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Vol.31 「リーダーシップ」が誤解されている

 このnoteは、シェアド・リーダーシップのトレーニング・コース共同開発パートナーである有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村代表と、SNSにて、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容の続きです。

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 第31回目の往復書簡は、前回の内容(Vol.30 ダイアローグの循環プロセス)の続きです。さらにさらにダイアローグが続きます。次の野村さんの語りを見てみましょう。

「リーダーシップ」が誤解されている

  (以下野村さん)ところで、昨日、ある人と話をしていてあらためて気がついたのですが、やはり、「リーダーシップ」を「学ぶ行為」は、それ自体が誤解されていると思います。

 そもそも、会社はリーダーシップを学べ、というけど、会社はリーダーを助けない。かなり減ったとはいえ、昭和や平成の時代っぽく「オマエならやれるよ」といって、放置したりする。それを見た若い人は、「リーダーになるって嫌だなー」と思うわけです。

 この構造は、本当にムダだと思うのです。リーダーかどうかの見極めは、28歳くらいまでには、確定したほうが良いと思うのです。そこから言えることは、リーダーシップ開発は2種類あるべきで、30歳以上は、リーダーシップを開発させる側、30歳未満は、リーダーシップを開発される側、というように、考えて行ったら良いのではないか、と。あ、マネジメント教育も同様です。

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 話は一端元に戻って、「リーダーシップ」が誤解されているところから、もっと手を入れた方が良いな、と。リーダーになりたくない、と、思わされるのは、やはり、残念な先輩や、苦労している先輩を見てしまっているからだと思うのです

 昭和から平成の初期までは、大きな組織、大きなチームで、大きな仕事をするのが良い、みたいな「線形・連続」思考(未来予測型)がはびこっていました。

 しかし、平成の後期からは、いかに小さな仕事を小さなチームで迅速にこなしていくか、に、考えが変わったわけです。これは、変化に適応していく状況適応型があたりまえになりました。この状況適応型の時代のリーダーシップが、ちょうど、シェアドリーダーシップなのです。

 昭和や平成初期の「毎朝朝礼」「毎朝社訓を叫ぶ」「売上第一」「「大きい仕事を取った奴が優秀」などを土台とした、暑苦しいリーダー(酷い言い方をすれば、モノローグで田舎のヤンキー風リーダー)は、もう、いらないのです。

 もう「そんなリーダーはいらないのです」と、明言するところから、話をしていかないと、と、思いました。あれ、おかしいな。自分、半年前はリーダーシップが大嫌いだったハズなのに・・・。

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 この後も、往復書簡が継続します。次回をお楽しみに!
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