④ HSPで友達ゼロだった私の留学奮闘記~高校生活~
休んだのは1日だけ
クラスにまた馴染めないことへの憂鬱感から1日だけずる休みをした。
(お母さんにはお腹が痛いと言って、新しい環境からの気の張りということで通った。笑)
相変わらず下に俯く日々は変わらず
ひたすら変と思われないように
自分を押し殺す日々
そんな毎日が続き、
担任と面談をする時期に突入
ちなみに私がいた学科の(特にうちの)担任は、
一人一人の面談がとっても長く、
そして『怖い』ことで有名であった。
成績が落ちているようもんなら、『なんで?』と詰めるところまで、詰められるからだ。
話によると、この人の面談で泣かされた生徒は数知れずらしい。。
そんな私はビビり散らかしていた。
その時の成績がよろしくなかったからだ。(そもそも勉強に対する意欲が地を張っていた。)
さっそくトップバッターの子が号泣しながら帰ってきたのを目の当たりにし、クラスにいる面談待機組と自主勉組は恐怖に身を震わせていた..
『次ゆうたんえんの番だよ...』
目に涙をうっすら溜めた前の子が
呼びにきた。
『よし、逝くか..』
私は、勉強を頑張れない言い訳をちゃんと言えるように、なん度もなん度も頭の中で練習をして、担任の前に座った。
担任が開口一番言った言葉は、
『まず言いたいことはいろっいろあるけど、
あなたクラスに馴染めてないでしょ?』
ぎっくううううう
まさかそこを突っ込まれると思っていなかった。
だって、担任の前ではひたすら笑顔を作って
クラスメイトと仲がいいフリをしていたからだ。
まさか、バレるなんて...
『最初は明るかったけど、だんだん素の自分じゃなくなってきて
みんなもあれなんか違うなって思って、離れていってるんじゃない?』
当たりすぎてる。
うちの担任は読心術も使えるみたい。
『なんで、素を出せないの?』
『何か変なこと言ったら、みんなにおかしいって思われるんじゃないかなと思って..』
『あなた変だよ?』
私は石で頭をぶっ叩かれたかと思った。
私って変なの、、?
私は毎日変なことをしないように必死に神経を尖らせてたのに、それでも変に見られてたの?!
私がショックを受けた理由はもう一つ
『変である』と言うことに対して
恐ろしくひどい偏見を持っていたからである。
なんかオタクっぽいとか根暗という、私にとって言われたくない言葉の意味を含んだフレーズだと思っていた。
頭が真っ白になってフリーズしている私に
『でも、ここにいるクラスのみ〜んな変だよ
うちの学科って変な子が集まるんだよね』
え、みんな変なの??
『だからあなたが変ということは大丈夫。
みんな変だから』
今思うと、この言葉はすごく温かく感じる。
この先生が言う『変』は『個性的』という若干良い方の意味で言ってたんじゃなかろうか。
でも当時の私は違う。担任が伝えたかった温かい意味がこもったメッセージとは逆に、自分が変だと言うことにショックを受けていた。
ショックを受けつつも、それでも自分の素を出せるようになりたい。
自分を変えたい。という気持ちがまた出てきた。
『今からでもまだ間に合うとおもいますか?』
『まーにあうまにあう』
先生の全然大丈夫だよと言わんばかりの、優しい言い方のおかげで
私の心の中に、また希望が湧いてきた。
面談が終わる頃には、鼻水と涙でべったべただった。
今の自分のぽえむ
泣いてた子の涙には色んな涙があったのだなぁ
シミジミシジミ
次の記事からついに留学を行くお話です!
お楽しみに😚
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