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「たくさんの量のコーヒーをいれるときのポイント(前編)」

外でのんびりコーヒーを飲むというよりは、家でコーヒーをいれることが多くなりました。
シャキッとするために朝夕問わずコーヒーをいれるんですが、通常の一杯分のレシピでは足りず、最近では3〜4杯分程度をいっきにいれます。

今回はそんな量が多いときの抽出を考えてみます。
文字量が多くなり書ききれないので、前編、後編でお届けします。


様々なレシピがある中で、本でよくみかけるレシピは液体量が増えると粉量が減っていくレシピですね。

例えば、
1杯分(240g注湯)のコーヒー16g
2杯分のコーヒー26g
3杯分のコーヒー36g
みたいな感じですね。

逆に、レシピをシンプルに比率で表したものです。
例えば、100gのお湯を注ぐことに対して、コーヒーを6g使うレシピですね。
コーヒー6g 100g注湯
コーヒー12g 200g注湯
コーヒー36g 600g注湯
のような感じです。

いれ方としては、どちらが正解ということではないと思います。家でやりやすいいれ方、現場でこうした方がおいしいといういれ方があるので味わいの調整ができていれば問題ないように思います。

今回はこの2つの方法を比べて好きな方を、やりやすい方法を選んでもらえたらと思います。

1〜2杯であれば、なんとなく、量がこのくらいがいいかななんて想像がつきます。
しかし、1L欲しいという話になるととたんに難しく感じます。

これは、お店でバッチブリューでいれるときでも一緒なのですが、最終的には味わいです。
そこで使っているミルとブリューワーの調整ができて、味わいが適正であれば、どんなレシピでもいいと思います。
とはいえ、どうすればいいのか途方に暮れてしまうこともあるので、先程の例を掘り下げていきましょう。

前者の液体量が増えていくにつれて、粉量を減らす方法は、ベストな状態を狙いやすかったり、ある環境では味わいの90点を目指す方法としては、いいように思います。ある一点を目指しての抽出としてはいいように感じるレシピです。
コーヒー豆が16gのとき、26gのときはどちらもおいしい可能性はあります。それは少量であれば、比率的にも開きが少ないからです。
店舗レベルだと、液体量が増えれば増えただけ、どんどん豆量が少なくなるので、原価も安くなりいいと思います。
しかしながら、豆量を減らすときの量は法則があるんでしょうか?
全てのコーヒー豆に通じることでしょうか?
例えば、上記のように36gのコーヒーを使用した場合、3杯分(720gの注湯)は、計算すると1:20の割合となり、かなり過抽出気味です。そして、杯数が増えてくればくるほど、コーヒーと湯量の比率は開いていくので、ある一定では適正ですが、その一定を過ぎると適正ではなくなる可能性が高いです。

もちろん挽き目や油温にもよるので、飲んで、濃度感が良く、渋みやえぐみを感じなければそのレシピが一つの正解となります!

この方法は、そこに法則性は少なく、ある一点に関しては正解になりやすいというレシピということですね。

今日はここまでで明日またこの続きをお届けします。
もう一つのレシピの特徴を考えてもらえる時間となればうれしいです!

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