見出し画像

メタバースの世界には「言語の壁」はない ~ 個人クリエイターに追い風!

「万能翻訳」プロジェクトとは?

メタバースにフルコミットして、巨額な投資を進める「Meta」(旧Facebook)。現在進行中のプロジェクトが公開されました。

複数のプロジェクトの中でも、気になったのが「万能翻訳」プロジェクト。
このプロジェクトの内容は、以下の通り。

現在進行中なのは主に2つで、1つはいわゆるマイナーな言語への取り組み。話している人自体が少ないのでトレーニングデータも少なく、なかなかAIも勉強が進まないマイナー言語にも、きっちり取り組み、全方位的な翻訳を目指すとのこと。もう1つは、AIとAR/VRグラスのコラボ技でリアルタイムでの翻訳会話を行うこと。

メタバースでは、世界中の人々が使う言葉や文化を超えて交流できなければならないとの考えにより、マイナー言語も含めて、全方位的な翻訳(世界中の言語対応)を目指すとのこと。しかも、リアルタイムでの翻訳会話も

つまり、メタバース空間では、世界中の人と会話できる!のです。

また、万能翻訳のテクノジーは、オープンソースのAIモデルです。なので、メタバースに参入する多くのサービス事業者が、このAIモデルを使って、言語の壁がない前提でサービスを開発する流れは生まれそうです。

言語の壁が溶ければ「世界をマーケットに」

これからの日本は、人口は減っていくし、高齢者の比率は上がっていくしで、消費に旺盛な人口(パイ)は減っていきます

マーケット自体が小さくなってくる中で「日本で頑張るんだ!」という考えもあるけれど、自身の可能性を世界に広げてみる選択肢はあると思うのです。

特に尖った作品や商品であったり、特定の嗜好に響く作品や商品であるなら、なおさら、マーケット自体が大きい場所に広げることで、熱狂的なファンと出会う機会に恵まれる可能性もあるのです。

世界に広げる時の日本人のボトルネックは「言語の壁」とも言われています。(日本からグローバルサービスが生まれないのは、英語圏じゃないから、という声も)。でも、自動翻訳により、言語の壁が溶けていけば、この問題は解消されていきます。

作品の纏う文脈が購入を後押しする

ここ数年、クラウドファンディングや、モノを直接消費者に届けるD2Cブランドが世界的に市場が拡大しているように、作品や商品自体の思いや背景、過程(プロセス)をシェアすることで、支持が集まる流れもできています。

アート好きな僕の実体験としても、作品自体が「いいなぁ」と思った上で、作品の背景や描き手の思いを知ることで、「ちょっと高いけど…欲しい!」となることがあります。(作品の纏う文脈が、購入の後押しをしているんだと思う)

メタバースが普及し、人が集まれば、そこは一つの販路になります。しかも、そこは言語の壁がない世界です。

個人クリエイターであれば、グローバルニッチ(世界マーケットだけど市場はニッチ)で、生計が成り立つ可能性もあると思うのです。

「世界を相手に」が実現するメタバースは、とても楽しみです!

<追記>
クリエイターエコノミーの記事は、こちらのnoteにもあります!
もし、気になりましたら、どうぞ!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?