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千年女優(Millennium Actress)

2001年日本。突然引退した伝説の女優の人生を取材するうちに当時の映画の中に入り込み、彼女が大切にしていた鍵に秘められた思いを紐解いていくアニメーション映画。46歳で亡くなった今敏監督作品。キャラクターデザインや作画監督をエヴァンゲリオンシリーズの本田雄さんが担当しています。幻想的で切なくてコミカルでどこか悟ったような感じもする魅力的な作品です。

今敏監督作品には初めて出会った「パプリカ」で衝撃を受け、本作、「東京ゴッドファーザーズ」と鑑賞しました。個人的にはパプリカが一番好きなのですが大人向けな作品なので、前述の三作品の中では本作がオススメしやすいかなと思います。

大正時代から太平洋戦争、戦後から昭和、平成、21世紀へと生きた女優の生涯を追うわけですが、その出演作は現代劇をはじめ、時代劇、怪獣映画、SF映画と多岐に渡ります。それらの元ネタがあるなら何なのか知りたいと思ったりもします。主人公の藤原千代子さんのキャラクター自身は原節子さんをモデルに、デザインについては(ほくろの位置が左右逆ですが)映画「探偵物語」の薬師丸ひろ子さんに似ているなと個人的には思っています。

前述の三作品の中で本作だけがAmazonプライムビデオで配信されず、残念に思っていましたが、2022年6月になってNetflixが配信を開始しました。下記にリンクを記載します。海外での評価も高く、まだセル画で作られている本作をぜひご視聴ください。

https://www.netflix.com/jp/title/60031205

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