Yutaka Yamawaki

イラストで映画を紹介しています。映画好きイラスト好きの方と繋がれると嬉しいです。本業のイラスト・デザイン案件も随時承っております。お気軽にお問合せください。

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最近の記事

ロスト・ハイウェイ(Lost Highway)

1997年アメリカ。妻と暮らすサックス奏者の男に謎のメッセージや謎のビデオが届くことから謎なことが起き始める謎サスペンス映画。白い顔の男(ミステリーマン)が怖過ぎて笑っちゃう。とにかく謎が多くて解説記事を読まないとちょっとモヤモヤなデヴィッド・リンチ監督作品。グロありエロ多め。ウィキペディアによると、主人公の家は監督自身の家みたいです。家の外にも中にもサンセベリアがあってどんなに好きなのと思いますが、花言葉は「永久」「不滅」だそうです。 Filmarksはこちら

    • ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットZack Snyder's Justice League

      2021年アメリカ。地球の危機を救うためにDCコミックスのヒーローたちが集結して戦う物語。2017年同名劇場作品を娘の事故により途中降板したスナイダー監督による再編集版。劇場版でカットされたシーンの追加だけではなく、彩度を抑えた暗い画面、軽口の削除、敵キャラのCGの改善などで4時間の超大作に。鑑賞後に少し劇場版を見てみましたが断然こちらの方が良いですね。横に黒帯が入る画角なので劇場版の左右がカットされているのかと思いましたが、その逆でこちらの上下がカットされたのが劇場版のよう

      • バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生Batman v Superman: Dawn of Justice

        2016年アメリカ。スーパーマンの映画「マン・オブ・スティール」の続編。スーパーマンの活躍で街も破壊されちゃうので懸念したバットマンと対決することに。バットマンの街とスーパーマンの街が隣同士でビックリ。迫力ある映像。音楽がハンス・ジマーさんなのでダークナイトっぽい。ガルガドットさんはかっこいい。物語はイマイチ。夢のシーン×2でちょっと長い。主人公たちがよく考えずに感情的に行動しすぎる印象。個人的には怪物のデザインが既視感で残念。 マン・オブ・スティールは劇場で見たはずが、す

        • コードネーム U.N.C.L.E.(The Man from U.N.C.L.E.)

          2015年アメリカ。米ソのスパイが手を組んで核爆弾の開発を阻止しようとするアクション映画。60年代の大人気テレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」のリメイク。ガイ・リッチー監督作品。こだわりの映像とアクション。音楽がお洒落。残虐なシーンは控えめ。60年代のレトロなファッションや小物、車が楽しめます。 スパイ映画といえば007シリーズ、「スパイ大作戦」のリメイク「ミッション:インポッシブル」シリーズがありますが、同じ2015年にはそれら全てが公開され「007スペクター」は興行

          わたしの叔父さん(Onkel/Uncle)

          2019年デンマーク。酪農と農業を営む男性とその姪の日常と転機の物語。劇中の音楽ほぼなし、会話少なめ。引きの映像多め。ドキュメンタリーっぽい印象ですが、センスとユーモアの絵作り、短いカットの積み重ねに引き込まれます。公式サイトを見ると、実際の姪と叔父さんで農場も実際に暮らしている農場だそうです。これまで見た映画の中で恐らく一番静か、そして心に残る映画でした。東京国際映画祭グランプリ受賞、ノルディック映画賞デンマーク代表作品。 【この映画での学び】 ・青い壁はお洒落 ・スタイ

          アメリカン・ユートピア(David Byrne’s American Utopia)

          2020年アメリカ。トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンさん(現在71歳)のブロードウェイでのコンサート映画。歌うし踊るし演奏するしで大変そうですが、見ている分には元気をもらえます。振り付けが不思議な感じで一緒に踊りたくなります。監督はスパイク・リーさん。曲を聴きながら韻を踏んだ歌詞が多いなと思っていましたが、字幕ではそこまで対応していません。でももし対応するとなると物凄い労力になりそうですし、その必要もないのかも。タイトルロゴのユートピアが上下が反転している理由はちょっと

          第九分局(The 9th Precinct)

          2019年台湾。幽霊が見える警官が幽霊関連事件専門の部署に転属され事件を追う物語。メン・イン・ブラックの幽霊版といった感じ。ウェン・チェンリンさん演じるキャラクターが面白い。民族楽器でしょうか打楽器を多用した音楽も素敵。94分と短いですが、全体的にはしんみりとゆったりとした印象。ほろっとするシーンも二つくらいあって、期待しなければそこそこ楽しめると思います。 【この映画での学び】 ・人生には二つの大切な日がある ・見えないものが見える人はいろいろ大変 ・上映時間と体感時間は

          ゴースト・ラボ: 禁断の実験(Ghost Lab)

          2021年タイ。病院で働く男性二人が幽霊を目撃したことにより、死後の世界や幽霊の存在を証明するための調査研究に没頭。ついにあるアイデアに辿り着くが…。前半は若干コメディタッチですが、中盤以降はサスペンスな展開にハラハラ。幽霊の分析が興味深い。撮り方もうまくて人物描写もしっかり。個人的にはとても楽しめました。Netflixオリジナル作品。 【この映画での学び】 ・人生は科学の実験のよう ・見えなくても存在してる場合もある ・生きていればチャンスはある Filmarksはこち

          マイ・ボディガード(Man on Fire)

          2004年アメリカ。元テロ対策部隊の男性が女の子のボディガードをする物語。若干スリルがあるけどホッコリする感じかなぁと見始めましたが、結構ハードなクライム映画で途中で見るのを止めようかと思うほど。前半で「もう人殺しはしたくない…」と言いながらも後半では拷問を楽しんでいるかのような主人公の二面性もデンゼル・ワシントンさんが嫌いになりそうなレベル。人によって命の価値が明らかに違う印象です。とはいえ、映像はものすごく凝っていて、彩度とコントラストが高めでざらついた質感、エフェクトや

          エターナル・サンシャイン(Eternal Sunshine of the Spotless Mind)

          2004年アメリカ。ケンカした恋人同士が記憶を消す装置を使って互いの記憶を消し去ろうとする物語。ちょっとロミオとジュリエットっぽい。夢の中のシーンが中心でコラージュのような不思議な映像が続きます。砂に埋もれた部屋など一瞬しか映りませんが膨大な手間が掛かってそう。主演はジム・キャリーさん、ケイト・ウィンスレットさん。脚本はチャーリー・カウフマンさんで本作はアカデミー賞脚本賞など多くの賞を受賞しました。 【この映画での学び】 ・否定されるとケンカになる ・お互いを認めると仲直り

          ザ・ミスフィッツ(The Misfits)

          2021年アメリカ。刑務所にある金塊を盗んでテロを防ごうとする犯罪集団の物語。砂漠の高層ビルの街。タクシーがランボルギーニ、ペットがチーター、世界に4つしかない高級時計などリッチなものがたくさん出てきます。「ダイ・ハード2」「クリフハンガー」のレニー・ハーリン監督作品。主演はピアース・ブロスナンさん。今日5月16日が誕生日で70歳。嘔吐シーンは苦手ですが撮影と編集はとてもスムーズで見やすく、まぁまぁ楽しめました。 【この映画での学び】 ・リッチなもの見てリッチな気分 ・やっ

          その日、カレーライスができるまで

          2021年日本。雨の夜、一人暮らしの男性が亡き息子、去った妻のためにカレーを作る物語。リリー・フランキーさんの一人芝居の52分。しっとりした印象。企画とプロデュースにシンウルトラマン神永役でもお馴染みの齊藤工さん。never young beachの安部勇磨さん(高橋一生さんの弟さん)の主題歌がほっこり。 【この映画での学び】 ・雨の日はしんみり ・ラジオは優しいメディア ・だれもがカレーにはマル秘なものを入れちゃう Filmarksはこちら

          Let’sダンス(Let's Dance)

          2019年フランス。ダンスコンテストに挑戦するヒップホップダンサーとバレリーナの恋と成長の物語。冒頭のオーディションなどダンスシーンが長回しで痺れる。主役のライアン・ベンセッティさんがカッコイイ。バレリーナ役のアレクシア・ジョルダーノさんが美しい。パリの街並み、オペラ座、自由の女神、エッフェル塔キラキラ。街の人が踊り出すシーンや「ロッキー観たことないの?今から観よう!」ってシーンも面白い。「なぜ踊るの?」に対する答えが抽象的でないのも自然で良かった。エンドクレジットでのメイン

          だから、君なんだ(Eres tú / Love at First Kiss / Are You)

          2023年スペイン。小さな出版社を経営する男性にはキスをした相手との未来が見える不思議な力があった。示唆に富むセリフやスペインで暮らす人々の日常が垣間見れて楽しい。96分でサクッと見れるNetflixオリジナル作品。私は好きです。足場で飲むビールは解放感ありそうだけど、ちょっと怖そう。 【この映画での学び】 ・誰もが人生手探り ・まだ来てないから未来 ・もうダメと思っても別の道が開けるかも Filmarksはこちら。

          パリのどこかで、あなたと(Deux Moi / Someone, Somewhere)

          2019年フランス。隣同士ですがお互い面識のない男女それぞれの日常と成長の物語。二人とも人生に悩みそれぞれカウンセリングを受けるのですが、見ている側も少し気分が楽になります。パリの風景、山の景色、白い子猫。70年代風なソウル音楽と素敵なラスト。前向きな気分になれる映画でした。「ニューヨークの巴里夫」のセドリック・クラピッシュ監督作品。監督自身もパーティーのシーンで「妻はラカン主義者だ」というセリフとともにカメオ出演されています。 【この映画での学び】 ・問題を理解しても解決

          運び屋(The Mule)

          2018年アメリカ。花を育てていた園芸農家が倒産。走るだけでお金が貰えるという怪しい仕事を始めるが…。監督主演クリント・イーストウッドさん(当時88歳)。ブラッドリー・クーパーさん、ローレンス・フィッシュバーンさんも出ています。ドキドキハラハラより人間ドラマに軸足を置いたしっとりした印象。私の中ではクリント・イーストウッドさんの声は山田康雄さんなんですが、吹き替えされていた多田野曜平さんが山田さんの雰囲気を残しつつも自然な感じで演じられていて素晴らしかったです。 【この映画