異動して2ヶ月

異動して二ヶ月が経ったので、記録を兼ねてまとめる。
仕事の内容、残業時間、ミーティング時間、生産性について。

仕事の内容

これまではいわゆる技術系の部署だったのだが、異動先はサービス企画系な部署となった。周囲の人からも結構驚かれたが、仕事の内容は当初の想像通り、そこまで変わっていない。

もちろん、表面的には全く違うのだけれども、結局やっていることは変わらなかったりする。

  • 技術的なトレンドや実態をできる限り正確に分析する。

  • 社内の状況を広く収集し、置かれている状況を分析する。

  • 分析した結果を踏まえて、方向性を作っていく。

  • 方向性を示すために、何らかのドキュメントを準備し、発信する。

  • 進捗を見極める。

残業時間

半分くらいに減った。これは、異動して間もないからかもしれない。

残業時間が減ると、目に見えて生活が改善する。特に、月30~40時間を超えないというのは本当に大事だと感じた。

まず、平日に余力が生まれる。例えば、出勤、退勤の時にもYouTubeなりTEDなりで何か学びを得ようとしたりできる。疲れていると、ビデオ1本ですら集中力が続かない。

また、購買意欲が湧いてくる。例えば楽器も弾きたくなるのでベースギターを弾いたりはするが、更に新しくベースシンセが欲しくなったりもする。新しいことに手を伸ばすには時間の確保が手っ取り早いと感じた。

自分は他の人と比べても体力がないので、限られた時間を有意義に使うというのはすごく基本のことなのだろう。わかっていても実践できないのが性というものだが・・・。

ミーティング時間

こちらも総じて減った。これまでは定時の間で6割くらいはミーティングに割いていたが、今は3~4割に収まっている。

ミーティングに埋もれることが無くなったので、周りの人とのコミュニケーションにも余裕が生まれる。異動前は、とにかく出社して隙間時間にチーム内や関係者と短いコミュニケーションをとる、ということをやっていた。最近は、そこまでシビアなアプローチまでは必要が無くなってきた。

一方、1回あたりのミーティングの時間が長い傾向にある。時間の余裕というのはある種の無駄だったり遊びが生まれる。こういった環境では、短時間しかないミーティング準備時間に対して、その質を高めるといった習慣は得られにくいかもしれない。

生産性

これはなんとも言えない。

前の部署ではグループでも抱えきれないくらいの膨大な案件があり、それを溢れさせながらも解決してスループットを上げていた。組織への貢献度という意味では非常に高かった。

今の部署ではまだ持っている案件も尋常の範囲なので、丁寧に自分の考えを織り込んだり、他の意見を反映する余裕を持たせながらも、無駄なく進められている。アウトプットとなるドキュメントを作り込むという目標の設定もできているため、ブレもない。

最終的には、どれだけ時間をかけたかと、それに対してどれだけの評価が付いたかで判断になりそうだ。

まとめ

「ハードワークの重要性」はTwitterの一件で少し議論がされているところもあるが、一般的な知的労働者は、自分のパフォーマンスを出しやすいワークライフバランスを確保するのがよいのではないか。

特にDXの文脈でリスキリングという言葉が流行っているが、どんな環境でも揺るぎないスキルだったり応用可能なスキルというのはあるはずなので、あまり表層的な学びをするのではなくて「どうなっているか」「なぜなのか」「どうするべきか」といった思考に関するスキルを磨いていく方が長く生きていく上で大事なのではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?