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俺の60年の人生をポジティブにしてくれた60曲!

還暦を無事迎えることができました。家族をはじめ、多くの方に支えられて今があります。改めて感謝申し上げます。60年、いろいろなことがあったのにポジティブに生きてこられたのは家族と友人と音楽の存在です。

その音楽に感謝の意味で60曲を選んでみました。(55才の時は55枚のアルバムでしたが)Spotifyのプレイリストは下記です。(ほぼ順不同)

しかし、いい感じに薄っぺらいです、我ながら。

その曲たちに感謝の意味を込めて一曲一曲への想いを書いてみました。

1. Walk On the Wild Side : こう見えても保守的な俺なんだけど、なるべくワイルドサイドを歩こうと思ってる。これからも死ぬまでワイルドサイドを歩いていこうと思う。(人から見れば大してワイルドサイドでも無いかも 汗)

2. The Boxer : 俺が最初に歌詞とコードを覚えた曲。それまではクラシックを中心に聴いていたけど、城南中の友人七浦の家でこれを聞いて、歌詞に打たれ、それ以来ずっとS&Gのファン。七浦元気かな?

3. Late for the Sky : ジャクソン・ブラウンは高校時代にAmerican Top 40野郎だった時代にRunning on emptyがチャートインしてきたのをきっかけに聞き出し、全アルバムを聴き続けているアーティストです。ライブも数回行った。彼の誠実な曲と声はいつも俺に癒しと希望を与えてくれます。24年くらい前にダラスに仕事に行った際に、ダラスとLAの飛行機で彼と乗り合わせ、すぐそばで座る彼に何度声かけようかと思ったけど、恥ずかしくてできなかった。それでいいのだ。2015年3月11日のオーチャードホールでのライブでは、福島に思いを寄せBefore the deluge(反原発の歌でもある)をやったりもした。

4. Into Tomorrow : 人生の師匠はPaul Weller、ポール師匠のソロ第一弾であり、インディーからのリリースであった。The Jam、The Style Councilと音楽界のど真ん中を歩いて来た師匠がTSCの後期に大失速、しばらくはThe Poul Weller Movementとしてクラブサーキットを行い、封印していたThe Jamの曲もやったり、自分探しをした後の吹っ切れた曲。LPは英国大手レーベルからは相手にされず、日本のポリドールが世界で最初のリリースしたことは日本人としてとても誇らしい。

5. In The City : ポールとの出会いはのちに出てくるTSC時代なのだが、そこから遡りThe Jamを貪り聴いた。会社の同僚で親友の鈴木とThe JamのカバーバンドThe Start をやり出したりで、聴きまくった。ともかく俺にとっては衝撃的だった。

6. The Coming Grace : ブロウモンキーズのリーダーDr.Robertはソロになってフォーキーな名曲を量産している、売れてないけど。とても大切な曲。

7. Revolution : The Beatlesの中から曲を選ぶのはとても苦痛だが、やはりジョンの名曲のこれを。弱まった時に大音量で聴いている。無論、シングルバージョンの方。革命による暴力は否であるが精神的な革命、特に不正や邪悪な権力が支配する世の中には必要。ジョンの曲でも最も好きな曲かも。

9. Let It Be : 多分、最初に意識して聴いたビートルズの曲はこれだと思う。これは佐賀西校の友人岸川正人に教わったと思う。彼にはLove me doのはもりを一緒にやったりした。正人、サンキュ!

10. New York State of Mind : Billy Joel は高校時代Top40野郎時代にThe Strangerがチャートインして来た時からのファンで、ライブも数回行った。稀代のメロディメーカーで好きな曲が結構あるのだが、NY好きの彼が思い入れたっぷりに歌う曲をチョイス。カラオケで歌う曲。いつの日か弾き語りできるようになりたい。

11. When the Morning Comes : Hall & Oatesの名曲She's goneを擁する地味な名アルバム 「Abandoned Luncheonette」の一曲目。多分シングルカットされていない。この曲はその名の通り週末の朝聴くことが多く、今でも続いている。

12. Hurricane : Bob Dylanで最初に買ったアルバムはこの曲を擁するDesireで、今でもBobのアルバムの中でもこれが一番だと思う。佐賀西校時代にBobが初来日し、梶原がわざわざ佐賀から武道館に聞き入ったりした。おみあげにもらったパンフは今でも大切に持っている。このテーマである差別や人権問題から今の人権問題意識を学んだ。

13. America : S&Gの代表曲の一つ。バニー・サンダースの大統領選キャンペーン曲としても使われた。虚無感の中にも希望を感じさせる超名曲。

14. The Unfaithful Servant : The Bandのブラウンアルバムでリックが淡々と歌う名曲。リックはソロになってもこの曲を歌い続けていた。実は最初の頃はそんなでもなかったが大学時代の友人日置がこれいいぞということでちゃんと聞き出し、ハマった。The Bandは多分高校受験で出て来た時に、多分みゆき座でThe Last Waltzをみたのがきっかけ。動くボブ・ディランを見に行ったのだが。笑

15. Rockin' in the Free World : こんな爺さんになりたいと思ってる。好き勝手に生きてる。フジロックで夜中に大爆音でHey Hey My Myを聴いた時の光景は未だに目に焼き付いている。しかし、今は亡きTrumpがニールのファンで、この曲をキャンペーンに使って、ニールから拒否されたのには笑える。

16. Born to Run : ボスはTop 40 野郎時代にチャートインして来た彼の久しぶりのアルバム「Darkness on the Edge of Town」を聴き、予約購入したのだが、そこから遡りこの曲に。ライブでのこの盛り上がりは尋常じゃなかった。この曲が発売されたときに、「ロックンロールの未来を見た」と言われたこの曲も発売されて既に45年!

17. JUMP : 清志郎は若い頃ずっと聞かずにいた。どうも化粧系が苦手のため、音楽の本質まで行かなかった。しかし、40過ぎくらいから聴くようになり、かなりハマり、今ではその思想も含めMost Favourite Rockerの一人。この痛烈な権威批判な曲を見事なロックに仕立てている。元気が出る。

18. La Vitae Bella : 佐野元春は世代なので有名な曲は耳にしたりカラオケ(アンジェリーナとか)で歌ったりしてたけど、この曲を会社の同僚徳江から教えてもらい、かなりハマった。彼にとってももらったチケットでライブにも行ったけど、昔の曲を歌い続けるアーティストと違い、新しいアルバムでツアーをし続ける姿勢に感銘。

19. 東へ西へ:最初にギターで弾いた曲。Am Em G Am Em 今でも弾き語りする時はこの局とイマジン 笑

20.  Imagine : 実は彼がなくなる時までそれほどのファンではなかったことを告白する。どちらかといえばジョージだったりした。で、1980年12月8日、悲報を所属していたアコースティック同好会の仲間と聴き、ギターを持って渋谷に繰り出し、路上で歌いまくっていた。三栖先輩元気かなぁ。それ以降、彼の歌を聴きまくり、彼の精神や行動を自身の行動規範にするようになった。俺はその言動で、よくお花畑にいるやつとか現実をみてないやつとか言われることが多いが、このImagineが俺のMTP(Massive Transformative Purpose)なのだからしょうがない。

21. Hallelujah : 俺にとってとても神聖で崇高な祈りの曲。そしてカラオケで大体歌う曲。Bob Dylanが関心しまくった歌詞は5年の歳月をかけてブラッシュアップされたのだとか。

22. All or Nothing : 社会人になってからのModsなわけだがきっかけの一つはこの曲。Small FacesはリアルModsだけが持つクールさを持っていた。俺のファンションの原型はここ。

23. Move on UP :  カーティスはポール師匠から教えてもらった。ポール師匠のカーティスへの傾倒ぶりはかなりのものでThe JamのEP「Beat Surrender」、「Snap」のおまけEPに収録されており、かつ、TSCのライブでやってる。カーティスのロンドンでのライブビデオにもインタビューアーとして登場している。カーティスの力強いメッセージは、この時代にも、いやこの時代だからこそ胸に響く。

24. What's Going On : 名曲中の名曲。メロディ、歌詞、編曲、演奏、歌、時代世相の全てが合致し、マービンに降りてきた歌。BLMを含め時代は悪くなるばかりで残念ながら今でも輝きを失わない。What's Going On?!

25. Summer Breeze : 原曲はシールズ&クロフツのフォーキーな曲。それをここまでの完璧なソウルに!六本木のSoul Bar Virutasで教わった。多分今まで一番聞いたソウル。

26. Slow Down Sagg : 1986年くらいにロンドンに行った際にカムデンタウンで買ったB級オルガン・コンピレーション・カセット(海賊版)に入っていた曲で、タイトルがなくずっと探し回っていた曲。この曲からB級オルガンJAZZを聞き出した。ジミーさんとはBlue Note Tokyoのバーカウンターでお話をさせてもらった。とても気さくなファンキーな爺さんだった。

27. Alligator Boogaloo : Louのアルトは限りなくファンキーでアシッドでModから好かれる理由が全部入っている。93年渋谷オンエアでのライブでこの曲やり始めたときの興奮は今も忘れられない。

28. The Koln Concert : Jazzで一番聞いているアルバム。何度聞いても飽きない。これが全部アドリブで一度限りの演奏とは思えない。かつ、キースのコンディションやピアノのそれも最悪だったとは!いい楽器がいい音楽を生み出すわけではなく、魂が生み出すのだ!

29. Sookie Sookie : これも前出のSlow Down Saggが入っていたコンピレーションに入っていた曲で5年くらい探し回ってやっと見つけた。確か吉祥寺のレコード屋で何気にこの曲が流れてきて慌てて店員に聞いて教えてもらった。ファンキー番長同士の暑いファンキー合戦。元気にならざるを得ない。

30. Down in the Tube Station at Midnight : 俺にとってはThe Jam 最高の一曲。俺にとってロンドンはお洒落な街ではなく、労働階級が苦労して生きている暗い街のイメージ。実際にロンドンに行った80年代初期はそんな感じだった。そんな時代世相を表したThe Jam らしい曲。アラン・シリトーっぽい歌詞はポール師匠らしい。 

31. People Have the Power : どんなにダメな時代でも人の力を信じたい。そんな時にかける曲。ここ数年、ターンテーブルにのる機会が増えた。Power to the Peopleと並ぶ民主主義アンセム!

32. Invitation To The Blues : Tomを最初に知った曲で、きっかけはニコラス・ローグの映画「Bad Timing(邦題:ジェラシー)」強烈な濁声で朗々と歌われるブルーズ。この映画にぴったりな曲であった。ダウナーな時に聞くとなぜか励まされる。

33. The Same Old Story : これも映画「Bad Timing」で使われたビリーのブルーズ。映画のテーマを象徴する曲で、どんな時代になろうとも男女(あるいは同性同士)の恋のストーリーは変わらない、という歌。エンディングにか方のがとても印象的。蝋燭だけでこの曲を聞くと心が和らぐ。

34. Mother : 俺が最高のロックアルバムと信じて疑わない「ジョンの魂」通称ジョン魂(たま)の一曲目で、鐘の音から入るこの曲は最高のロック。心の叫びを吐き出すとこうまでシンプルになる。

35. You'd Be So Nice To Come Home Too : アートは俺の憧れ。大荒れの人生、まさにStraight, No chaser な生き方に憧れた。ヤク中の彼の奏でる心優しい音色。Jazzが無性に欲しくなる時は彼のアルバムを聴きまくる。

36. Soul Man : アメックス時代にみきおとやった社会人バンドはThe JamのカバーバンドとBlues Brothersのカバーバンド。The Last Waltsとこの映画Blues Brothersからは偉大な音楽を数多く教わった。二人のブラック・ミュージックへのリスペクトは半端なく、その愛情はこの映画を見ればわかる。

37. Goldberg Variations : バッハの偉大さの証明。奇人グールドがこの曲に生涯こだわった曲。彼の魂からから湧き出る音色に背筋を正しながらもカームダウンさせてくれる。これもターンテーンブルにのる機会が多い一枚。

38. Mystery : MilesがラストアルバムでHipHopをやったことに敬意を表するし、彼らしい生き方、Jazzそのもの。Milesファンから無視されている節もあるが、Jazzは変化すること、人生もそうだ、と勇気づけてくれる曲。

39. My Foolish Heart : エバンズのアルバムはよくターンテーブルにのるけど、やはり最初に買ったこの一枚が多い。俺が生まれた半年後に記録されたライブなのだが古臭さを全く感じさせないモダンな音。心を平静に保とうとする時に聞く曲。

40. Looking for a Good Friend : David Blueのこのアルバムも長年探して入手した。シンプルでジミーな曲なのだがなぜか元気付けられる不思議な一曲。

41. The Song is You : パーカーを知ったのはジム・ジャームッシュの映画「Permanent Vacation」から。と言っても映画中でかかっていたのはEarl Bosticの曲だと知ったのは後からで、ずっとチャーリー・パーカーだと思ってた。で、この曲なんだろうと探しているうちにこの曲に出会ったというわけ。当時はインターネットなかったからなー(商用化されてなかった)。笑しかし40年代からぶいぶいクールにやってたパーカーはすごい革命児だよな。

42. My Little Town : 解散後数年後に発表されたコラボレーションの一枚は衝撃的だった。 S&Gのベストな一曲とも言える。60枚にあげたAmericaとも通ずる虚無感を朗々と歌い上げ、何故か希望の光が見える曲だ。そうれぞれのソロアルバムに収録されたのだが、やはりポールのこの一枚「Still Crazy After All These Years」での座りがいい。ちなみにこのアルバムは世の中のポップスで最高にクールな一枚だと思う。何一曲かかせないし、順番も変えられない。

43. Traveling Boy : Artのソロ第一弾は完璧な、ボーカリスト・アルバム。豪華な布陣、素晴らしい曲、アレンジ、完璧主義者のアートらしい作品。その一曲目はEvergreenなこの曲。ここからグイグイ引き込まれていく。彼のアルバムは全部買うことになるのだけど、やはりこの処女作は最高だ。

44. Sue : ボウイの突然の死のわずか数日前に出された新譜にはぶっ飛んだ。そしてそれが癌に犯され最後のアルバムと分かって作っていた作品だと知り、さらに驚愕した。生涯をかけて変化し続けたボウイが最後まで変化を恐れず挑戦した作品。見習いたい。

45. The Kids Are Alright : The Whoは初期(2枚目くらいまで)しか聴かない。いわゆるModsぽっかった時代のやつだけ。でもその二枚、特に初期はサイコーにクールだ。My Generationも良いけど、メロディアスな曲調をタイトなビートに乗せて奏でる曲が好きなのでこの曲を。

46. Real Around the Fountain : 最初にロンドンに行った時(1982年)にはすでに人気が出ていたが、その時はさほど興味を持てず、しばらくしてなんかのきっかけでこの曲をラジオで聞いてからハマった。俺の場合、アーティストの最初のアルバムが好きになる傾向が強いのだが、この一枚もそう。

47. I Fought the Law : ジョーとはロンドンに1990年くらいに行った際にギャズ・メイオールのクラブでばったりと。白いリーバイスをしっかりと履いていた。隣まで行ったけど声をかける勇気はなかった。笑 彼の生き様、信念に従いしなやかに生きていく、は俺のベンチマークで。

48. You've Got a Friend : その場にいたかったライブ版の最右翼。ダニーと客とが奏でる素晴らしいグルーブ。最高のライブ・アルバム。グルーブに浸りたい時にはこれをターンテーブルにのせている。

49. ピースとハイライト:サザンはそれほどのファンでは無いが、この曲は痛烈な批判精神とメロディーが程よく絡み合い、日本のPOPSでは稀有な曲と言える。桑田佳祐の批判精神は音楽寅さんでも遺憾なく発揮されており、特にビートルズの空耳「アベーロード」はその演奏の完璧コピーに政治風刺を聞かせまくった空耳歌詞は最高だった。単なる批判ではなくジョークを絡ませる彼のスタンスは無茶苦茶クールである。

50. Waterloo Sunset : Kinksも俺にとって重要なバンド。昔ロンドンでWaterloo橋をこれを聴きながら渡った思い出は忘れない。キンキー(変なやつ)であり続けることの重要性。

51. My Funny Valentine : 当時荻窪にあった焼き鳥屋赤とんぼで梶田さんと飲んでいたときにマスターがラジカセでかけてくれた。タイトルに「唄うチェットベーカー」とあった。その後映画「Let's get lost」などでその破滅的な彼の人生を知るにつれこの曲の魅力がました。数年前に公開されたイーサン・ホーク主演「Born to be Blue」もその破滅さが生み出す彼の悲劇と栄光をうまく描いていた。

52. ( I Don't Want To Go To) Chelsea : MTVで飛び込んできた、ともかくエッジのたったビデオとナイフのような音に一発でやられた。ただ単に攻撃的なパンクと違い、傷をえぐるような音と歌詞。コステロの7インチも集めまくった。

53. Roxanne : 群馬で浪人中に見たMTVのビデオが今も脳裏に焼きついている。今までにないバンド!まさかこんなに人気が出るとは思わなかったが、俺が聞いたのは2枚目まで。

54. Sowing The Seeds Of Love : TFFの渾身の一曲、命かけすぎてこの曲で力尽きた感が。持っている全てを費やして妥協なく作った曲。 最初に聞いたときには、ともかく圧倒された。エネルギーが必要なときにヘッドフォンで大爆音で聞いている。

55. 問題児:コレクターズはかなり初期から聴きに行っていて、ギターも大王がやっている頃だった。新宿JAMはModsの聖地でもあり、日本のMods Bandをいくつも見たし、ミキオとやっていたStartもジャムでやったりした。日本でも稀代のソングライター加藤久は同世代でとても共感できる。コレクターズ念願の武道館ライブにも行ったが、特別なことをせずにファンと一緒にライブを楽しむ姿勢が素晴らしかった。最後のHeat Waveはグッときたなー。問題児が入っているアルバムは全曲思い入れのある曲。今は無き新宿JAMを思い出しながらたまに聞いている。

56. Say It : コルトレーンらしくないアルバム「バラード」は名曲揃いだけど、A面の一色目のこの曲は格別。A面の一曲目、というのはもはや死後かもしれないが、買ってきたアルバムを期待感とともに聞く最初の曲でそのアルバムがある程度わかっちゃう気がする。部屋の明かりをロウソクだけにして聞いたりするアルバム。アメックスの先輩である梶田さんに教わったと思う。

57. We're A Winner : カーティスが在籍していたバンド The Impressionsは多くの名曲があるが、この曲は俺の中でのベスト。実はDr.Robertがカバーしているのを聞いて知った。弱者のための勝利の歌!

58. My Ever Changing Moods:ポール師匠との出会いはこの曲。これもミキオから教えてもらった。元気と勇気をもらえる曲。メロディアスな曲にしっかりとしたメッセージを載せる師匠のスタンスに惚れ込み、ここからポール師匠の深い沼に入り込み出した。The JamとTSCの全てのオリジナルUK7インチ・シングルのコレクションにいくら注ぎ込んだことやら。未だに新譜をしっかり出してツアーするアティチュードをレスペクトしている。

59. Symphony No.9(ベートーヴェン) : 実は中学校で合唱部に属していた。そんな流れで高校時代には若楠国体(佐賀国体)に合唱団として出たり、佐賀市民合唱団として第九を九州フィルをバックに歌う機会に恵まれた。もちろんドイツ語で。今でもメインのバースはだいたい覚えている。第三楽章から合唱団は入るのだけど、静かな第三楽章から第四楽章の激しい曲調に変わり、歓喜の唄のバリトンの第一声の凄さに身震いした。オーケストラ+ソロイスト+合唱団+観客の共創は忘れられない。 

60. Redemption Song : マーリーに白鳥の歌(ラストアルバムの最後の曲)。バンドバージョンでなくこちらの弾き語りが好き。弱まった時に最強のパワーを与えてくれる曲。人間はいつまで愚行を起こし続けるのだろう?

+1. Brand New Start : 今までの人生は、山あり谷ありで途中大変なこともあり、迷惑を欠けたこともあるが、いろいろな方とのご縁もあり、無事生きてこれた。還暦は出生時に還るという意味もあるそうだ。ということでポール師匠のこの曲で締めたい。みなさま、本当にありがとう。そしてこれからもよろしく。


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