見出し画像

[無限跳躍]一週間ゲームジャム参加振り返り

作成したゲーム

無限跳躍
ブラウザから無料で遊べるので、よければ遊んでみてください。

注目したゲーム

密密(ひそひそ)-ステルスタイピングゲーム-
おしゃれなタイトル
個人的にはこのゲームがすごかなったなあと思います。まずタイトルがお題に合ってるのと同時に、ひそひそしゃべるというゲーム内容とも合致していて、タイトルからしておしゃれだと感じました。

斬新で没入感あるゲームシステム
ゲーム内容もよくできたアイディアだなと思いました。普通、タイピングゲームはなるべく早く打つのがゲーム性なりがちですが、このゲームではゆっくりタイピングしないといけない場面がでてきます。バレないように"ひそひそ"と喋っているシチュエーションでゆっくりとタイピングするのが、まさに"ひそひそ"と話をしている感覚とマッチして没入感がありました。UI も今どれぐらいの声量で喋っているかわかりやすく表示され、速くタイピングすしすぎると、ビクッとなるような演出があり、つい大きな声を出してしまった現実のあるあるシチュエーションとよくマッチしていて非常に関心しました。

ユーモラスな会話劇
タイピングする内容は、たんに単語がでてくるのではなくて、会話劇になっていて、ステージ毎のシナリオがあり、またその内容がクスっとくるような仕組みになっていて、プレイしていて引き込まれました。


全体的にクオリティが高い
グラフィックや音楽が上手に世界観を表していて、ユーモラスなシナリオをより引き立たせているように感じました。評価期間終了後の堂々の1位には納得の作品だと思います。

無限跳躍のゲームデザイン

自作したゲームの話に戻ります。ゲームデザインの話は unity1week online共有会 #1 で行おうと思いますので、よければご参加ください。共有会終了後に資料の方をこちらに載せます。

無限跳躍 - unity1week online 共有会#1 -

youtube 配信アーカイブ

無限跳躍の実装は Corgi Engine

Corgi Engine をつかっています。グラフィックも Corgi Engine に付属のものをつかっているので、自分で書いた絵はないです。音楽、エフェクトもアセットを利用しています。毎回すべて自作してる方々はすごいと思います。

プレイヤーの跳躍と壁張り付き

プレイヤーの動きの実装をすこし解説します。まずキャラクターのオブジェクトにはシステムのコアとして CorgiController というコンポーネントを Add します。この  CorgiCongroller が統合的な当たり判定や現在の状態を管理します。その CorgiController の周りにプラグイン的に CharacterAbility というコンポーネントを追加していくことで、プレイヤーのできるアクションの幅が広がります。CharacterAbility には最初からさまざまなものが用意されており、今回の跳躍や壁張り付きも CharacterAbility として最初からアセットに用意されていたものです。自作であたらしいアクションやシステムを実装したい場合は CharacterAbility のコンポーネントを自作することでうまく Corgi Engine のレールに乗れると思います。

苦労した点

コアな当たり判定を担う CorgiContorller では、キャラクターが空中にいて、次のフレームで壁にあたるとわかった場合、その場で x軸方向の移動をゼロにする仕組みになっていました。これは当たり判定の関係上、空中で壁から弾かれるのを防ぐためのようです。しかしそのおかげで壁に向かって空中ダッシュしても壁の手前でキャラクターが不自然に止まってしまいます。壁に当たらないと、壁掴まりが発動しないので困ってしまいました。それでは操作感が非常に悪く、プレイヤーが思っている動きではなくなるからです。その部分のコードがどこにあるか突き止めるのに苦労しました。CharacterAbility 側にあるのか、CorgiController 側にあるのか、インスペクターの設定値が悪いのか、当たり判定の幅がうまくないのかなど、様々な部分を調査しました。
結果、 CorgiController に以下のコードをみつけたので無効化するような変更を加えました。

// if we're in the air, we prevent the character from being pushed back
if (!State.IsGrounded && (Speed.y != 0))
{
 _newPosition.x = 0;
}

Corgi Engine をカスタムしながら使いたい場合は、ある程度中身を理解していないといけないですね。

ゲーム実況

今回も何名かの方にゲーム実況していただいて非常にありがたかったです。自分のゲームを他の人がプレイしている所を見るのは非常に有益なフィードバックになるので、大変参考になりました。また他の視聴者さんへの宣伝にもなるので、目につくという点でも助かりました。丁寧に遊んでいただいてありがとうございました。

まとめ

今回もなんとか一週間で完成でき、たくさんの人に遊んでいただき、評価とコメントもたくさんしてもらってありがとうございました。また次回作も作りますので、気が向いたら是非遊んでもらいたいです。非常に楽しい GW をすごせました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?