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「人生に焦らなくて、大丈夫だよ」と54歳で気付いた話

本日で私は54歳となり、ご挨拶を申し上げます。

まず、お忙しい中、お祝いメッセージをくださいました皆様に、心から感謝します。追って個別にお返事させてください...!!

現代社会は変化が大変速く、犬の1年は人間の7年に相当することからドッグイヤー、さらにはラットイヤーと言われて久しいです。

「ロケットスタートせねば」として、幼少期からお受験対策は大都会ではよくある光景になり、「最初に早く良いレールに乗らねば人生は負け犬になる」という心配が私たちの日本社会に広がっているかと思います。

塾や予備校では下記の画像のように「継続は力なり」というポスターが壁に貼られていることがあります。

横軸は時間(日数)で、縦軸は才能や成果とします。

ご案内の通り、1.001ずつ毎日掛け算を重ねると、17年で1が500倍になります。

最初は底辺をはっていても、複利効果により、必ずキュイーンと急上昇する。

さらに、先日エクセルを触っていて気づいたのです。

もし「毎日1.001ずつ掛け算する生き方(0.1%ずつチリつも)をする人」が、小・中学校のクラスの超人や神童と見えて、「ああ、あんなすごい人に自分はなれない」と引け目を感じるとします(当時の私は引け目を感じる方でした^^)。

ところが、0.1%チリつもには遠く及ばないとしても「毎日1.0002ずつ掛け算する生き方(0.02%ずつチリつも)」を続けると、やはり複利効果により、必ずキュイーンが来るのです。

画像のグラフの例は85年で最高潮に到達しており、人生100年時代と考えれば、悪くないと思います。

さらには、画像3枚目のグラフのように、期待値としては直線で上がっていくと思われがちですが、播磨直希さん(noteのリンクを添えます)が説かれたように、実際は長い間で底を這ってから曲線で実力は上がっていくので、期待と実際の開きが生じます。

よって、学問であれ、芸術であれ、スポーツであれ、実力がつくには本人や周囲の期待以上に時間がかかることがあり、期待した結果がついてこなくても落ち着いて、凹まないことが大切と思います。

あくまでも上記は簡単な算数の計算による論理でしかありませんが、「人生は大器晩成が可能である」と言えるかと思います。

チリつもの生き方を続けていれば、いつか必ずキュイーンは来ます。

「人生に焦らなくて、大丈夫だよ」という希望のメッセージになるかと思います(実は先日の都内中学校での講演の中心テーマでした)。

近況ですが、50代半ばになり、いよいよ私の半生の集大成となる一般財団法人夢投資財団の設立準備に入っております。

長野県の奥地の飯田でのご縁をいただいたからこそ、大きな挑戦ができることに、感謝ばかりです。

さらには、長野県では背筋をまっすぐに伸ばした美しい姿勢の方にお会いすることが多く、最近の私はすっかり背筋を伸ばす習慣になりました。

美しい姿勢から美は始まると感じます。

飯田から日本の夜明けに向けて、微力ながら、全身全霊で貢献したく、引き続き、よろしくお願い申し上げます。

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