【ながの移住情報】移住後のお仕事事情【転職活動編】
こんにちは!
ゆたかな暮らしの仲介舎の平林です!
前回は長野県の賃金のことについてお話をしていきました。
今回はその流れで、移住後のお仕事事情【転職活動】について、私の体験し、思ったことをお話ししていきます。
皆さんは移住した後、どんな仕事をするか決めていますか?
転職をする方
新規就農をしたい方
在宅ワークができるので転職をしない方
きっとさまざまな選択肢があると思います。
我が家の場合は、夫の『農家になりたい』という思いがきっかけで長野へ移住をしたので、夫は就農をしています。妻である私は、国家資格を保有しており、移住する前は、長い間医療従事者として病院で勤めていました。
子どもが3人いるため、移住してすぐは働こうと考えてはいませんでした。
しかし、長野での生活に慣れてきて、周りには知り合いがいないなか、自分の世界を広げるためにも「働きたいな」と思うようになり、軽い気持ちで求人検索をしてみました。
すると…
まず感じたのは、求人の少なさ!
本当に、驚くほどに少ない。
首都圏で生活をしていた頃、一度、子どもが生まれたことをきっかけに転職活動をしました。幼い子どもがいるとどうしても通勤時間や通勤手段はシビアになります。また、その頃は今と違って、保育園の待機児童もかなり多く、もちろん我が家も待機児童。
今や当たり前のようになっている育休の延長は、まだできなかった時代です。
そんな状況でしたが、当時、自宅から20〜30分程度で通勤可能な職場で調べるとたくさんでてきて、選ぶ余地がありました。条件もさまざまで、給料、年間休日やリフレッシュ休暇の有無などだけでなく、福利厚生で託児所が完備や、リゾート施設の利用ができたり。
自分のライフスタイルに合わて、選択することができました。
それと比べて、移住後に求人情報をみていくと、選択肢はほぼなく、勤務条件も思わしくないものばかり。
具体的に挙げると
①賃金の安さ
②年間休日の少なさ
③福利厚生の少なさ
④専門業務以外の業務アリ
この4つが特に気になったポイントです。
年間休日は前職より10日程少なく、大体が110日以下。
それなのに給料は月給5〜10万程少なく、福利厚生は、厚生年金や社会保険完備という最低限のみで、他は何もありません。求人票は、どれも「業務以外の業務アリ」の記載があり、資格を活かして働く意味がないように思えました。
しかも!中には新卒のみ採用の求人も。
これはあくまでも私の個人的見解ですが、病院勤務だけど求人が少ないということは、それだけ住んでいる地域の医療施設が少ないということにもつながる話だなと、この記事を書きながら感じています。
また、長年勤めている人が多い為欠員が出なければ求人がでないような状況ということは、新しく病院や医療施設が開設されていないということが考えられます。
時代の流れにより、医療の提供体制なども変わっている昨今。それに合わせて必要なサービスは変わってきているのに、それに追いついていないのではないか?大丈夫なのか?と、少し不安にもなりますね。
(病院関係の話については、今回の話とズレますので、また時期を見て書いていきたいと思います)
と、理由はさておき、この求人の少なさ。
思い返してみると、移住する前に勤めていた頃、就職説明会や病院に見学にきた学生の対応を担当していたのですが、地方から来る子が多かったのを思い出しました。
もちろん首都圏在住の子もいましたし、首都圏で暮らしたいという理由の子も中にはいましたが、『なんで地元ではなくて首都圏で探しているの?』と尋ねると、多くの子が『地元には求人が少ない』と言っていたのです。
その頃は、「本当にそんなことあるのだろうか?」と思っていましたが、実際に移住をしてみて、あの子たちがみんな言っていたことはコレか!と納得がいきました。
こういったお仕事事情も、人が地方から首都圏へ流れ出てしまう理由の1つですよね。
私は、「自分自身が資格を持っており、医療関係のお仕事のため、移住をしても仕事探しに苦労することはないだろう」と安易に考えていました。
だから余計に、移住してから『えぇー!!!!!??』と驚いたと同時に、どうしようと非常に悩んだ部分でもあります。
今回は移住後のお仕事事情【転職活動】について
私の実体験をご紹介いたしました!
でも、これはあくまでも私の職種の場合であって、全部の職種が首都圏と比べて諸条件が悪いというわけではありません。
ただし!こういうこともあるということを、念頭に置いて移住活動をするかしないかでは、移住後に『こんなはずではなかった』と思うことは減るかと思います。
これから移住をする方、移住を検討している方の少しでも参考になれば幸いです。
次はそんな3人の子どもがいる
私が選んだ田舎だからこそできる働き方
についてお話ししていきます!!