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WSET Level 3 Sakeを受講したので、その内容やら何やらを紹介します。

「WSETってなに?」

そんな声が聞こえてきそうなタイトルをつけました。

ゆーたろーです。

今回はお酒関連の資格のお話です。


そもそもWSETとは?

「WSET とは」でGoogleで検索したところ、このような検索結果が出ました。

Wine and Spirit Education Trust.

要はワインをメインとした教育機関です。

ワインを覚えたい!と言う方に対し4つのコース(Level 1-4)が用意されており、それぞれのレベルにあったコースでワインを学べると言ったものです。

僕はワインは受けていないのですがLevel資格取得者数は世界で9,000名、日本人ではわずか33名(2017年10月の時点で)なので、なかなかハードな内容となっていると思われます。

ちなみに母体の設立は11世紀にも遡り、世界一有名なワイン教育機関だとのことです。すごいですねえ。

で、今回僕はその中の機関が作ったSake部門のLevel 3に受験したというわけです。(SakeはLevel1と3の2コースのみ)


どんな内容?

内容は米を耕すところから、出荷されるまでの全ての行程が「なぜ」行われているかを知れるような内容になっています。

もちろん、自分で作るとなると話は別ですが

「麹の働きは米のデンプンを糖分に変えたり、タンパク質をアミノ酸に変えたりすることだよね」ぐらいの知識は得られるような内容になっています。

授業毎に麹編、米編、酒母編などのテーマがあり、それに沿った内容を学んでいくような流れです。

実は試験勉強を兼ねてのWSETで得た知識を存分に盛り込んだnoteを以前に書いているので、もっと詳しく知りたい方はこちらを読んでいただけると幸いです。(途中までは無料です)

テイスティングに関しても同様で、例えば麹編だと「南部美人のオール麹、富久長 海風土」などの飲み比べをしてその特徴を捉える。そのような内容になっています。


試験内容はどんな感じ?

WSETの公式HPが掲載している内容の説明を見てみるとこうなっています。

具体例を挙げますと、記述式問題では

「香りがフルーティーでキレのある日本酒を醸すにはどのような行程を踏めば良いでしょうか?米、醪、搾りの観点から答えなさい」

「あらばしりのお酒にはどのような特徴があるでしょうか?」

と言ったような内容の問題が出てきました

正直に申しますと、論文とかマジ無理なので筆記は一回落ちました。


それとブラインドテイスティングでは

視覚的にどんな色なのか?

どのような種類の香りを感じられるか?

といった問題から始まり

口あたりの強さや糖分の含有量が6段階のうちどれくらいなのかというのを当てる。といった内容です。

香りの種類や視覚は比較的当てやすく、55%以上の正答率が合格が否かの基準なので、こちらはそこまで難しい内容では無いように思えます。


で、持ってると役に立つの?

「海外で働きたいなら、唎酒師よりもWSETの方が良いよ」と言われてとったのですが、その効力はいまいちわかりません。笑

酒屋で働いている方ですと、バッチをつけることができるのでプラスに働くとは思いますが、板前の制服にはそぐわないバッチなので正直つけられないです。


ただ、この過程で得た知識に関してはかなり役に立っていると思います。

僕の場合少し特殊かもしれませんが、日本酒をあまり飲みつけていない状態でこの資格の勉強をし始めたのでテイスティングのメモの取り方は現在でもWSETのものをベースとして使っていますし、日本酒初心者の方がしてくる質問に対しては大体答えられるようになりました。

玄人の方と話すときはまだまだ教えられっぱなしですが「何を言ってるかなんとなく理解できる」ぐらいの状態ではあると思います。

なので、結論を言いますと持っていることに関してはよくわからないけど、得た知識は役に立っている。そんな感じです。

まあ、どの資格もそんなような気もしますが。笑


まとめ

「英語で言う中学英語」

WEST Level 3 に対する僕の印象はこれです。

日本酒を覚えるために、より楽しむためのベースとなる知識が得られたと思います。

何にも知らない状態で飲むのと、ベースがあってそれに沿って飲むのとでは全然記憶への残り方が違いますからね。

飲んだ内容が記憶に残ればそれが経験になり、積み重なり、視野も広がり、色々なの人と話せるようになり、結果的にもっと日本酒を楽しめるようになりました。

すごく良い経験になったと思います。

Level 4ができたら、是非とも受けたいですね。


そんな感じで、今回の話は終わります。

では^^

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