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Vol.34 「おっ」から「やってみる」が生じる

 このnoteは、シェアド・リーダーシップのトレーニング・コース共同開発パートナーである有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村代表と、SNSにて、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容の続きです。


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第34回目の往復書簡は、前回の内容(Vol.33 操作することをやめる)の続きです。今回は、6Days(変化を導くリーダーシップ開発)第3回終了直後の最上の語りに対する野村さんの応答です。

「おっ」から「やってみる」が生じる

(以下野村さん)昨夜はお疲れ様でした。えーと、6Daysの舞台裏の話、ですね。


まず、第一セッションを終えた瞬間、良い空気でした。もう、それぞれの人が「自然とフィードバックを返している」ということが良くわかりました。また、それぞれの人が、内省していたり、内省に興味を持っているということもわかりました。ええと、ここで言う内省というのは、自然体としての自分の確認、ですね。


当たり前といえば当たり前なのですが、人は、自分ってものを、時々確認しています。そしてそれは、「今の環境における私は、私かな?」という確認、ですね。


さて、そんな昨日、私は、いくつか言葉を残していますが、最終的には、「おっ」のひと言になりました。「おっ」は、これまでの自然体の自分には無い、新しい場所、です。場所というかステージというか、新たな場所というか、なんか、そういう感じのものがちらっと見えた、そういう瞬間です。で、この、「おっ」から、「やってみる」が生じます。この連鎖は非常に楽しいので、人に感染させることも可能になってくるし、不連続であるが故のリスクを楽しむことができます。


第二セッションのときに考えていたのは、「リーダーシップ開発」というコースについてでした。この「仕掛け」を体感的に理解してもらうことがコースのゴールだろうか?と、考えました。

違うと思います。皆さんが、その「仕掛け」ができるようになるべきなのです。無論、先ほど述べた通り、良い感じのダイアローグは、放置していても感染します。また、相手を同じレイヤーに引き込みます。ですが、関係性を強固なものにするにはどうしたら良いか。まず、自分で修行のネタを作ること、つまり、仕掛けを作ることが大切なのだと思います。そして、さらには、仕掛けを外に波及させていくこと、です。


今回の6weeksでは、いくつかの大きな変更を、コース開催中に考え、やってみました。コース開催中に、方法まで変えてみる、というのは、それなりにリスクがあります。そもそも、この往復書簡もそうですよね。ダイアローグしている皆さんについて、ダイアローグしているのですから、ある種のリスクや偶発的変動がありえます。でもやってみたいわけです。


なんでそんなことをしたがるのか・・・・私たちの場合、おそらく、自らの胆力を鍛えること、また、やってみることの勇気を自ら発揮・発動すること、そういうことも、シェアドリーダーシップの本質なのだ、と。それが最上さんのいう「手放す勇気」という表現なのだと思います。

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 この後も、往復書簡が継続します。次回をお楽しみに!


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