(手続きが少し厳しくなった印象)、2021年12月版としてまとめておくよ。

タイ国内で”タイ人”との婚姻届を申請する流れ

まず婚姻届の申請 → 正式受理までを簡単に説明すると、

女性・男性問わず、日本人がタイ人とタイ国内で婚姻届を提出する場合、在タイ日本国大使館にて「独身証明書」「結婚資格宣言書」「パスポート証明書(を求められる場合あり / New!!)」を取得する。

それらの書類を“翻訳業者“を通して「タイ語に翻訳」し、タイ国外務省領事局にて認証(お墨付き)を受けた後、タイ国郡役場にタイ人の配偶者とともに提出。

最終局面として、後日、役場(役所)の人と面談(保証人と通訳の同席を求められる場合あり / New!!)し、問題がなければ晴れて婚姻届が正式受理される。

以上がざっくりとした流れだ。

※ちなみに(New!!)としたのは、僕らが婚姻届を申請した5年前と比べて変わったところ、と言うよりもより厳しくなったところである。

日本人が準備すべき書類(@在タイ日本国大使館)

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・戸籍謄本:1部(※3ヶ月以内に取得したもの)
・住民票:1部(※タイ在住なら“在留届”を提出済みなので準備不要)
・在職証明書:1部(※ワーパミ、無職の場合は準備不要)
・所得証明書:1部(※勤務先にて準備、無職の場合は準備不要)
・パスポート:1部(※原本&身分事項ページのコピー)
・証明発給申請書:1部(※大使館窓口またはHPからダウンロード可)
・「結婚資格宣言書」作成のための質問書:1部(※同上)

(New!!) ※ただし、基本は不要
・パスポート証明書:1部(※大使館窓口にて申請可)

※バンコク在住であれば、バンラック区役所で婚姻届を申請するはずだけれど、僕のお友達は“パスポート証明書”なるものが必要だと言われたそう(担当した役人による可能性大のため、行く前に問い合わせることをおすすめします)。

タイ人が準備すべき書類(@タイの役所)

・身分証明書:1部(※原本&コピー、IDカードのこと)
・住居登録証:1部(※原本&コピー、いわゆるタビアンバーンのこと)
・パスポート:1部(※原本&コピー、未取得の場合は不要)

※準備する書類の詳細は、以下、在タイ日本国大使館のサイトをご覧ください(申請用紙などもダウンロードできます)。

日本人がすべき書類申請の手順

まず上で書いた日本人が準備する書類を持参し、在タイ日本国大使館で「結婚資格宣言書」・「独身証明書(婚姻要件具備証明書)」・(「パスポート証明書」※要事前確認)を申請。

午前中の申請で当日午後、午後の申請で翌日午前の受け取りができる。

<在タイ日本国大使館>
住所:177 Witthayu Rd, Lumphini, Pathum Wan District, Bangkok 10330
電話番号:02 207 8500
Googleマップ:https://goo.gl/maps/adLsA49VotesynXe9

その後、受け取った書類をタイ語翻訳してもらう必要があるのだけれど、しっかりと翻訳免許を所持する業者じゃなきゃ無効になる(つまり、自分で翻訳することはNGだ)。

と言っても難しいことはなくて、在タイ日本国大使館の隣にある翻訳業者でOKで、僕もお友だちの日本人もそこでお世話になった。

<タイ語訳が必要な書類>
・結婚資格宣言書
・独身証明書(婚姻要件具備証明書)
・(パスポート証明書)

続いて、上の書類を翻訳したらタイ国外務省領事局にて、公式書類である旨の認証を受けよう。

これも午前中の申請で当日午後、午後の申請で翌日午前の受け取りができる。

<タイ国外務省領事局>
住所:123 Thanon Chaeng Watthana, Khwaeng Thung Song Hong, Khet Lak Si, Bangkok 10210
電話番号:02 572 8442
Googleマップ:https://goo.gl/maps/s8FW4yFvemPTWudE9

※場所も遠いし(ドンムアン空港の近く)、面倒で時間もかかるるため、この申請がいちばんハードルが高いのだけれど、実は上でタイ語訳してもらった業者にお願いすれば、手続きの代行をすべて行ってくれる。

しかも認証書類を自宅まで郵送してくれるから、厳しそうだなと思った方はぜひ活用してみよう(翻訳・申請・受取・郵送すべてで総額3,000バーツくらい)。

タイの区役所(郡役場)で婚姻届を提出する

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ここまでお疲れ様でした。いよいよ、タイの区役所(郡役場)で婚姻届を提出するのだけれど、タイの郡役場であれば基本的にどこを選んでもOKだ。

バンコク在住者が多いことから、この記事ではバンラック区役所の詳細を以下に載せておく(ちなみに僕は、パタヤのバンラムン区役所に提出した)。

<バンラック区役所>
住所:5 Naret Rd, Si Phraya, Bang Rak, Bangkok 10500
電話番号:02 236 1395
Googleマップ:https://goo.gl/maps/RHqzgtBoW4pW7SnH7

まずは事前に電話で面談の予約をしよう。そう、タイでタイ人との婚姻届を提出するには、偽造結婚ではないかなどが審査されるため、お役人と面談をしなくてはいけないのだ。

予約した面談日にタイ人の配偶者と一緒に出向き、婚姻届のための書類確認や面談を受ける(面談では偽造結婚ではないかを審査?されるため、お互いについての質問などを受けることになる)。

(New!!) ※ただし、事前予約時に要確認
・保証人(タイ人配偶者側の親族)の同席:1名
・通訳(タイ語 ⇄ 日本語 or 英語訳ができる友だちでOK)の同席:1名

※ここで(New!!)としたは、僕が5年前にパタヤのバンラムン区役所にで提出したときには保証人も通訳も要求されなかったから。なので、必ず面談予約時に事前確認することをおすすめする。

書類確認や面談を終えたら各種サインをすると、立派な婚姻登録証がもらえ、晴れてあなたとタイ人配偶者はタイで夫婦として正式に認められたことになる。

以上が、タイ人と“タイ国“で婚姻届を申請する流れだ。大変だったと思いますが、兎にも角にもご結婚おめでとうございます!

<さいごに>

この記事を書くにあたって、僕が今のタイ人奥さんと結婚(婚姻届を提出)したときを思い出し、とても懐かしい気持ちになった。

そして同時に、改めて今の奥さんと結婚できて幸せだなと心より思えるから、ぜひあなたとタイ人配偶者さんにも“幸せな新婚生活“が訪れるよう、心より願っています。

改めてまして、ご結婚おめでとうございます。末長くお幸せに!

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